Dieter Rams and Jonathan Ive

Deiter Rams ディーター・ラムスとは往年のBraun社の秀逸な電気製品全般をデザインした人です。そしてMWL STOREで使用中の壁面什器のVITSOE/ヴィツゥの機能設計とデザインをしたデザイナーです、1960年、半世紀も以前に。MWL STORE の壁面什器がVITSOEでなければならなかったゆえんです。引き算の人。

ラムスの言葉の中に直接言及はありませんが、デザイン、特に商業デザインに於けるリベラルアーツの大切さを示唆しているように思います。ブラウンの時代にはあまりにも先進的であったデザインは、50年 近く経過して、アイヴやスティーブの力や閃きを借りて「アップル」というある意味人類史上に於ける「現象」としてリベラルアーツを付加し、花開いたのかも知れません、私の持論ではありますが、、、ですから最近の大学に於けるリベラルアーツを重視する傾向は、結果を出すまでの基礎研究教養として必要で不可欠なものであると言えます。先人の閃きの人、が作った基礎研究を今の時代のテクノロジーを得て「大衆」のものとする、それこそが今求められているものだと思います。

ディーター・ラムスのデザインはAppleのデザインに大きな影響を与えています、アップル社デザイン総責任者のジョナサン・アイヴに。
ここで言うデザインとは見えるデザインというだけでなく、機能と中身、ライフスタイルを含めたデザインを指します。

ディーター・ラムス10の言葉。
1. Good design should be innovative.
2. Good design should make a product useful.
3. Good design is aesthetic design.
4. Good design will make a product understandable.
5. Good design is unobtrusive.
6. Good design is honest.
7. Good design is long-lived.
8. Good design is thorough down to the last detail.
9. Good design is environmentally friendly.
Last but not least,
10. Good design is as little design as possible.

デザイナー(企業の)はアーチストではない、ある種ビジネスマンのようなものだ、しばしばそれを混同することがある。
しかし、ほんのひとにぎりの企業でそれが存在する、アーチストで、ビジネスマンであることが。
今現存するアメリカの企業でね。
それがアップルだ。(要約)