ビュフェとアナベル

この人ほど「ファッション」と直結する画家を私は知らない。
弱冠二十歳にしてフランス画壇に彗星のように現れて、線を強調する独自の画風を完成させていった、ビュフェ。
一方、カフェ隆盛な頃のサンジェルマン・デ・プレにおいて
そのエキゾチックな美貌でパリの華となっていった、アナベル。

互いを深く尊敬し、その才能を認め合い
以来、41年という歳月を冷めやらぬ情熱で
重要な他者 として共に生きた、二人
生きた人生そのものが ファッションだった。

なんと、人生においてファッションが重要なのでしょう。
洋服や、ただ着飾るということでなく、そのアティチュード
立ち向かう姿勢、とでもファッションを解釈しましょうか。
表面でなく、そこから窺える、その表面から見える内面
それがファッション。

フランス人からそれを学ぶことがとても多い
例えばコルビュジェ(実際はスイス人)
ほとんどをパリで活躍しました。
時代を作った文化人ほど おしゃれが極まっていて
その影響力を今も受け続けています。
みんな、一義的な「ファッション」という解釈ではございませんね。

ビュフェ美術館、必ず行くべきです、世界最大の2000点に及ぶ収蔵作品に 圧倒されてしまいます、「圧倒」を、見るべきです。
これは日本の知的財産であります、フランスと日本との友好の架け橋として とても重要な美術館、感じるものはたくさんあるはずでございます。

ベルナール・ビュフェ美術館
富士の裾野にございます、もともと横にある「クレマチスの丘」が好きでして、イギリスにおいて薔薇をキング、クレマチスをクィーンと申します、種としての多様性がございます、そして強い。
今の時期は一番花のない時期ではありますが、桜の終わった頃から
この丘は別人になります。
クレマチス、これ以上に美しい花の種を未だ知りません。

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アナベルの言葉より

愛するもの同士の関係は、貴重で生き生きとしていますが、その中で最もむずかしいのが対等という関係です。
習慣よりもまずいのは譲歩です。
小さな意見のぶつかり合いを避け続けていたら、いずれ相手を非難することになってしまいます。
私なら、あとで恨みごとを言うより、言ってしまって後悔する方を選びます。

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「人は愛する女性の中に、いつだって何かを発見するものだ」
ーベルナール・ビュフェー

「彼によって、彼と共に、そして彼のために、私は自分を位置づけることができたのです」  ーアナベルー

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有限会社フォイル 発行:ビュフェとアナベル 監修:ベルナール・ビュフェ美術館
より引用