グラス・ドキュメンタリー

ミッドセンチュリーの時代にアカデミー賞のオスカーをとったドキュメンタリー、そのガラス造りの技術もさることながら、私が食いついたのはそのファッションとヘアスタイル、音楽、カメラアングルです。スーツ着てガラス吹いています、この時代の優れた映像監督達の作品ではあるものの10分という尺の中で完成させた映像美があります。
映画もファッションも戦後以降で、この時代が一番お洒落だったように思う、多分、戦時中の抑圧からの解放が意味するところは大きいと思われます。
なんともまあすごいものでありますね。

柳ショップ

3週間ほど前に柳ショップに行ってまいりました。四ツ谷駅から歩いて5分ぐらいでしょうか、古く、小さい、その当時のままの小ささが好きで、でもそこにあるのは柳先生の作品ばかりで、今買えるものと買えないもの、常に入荷待ちのものとか色々あって、面白い。柳宗理先生は偉大な父を持って生を受けた方でありながら、その父の功績をそのままに受け継ぐこともなく、かと言って父のやっていたことからの逸脱でも、叛逆でもなく、いつの間にか父の思想を現代のものとして繋いだ、ただ一人の人だと言えます。あまりに偉大すぎる父を持つ難しさから、いろんな葛藤があったのでしょうが、父の精神を新しい時代に当時のニュージェネレーションとして表現し、世の役に立つ、暮らしの役に立つ、まだモノがあまりなかった日本に、適価で優れたデザインでアート性を持つ、製品(作品でなく)を展開されました。その製品の全てには、「静寂」「モダニズム」という二つの言葉が佇んでいます。
時々、この私にとってはモダニズム東京の聖地に、足を運び佇みたくなり、自分が今やっていることを思い起こし、心の柳宗理先生と会話するのです。たいやきのわかばに近いってのもありますが。。。
小さな店である必然性、選ぶものに思想を持つ、原点ですかね、「息子の柳宗理」の視点が。しかしまだまだ、、、程遠い。