湯町窯のマグカップ

黄釉(おうゆう)のマグカップ入荷しています。そのなんとも言えぬ温かみはこれからの季節にはふさわしいものです。握りやすいリーチ直伝の取っ手は毎日呑むマグに愛着を与える、存在を気にしなかった日常の道具に愛着が湧く、それこそが作り手の思いなのではないでしょうか。

鎬(しのぎ)文の手法によるマグカップ、鎬文(しのぎもん)とはヘラなどの工具で削ってできる稜線文様のことです。稜線(りょうせん)とは山でいえば山頂部のとがった部分を指します。つまり鎬の技法とは作品を削って鎬文(稜線)をつける装飾方法です。

鎬の技法
鎬文の要件としてはできるだけ均等な幅で削ること、そして稜線をしっかり出すことです。つまり稜線を際立たせるには、せまい間隔で均等に削ることが重要になってきます。美しく一発で納めるためには熟練が必要であり、毎日何百個も何十年もの間の作陶がそれを一発で作らせる技術に変わる。
そうして出来たものに愛おしさを感じないはずはないのです。

PHOTOS:MWL STORE
作り手の思いをつなぐ陶磁器を一個一個丁寧に口伝でお届けしています。 横浜・石川町のMWL STORE