投稿日: 12月 13, 2018

信楽焼(しがらきやき)

カテゴリー: お取り扱い商品

シンプルで美しい佇まいの美術品のように地肌の美しい「信楽焼き」が入荷しております。お正月のおせちからの取り皿に最適です。古くからの信楽焼の特徴にモダンな表情が表面の形や素材感に付加されています、今の時代に相応しい数少ない作品として目利きいたしました。あるようでなかなかお目にかかれないのです、ここまでバランスのとれたものは、モダンな食卓に合う古典と申しておきましょう、長く愛着の持てる一枚でございますね。
陶器と磁器の間に位置付けられて使い易くて、磁器のような冷たさでもなく陶器のようにほっこりしすぎていない、侘び寂びがあります。信楽(しがらき)の室町・桃山時代からの伝統です。
一年を通じて良いなと思い出会うものは多いのですが、選ぶものは少ないです。

信楽焼
信楽焼(滋賀県甲賀市) の特徴は、素朴さを活かして、日本的な風情を表現するとことに有ります。このため無釉の焼締めが得意で、土の中にある鉄分が赤く発色する火色、自然釉、松灰に長石をほんの少しを加えたビードロ釉薬などが特色です。焼締めは陶磁器の分類上では拓器(せっき・半磁器、焼締めと呼ばれ、陶器と磁器の中間の要素を持つ)であり、古墳時代の須恵器(焼締め)を基に発展してきた技術です。一般的に陶器は素地に吸水性があるので日常生活での用途が限定されるため、釉薬をかけることが一般的です。焼き締めも広義には陶器の一種ですが、高温で焼成する為、硬質で吸水性が少なく仕上がるため施釉しません。このことから、自ずと土その物の特徴を生かした素朴で味わい深い出来上がりとなります。(このお皿と鉢には底部に釉薬が施されております、縁の部分は焼き締めのままです。)上は信楽六寸織部皿(約18cm)、下、信楽六寸白皿 食卓で最も使い易い寸法。それぞれ ¥3,200-

底の釉薬の部分と焼き締めの部分の違いの表情が作品的な特徴となっています。下は信楽五寸(約15cm)鉢織部、信楽五寸鉢白 それぞれ ¥ 2,400-

美しいものが美しい
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