一条とらやギャラリー

商談前に昼をすませようと、御所前のルーツ オブ とらやへ。赤飯です、お出汁が美味しい。

小さな頃からお赤飯が大好きで、お赤飯だけでいいのです。事ある毎に母が作っていたのがそうなったのでしょうね。母の伝承力はすごいな。うるち米の種類、小豆の種類、炊き方、お出汁、ちょっと添えたもの、お番茶、只者じゃございません。一条のルーツオブ虎屋。
どうしても食べてしまう。虎屋さんがいいのは、器を作品としてだけでなく、ライフスタイルとして今の時代にあったもてなしの構成をされているところですね。ただ古いだけでも、すごい作家風という事でなく、スタイルという事、そして歴史を感じさせる。内装などの考え方と同じです。こういうのを見ていると、われわれファッションは本質的に変わらないと未来がないなぁと思ったりもします。うわべだけでは無理。
京都で培ったものが首都で華開く、鳩居堂さんなども同じですね。

最近竣工した赤坂のとらやさんの本店は、一条の店を設計された内藤 廣さんですね、同じ方です。その建築家として同じ方を選ばれた目線の目が素晴らしい、会社からすぐ近くにある赤坂のとらやさんですがまだ行けてません、一条通いが甚だしく。。。トラッドマインドってのはそんな事なのです。学ばないとね。とらやさんがその出自である一条店をとても大事にされているのがその反面にわかります。

潤一郎 の文章という言葉はやはりすごいな、天才ですな言葉の。まさにその通りでございます。

プラスチックは当時最新の素材で、高級感があると考えられた。とらやさんにもそんな時代があったのだと、、、正に昭和の人間でなければそのなんとなくの理解はわからんだろうと思うのです。高度な成長が全てを取り込んでいた時代といいますか、面白いのと、やっぱりそういう視点がとらやさんかなと、進取の精神ですね、まずやってみなはれみたいな。やってみなはれ!
蔵です。とても大事にされているフィロソフィーの建物。
御所の西の閑静な住宅街にもひっそりと佇む、老舗の力。美しい建築。大事に伝承するとは、が見れます。行ってみなはれ!

撮影可能な部分のみを引用。