Tea For Peace 出展アイテム MWL STORE ⑭

清水 小北條(こほくじょう)

伝統ある常滑の地において、その急須工芸の作陶の歴史を継いで行くことは大変な決意のいることであります。ただその地や家柄に生まれたということだけでなく、背負うものがある。その人にセンスという感覚が備わっていれば、そうでもないだろうと、いろんな工芸の全国の作家さんを見ていてそう思う。技術的なことは基本と言える、それが経験なのだ、というだろう、しかしセンスという感性やクリエイティビティというものはどんだけやっても、なかなか育ってくれないのも事実であります。服の世界と同じ、ものづくりというのは感性・感覚だと私はそう思う。積み上げなきゃ出来ない部分、それはもちろんあるだろう、しかし、そのセンスの部分がまたその半分ぐらいを占めているから、だから、この世界は面白いのじゃないのかなと、思っています。ただ作るだけではしんどい、創るがあるから楽しいのだと思う。そして自分一人でそれを世に問うのはとても難しい、そういう時に、昔から世に出し、背中を押してくれる存在というのが大事なわけで、そこは産地の作り手の周辺にいる方達や消費地などの人たちの理解や熱い思いにも役割があって、産地が、人が、土が、炎が継承されていくのだろうと思います。すべてがたまたま出会った出会いと、人柄と、気づきの世界じゃないのかなと私は思う。そしてさらに最終的にそれを買っていただく、お客さま、の存在もまたとても大事なことは言うまでもありません。作家が創ったものが人の手によって、つながれて、つながれてここまできて、そしてまた出会うのです。陶王子の旅ってのはそんなことなのかなぁと思っています。

焼き締め 急須 ¥8,000ー センスのいい作品を創り続ける、清水 小北條。
焼き締め 平急須 ¥8,000ー 
焼き締め インロウ蓋 後手急須 ¥11,000-
焼き締め 象嵌 インロウ蓋 後手急須 ¥14,000- そのすべての工程が指先の芸術、「美しい」それに象嵌を載せて表現しているのだから、手でやっていますからね、なんという価格なのだろうと思う。とてもセンスの良い方と私は思う、出会わせてくれた人たちにほんとうに感謝しています。そして私もまたそれをたくさんの人に出会い、感じていただきたいと願っているのです。