Posted on 9月 23, 2019

信楽焼(しがらきやき)

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信楽焼(滋賀県甲賀市)の特徴は素朴さを生かして、日本的な風情を表現することにあります。このため無釉の焼締めが得意で、土の中にある鉄分が赤く発色する緋色、火色(スカーレット)自然釉、松灰に長石をほんの少しを加えたビードロ釉薬などが特色です。焼締めは陶磁器の分類上では拓器(せっき・半磁器、焼締めと呼ばれ、陶器と磁器の中間の要素を持ちます)であり、古墳時代の須恵器(焼締め)を基に発展してきた技術です。一般的に陶器は素地に吸水性があるので日常生活での用途が限定されるため、釉薬をかけることが一般的です(陶王子の旅でも語られています)。焼締めも広義には陶器の一種ですが、高温で焼成させる為、硬質で吸水性が少なく仕上がるため施釉しません。常滑などで見られる急須がそれにあたります。このことから、自ずと土その物の特徴を生かした素朴で味わい深い出来上がりとなるのです。

信楽六寸織部皿(約18cm) ¥3,200-
私の大好きな織部、織部は追いかけますこれから、産地そのものを。
信楽六寸白皿(約18cm)¥3,200-
信楽五寸鉢・白 (約15cm) ¥3,200-

10月からの今年後半の朝ドラ「スカーレット」は信楽を舞台にした焼き物作りに生きる人たちのドラマです。作品の説明でもしましたが、スカーレットは燃える炎の赤の色、窯の中にある炎の色のことです。信楽にスポットがあたり、間違いなく訪ねる人も多くなりますね。焼き物がフィーチャーされる、嬉しい限りです。

NHK 10月からの朝の連ドラ「スカーレット」より
私がなぜこの信楽焼きの半磁器をずっと取り扱ってきたか、それはひとえにその考え方にあります、陶器と磁器の間にあって両方の良いところを形にしたモノだからです。特にこの作品は素朴さとモダンさが共存していて、和にも洋にも似合い、お料理が際立ち、たった一枚で存在感を示す、稀有な作品性があるからに他なりません。日本にはまだまだ、至る処にいいものが存在しています。日本探しの旅。