投稿日: 4月 29, 2017

傳(つたえ)の日傘

カテゴリー: お取り扱い商品

 傳(つたえ)の日傘が入荷しました。
ツタエノヒガサは東京で日本の良さを昔から今に伝える事をテーマに服作りをされているブランド「傳(つたえ)」さまの日傘のレーベルです。
傳(つたえ)とは、伝えるという言葉の旧字にあたります、愛すべき日本の伝統技術と向き合うことによって、過去から現在に伝えることを目的としています。トータルプロデュースと生地デザインを東京の洋服ブランド「傳」が行っています。
そのため伝統的な日傘をデザインで今の時代のモダンな表情にしています。生地染めは大正時代からの伝統的浴衣染色技法としての浜松の「注染そめ」を用いています。本体傘の製作には東京下町の傘職人がひとつひとつの手作りで作っています。全ての工程を伝統的な技術で、日本人の手作りで作られた、夏の陽射しを遮る日本的嗜好品です。この日傘の素材は洋服のためにデザインされた特別な布地や生地を注染そめにより生産しています。そして丁寧な傘の骨づくり職人の手技を加えます。洋服にも和装にも合う「ツタエ」のプリントデザインはとてもモダンで魅力的です。日傘は日本人女性の夏のお洒落のバロメータ、存在感や素材感、所有感を感じることのできる、数少ない製品で、お出かけを楽しくしてくれます。女性用に小ぶりで軽く作られています。MWL STOREが選んだ女性のための日本の「夏の逸品」です。この機会に是非。
キツネノタスキは一本ざし、ウサギノタスキは3段の折たたみの名称で全部で11種類の模様違い、それぞれ一本のみとなります。注染そめですので外から見ても、中からの自分が見ても美しい模様で楽しめます、国産日傘ならではのところですね。
実は紫外線が最も強いのが5月6月です、今年は素敵なお気に入りを一本、もちろん母の日にも最適です。
キツネノタスキ(一本さし)¥16,200(税込)
ウサギノタスキ(3段折りたたみ式)¥17,280(税込)
UVカット率 90% 以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PHOTOS:上・傳、下・MWL STORE

投稿日: 4月 25, 2017

新茶の便り

カテゴリー: おいしい, お取り扱い商品

季節は進みます。
いよいよ新茶の季節が始まるという便りが、「出雲、伊勢、月ヶ瀬」の各産地から聞こえてまいります。私たちにとって初めての新茶の季節になります。
おおよそ5月中旬から月末にかけて、各産地からの新茶が店頭に並ぶ予定でございます。お茶の魅力とは、お茶は美しいものであって飲むと癒される、不思議なくつろぎの効果があります。だれが、いつ、どこで、どのように作っているのかというストーリーがとても大事なのです。

PHOTO:西製茶所

投稿日: 4月 23, 2017

ウルクストのバッグ

カテゴリー: お取り扱い商品

MWL STORE で年間を通じて定番でお取り扱いさせていただいていますウルクストのバッグに新しい大きさが登場です、今週入荷しました。17SSの新作でSサイズになります、このサイズで欲しいというお声が多く寄せられていました。早速動きがあります。
リネンの良さが全て出ているバッグ、サイズが小さくなり、使い勝手や持った時の体とのトータルバランスデザイン性も高まっています。
リネンの肌あたりも気持ちよく、革の質感も良く、これからの季節にさらに人気のバッグになる事でしょう。
革の色や、長さなど選んでオーダーいただけます。詳しくは店頭にてご確認くださいませ。¥16,632-税込

内ポケットにジッパーがあることも好評価、やはり中の縫製の始末も綺麗に、しっかりとした手作りの証。

投稿日: 4月 08, 2017

ストライプ・ドット・ストライプ

カテゴリー: お取り扱い商品

デザインモリコネクション 森正洋デザインのミニカップ 作陶:白山陶器
2004年森先生がまだご存命の頃に長いインタビューを何度かに渡って行っています。
今になって思うのは、この1960年代にデザインされたミニカップ、そして2002年にこのデザインに、どうしてこのデザインなのですか?ということを聞き逃したなーと今になっても思います。
ホリゾンタルストライプ・ドット・ロンドンストライプ、当時はいつでも会いに行って聞けるからいいか、、、と思っていたりしていました。
これで日本酒がいいんだよなー、デキャンタは硝子でね。
先達の優れたデザインで洒落てみたいのです、この場合硝子はもちろん安土草多を合わせます。
一見遠いものから選んで、想定を超えた組み合わせをテーブルという宇宙に展開するのです。
美味しく酒をいただきたいから、一期を汲み交わす人を大事にもてなしたいココロ。

PHOTOS:MWL STORE

投稿日: 3月 28, 2017

ガラスと竹の花器

カテゴリー: お取り扱い商品

公長齋小菅のガラスに竹を巻いた花器、大と小がございます。
この手のものではこれが一番です、いろんなものをたくさん見て歩きましたが、デザイン、品質、価格において高いバランスにあります。何をいけたとしても一つの表情と佇まいを演出します。洋でも和でもお玄関でもお台所でもその美しさに心が和みます、だれが見たとしても。
生活にふだん花を添える。
花器はこれから花の美しい季節を迎えますから、厳選したのがいくつか入ってまいります。
特別な花器、特別な花でなく、日常を表現したく思います。

美しいものが美しい
石川町のMWL STOREです

投稿日: 3月 28, 2017

春が色々。

カテゴリー: お取り扱い商品

あらためて春の撮り直し。
今までと同じように見えますが実は和紙を変更しています、今回下に敷いた和紙は「能登仁行和紙」のとにぎょうわし、素材を活かした和紙づくりをされています。
これに挟まれているのはなんと「さくら貝」さくらの花びらのようにも蝶々にも見えますよね。貝ですよ貝、現物も見ましたがなんともまあかわいいのです、日本の美の原点とも言える、色といいこのかわいい大きさといい、それを山で採ってきた素材で和紙をすいて入れ込むという、なんというクリエイティブなんでしょうか。。。
以前伝統工芸青山スクエアの催しで出会いました、こんな美しいものが残っているのです。
一目惚れです。春になれば絶対にこれを使おうと、決めていました。感動は日本の各地にあります。
仁行和紙、覚えておいてくださいね。

本年分は4月7日で完売しました、また来年

投稿日: 3月 19, 2017

UMAMI

カテゴリー: お取り扱い商品

北龍・梅原タツオさんの急須。
世界の食の先端では日本の「うまみ」に気づき始めている人たちがいます。簡単に言えばお出汁の文化、日本人の好む、昆布や鰹節に似たアミノ酸的な味が由来する味のことですね、欧米の人はそれを日本の独特の味覚として好きと嫌いに大きく別れてしまうのが今までで、むしろ好きじゃないが多いようにも。「うまみ」という言葉、例えば英語にそれを直接的に訳す言葉はありませんでした。それが今やUMAMIというそのままの解釈で言葉になり、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンでひとり歩き始めています。顕著な例としてはUMAMI BURGERや日本式ラーメンの人気などがあります、もろろん寿司や日本食そのものの人気も、そこでは欧米の人が今まで日常の中であまり感じていなかった、「うまみ」に注目が集まっています。うまみがうまいと感じ始める人がたくさん出てきたということです。うまみとはお茶の成分でいうとテアニンというもので、それは60〜70度ぐらいの湯温としては比較的低温で出てくる味の成分、これこそが日本の味覚の感性というものです。茶の成育段階においても特別な方法を採ることによってそれを高めることが出来ていて上級な日本茶の成育の手法です。それが日本の緑茶の価値観を構成しています。
つまり、それに気づき始めた前出の欧米の先端都市の人々であるわけです。正確には肉のうまみやラーメン、寿司のうまみとは異なるお茶のうまみであるわけですが、お茶のうまみは植物性由来のうまみであるが故に繊細で奥深い「うまみ」がそこにあります。茶の中でも煎茶に多くある「うまみ」の世界。日常にあるとても繊細な煎茶のうまみ、やっと欧米の人たちが気づき始めたのです。それはお茶の作り手の人たちが日々丹精込めた土や環境、天から与えられしもの、日頃の手入れから生まれて、正しく製品にされて行く、日本独特の品質や生産者の方々の真面目さがあることを忘れてはなりません。
そして最終テーブルの上にある美味しいお茶を構成するのは、「水・葉・茶器」です。
そういう意味で、この梅原タツオさんの急須は美味しいお茶を淹れるためのスタンダードであり、不可欠な構成要因であるわけでございます。(SOLD OUT)

急須展は明日まで。
MWL STORE made with love

PHOTOS:MWL STORE

投稿日: 3月 15, 2017

一里塚本業窯の麦藁手

カテゴリー: お取り扱い商品

常滑などと共に六古窯の一つに数えられる瀬戸。
瀬戸もの・一里塚地区にあるため一里塚であって、瀬戸で代々作られてきたものを作っているので本業であり本業の窯という意味です。この模様は「麦藁手(むぎわらで)」茶碗などに縦に線条を何本も引いた模様のあるものを言います。内にも外にも線を引くというよりも片方の方が全体のバランスを見た時にデザインとしての完成度はいいと僕は思っています。LESS IS MORE 素朴が極まっています、しかしながら絵柄の線引き模様は難しく、まさしく熟練した経験が必要であり、その熟練具合により1日に何個を描けるかということになります。日常使いの瀬戸民藝の歴史が残る作品。そのため分業になっているところが多いようです、必然的にそうなるようにも思えてきます。ろくろはろくろで、絵付けは絵付けという風に、素材の土も赤っぽいものをよく見ます、やはり採れる産地の影響ですが、ここ一里塚はこのように白いです、しかも美しい白さ、肌白に乗る綺麗な色と線は歴史のある、ほっこり系の代表柄から、モードな表情すら漂わせているように僕は解釈しています。そして一里塚の特徴として、すべての工程を一人でこなしておられます、「水野雅之」さんです。分業でなく一人でこなす特徴は一人の意思が作品として入り込み完成されます、一人の人の心が入るということ、少なくともろくろの工程と、線引きの中心に線を集めるこの難しく、息を呑むような工程に。この器への魂が注入される、そのように思えてならないのです。素朴な「むぎわら」を思わせる伝統柄が時代を超えてモードになる瞬間を見ました。今現在を作陶されている作家さんを大事に紹介してまいりたい、そんなあれこれを思うと決して高い価格のものではない、むしろ価値が価格を超えている作品(製品)だと思うのです、数年で満足なものは作れませんからね、今時そんなものなかなかない、それこそが民衆の芸術たる伝統なのかなぁと、僕は解釈しています。
とにかくろくろの上手さは傑出されています。

この小さな湯呑み、くびれが手に持つとしっくりときて、美しい表情になっています。

青と赤を軸とした線を描く、若い二人がスタートする民藝使いには最適と思い、お取扱いさせていただきました。民藝の中でも伝統的でありながらも今を感じさせる模様といいますか、馬の目もそうですが一里塚さんはなんかそれを感じさせて下さいますね。和柄なんだけど北欧っぽい、絵付けの到達点なんでしょうか。自分が少年・少女であった頃のグラフィックスを想う、ような色であり素朴で純粋な絵柄を二人のスタートで使うってのは大事なんだよなぁ。。。

PHOTOS:MWL STORE