投稿日: 10月 22, 2016

奈良ホテル

カテゴリー: おいしい, お取り扱い商品

今年の夏の旅行で奈良ホテルに泊まりました。
その素晴らしさは幼い頃から伝え聞いてはいたものの、見ると体験するではかなり異なりました。
部屋に用意されていた煎茶、これがティーファーム井ノ倉さんへの思いを決定的なものにしました。
なんとも甘く芳醇で深く濃い、こんな煎茶があったのか、お茶への思いを改めて正された感じでしょうか。
これは、取り扱いたい、まだ知らない人たちに自分が感じた感動を自からが直接「口伝」でお伝えして行きたいと、、、決意。
もちろんティーファームさんの存在は知っていたものの、決定的になった瞬間でした。

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PHOTO:MWL STORE

 

投稿日: 10月 21, 2016

お茶の花。

カテゴリー: お取り扱い商品

昨日、出雲の西製茶所さまから納品がありました。
なんとその箱の一つに、丁寧に梱包されたお茶の花が。。。
なんだか、とても嬉しくなりました、そんなお気遣いをお持ちいただいて、私どもからの注文にお応えいただいていますことが。
お茶の花はご覧いただいていますように可憐です。この時期に咲き、シーズンの終わりを告げに来る。
たまたま、昨日お越しいただいていたお客さまからも、めずらしいねー今時、これが種なんだよね、土に植えると来年芽が出るよ、とも。
花器に挿し変えると、一層、可憐な表情が際立ちました。
虫の食べあと残る、花も実もある、秋冬(しゅうとう)のお茶の木、かな。
てんとう虫、とんぼ、あいがもと共に、野に咲く、西製茶所です。

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育陶園・カマニーと。

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一里塚本業窯、麦藁手と。

PHOTO:MWL STORE

 

 

投稿日: 10月 16, 2016

「ティーファーム井ノ倉」のお茶。

カテゴリー: お取り扱い商品

奈良・月ヶ瀬の「ティーファーム井ノ倉」さまのお茶をお取り扱いさせていただけることになりました。とても嬉しいことであります。そして、やはり現地をお訪ねして、お話をお聞きしてまいりました。
奈良・大和茶、中でも月ヶ瀬地区。訪問させていただき、思いましたのは、なんか、すでに天から選ばれているエリアだなと思ったことでした、色んなものがありのままに、美しくある自然、起伏に富んだ丘陵の頂にある茶畑や、伺ったその日の気候の感じ、年間の降雨量が絶対的である茶畑背景からしても月ヶ瀬周辺の気候は茶園にとって、天から選ばれた地と感じたのでした。
今回は京都から入りました、京都から宇治周辺を抜けて奈良、柳生十兵衛の里、そして月ヶ瀬の郷へと続く道は、否が応でも、少しでも茶を志そうとする人間にとって、期待が膨らみすぎる、茶街道なのであります。
そして辿り着いたのが「ティーファーム井ノ倉」
辿り着くという感じが正しい特別感がありました。
11代目当主・井ノ倉光博さんは忙しく、今年最後のお茶を生産されておられました。
7ヘクタールの茶畑、ブレンドしていません。つまりウィスキーで言うと、シングルモルトっていうところでしょうか、希少です。自ずから生産量も限られてきます。そして、エコファーマーです。
日本各地の優れた、天から選ばれた茶園をお訪ねするにつけ、お話をお聞きするにつけ、思うのは、365日24時間ということ、とくに茶葉が育っている季節の間は1秒という単位で時間が動いています、大げさではなく、1秒という単位がお茶の品質や味覚に影響している、それを感じて生産に向かいあっておられるということです。
また、このような素敵な出会いに巡り合うことができました。そして、私たちの使命は産地と生産者さまの思いのこもった素晴らしく、「おいしい製品」を、正しく、最終の受け取りてとしての横浜の地のエンドユーザーさまに、その素晴らしさをお伝えすること、それ一点にあります。
丁寧を心掛けてまいります。

エコファーマーとは  eco+farmer
持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(1999年制定)に基づいて認定された農業者。都道府県が定める指針に基づいて,持続性の高い農法とされる堆肥による土づくり,化学肥料・農薬低減技術を組み合わせて農業生産を行う農業生産者。

 

 

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PHOTO: MWL STORE、ティーファーム井ノ倉、ならじかん、より引用
TEA & TEA ARTS from MADE WITH LOVE STORE

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投稿日: 10月 07, 2016

木地処さとうの伝統こけし。

カテゴリー: お取り扱い商品

轆轤(ろくろ)を廻して作るこけし、作り手を工人(こうじん)と呼びます。東北の民芸品、伝統こけしには11の系統があります、佐藤さんのところは弥治郎系の流れ、宮城県白石市の弥治郎村というところが発祥、今は10人ほどしか作り手はおられない。さとうさんは福島県いわき市で製作されています。なんと言っても、時間がかかる、熟練と感性が一つに凝縮される、必ず作った人の名前が入っています、工人と呼ばれるゆえん。佐藤家の次男、4代目佐藤裕介さんが作った、グラデーションこけし、新しさの中にも弥治郎系伝統のベレー帽のようなラインが特徴になっています、やさしい表情が魅力。小さなこけしに作り手のすべてが注がれる、木選びから絵付けまで、ものづくりのすべての工程を一人でするというところに、その魅力があります。大事にしたい日本人の心、東北を代表する工芸品。日本人の心の拠り所、一家に一つはこけしを。

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集中する、裕介さん。

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東北のこけし、11系統の全容。
作り手、担い手が減少し続けるこけし工人、その中で家族全員が作り手である、さとうさんのところはとても珍しく、家族で脈々と受け継ぐ伝統、そこにさとうさんのこけしの魅力があります。

PHOTO:MWL STOREが木地処さとうの工房で撮影
FOLK ART HAND and MADE WITH LOVE

投稿日: 9月 30, 2016

「出雲の国」の西製茶所のお茶。

カテゴリー: おいしい, お取り扱い商品

西製茶所のお茶の話。
神話の国、出雲らしいお茶作りを続ける西製茶所。その考え方には、中国においてお茶の文化を初めて体系化した唐の「陸羽」のことば「野なるものを上とし、園なるものをこれに次ぐ」つまり、野生の茶が上であり畑の茶はこれに次ぐ、この言葉が西製茶所のお茶作りの根幹に影響しています。起源としてのお茶は薬として始まっていて、そのお茶は肥培管理されたものでもありませんし、化学的に合成されたものは使用されていませんでした。「自然の摂理に委ね茶樹本来の生命力を引き出す事を何より大切に考えてお茶作りに励んでいます。」人工的な多肥栽培にはない、さわやかな風味と野性味を有し、生命力あふれるお茶作り、それらを基本としています、それが西製茶所のお茶です。
私たちMWL STOREがお茶の取り扱いを始めるきっかけになったのは、出雲に出かける他の用事があり、その折に茶畑や生産者さまとの、ある種奇跡的な出会いがあって、この素晴らしいお茶を遠く離れた横浜の地で紹介させていただきたいと思い至ったのでした。全く業種の異なる人によって、またその方も意図もしない話の脈絡の中で、あの親子が作るお茶なら間違いはありませんよという、その当時まだ当然ながらお茶を販売するわけでも予定でもなく、そのお話を聞いているわけで、ほんとうに細い線と縁で最初は繋がった出会いでした。真面目なもの作りを伝える役目それは私たちにあります。
やごからとんぼ、てんとう虫、あいがもを大事にする環境が好きですね。
これらすべて含めて「出雲の国」らしい、「ご縁」がすべてを導いてくれたように思っています。

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山吹:80g 700円
原料は清澄な出雲地方で栽培された上質な一番摘みの茶葉のみを使用しています。浅蒸し製法を採用し比較的低温でじっくり仕上げていますので、原葉の風味がそのまま生きています。お湯を注ぐと澄んだ山吹色に、毎日飲める、すっと体にしみ込んでくるような素直な味わいが特徴です。野生の生命力を大切にしたお茶作りをしています。

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特上玄米茶:80g 420円
「香り高いちょっと贅沢な玄米茶」玄米茶の半分を占める玄米にもこだわっています。お湯を注いだ瞬間にパッと香りが拡がる炒り玄米は、出雲地方産のあいがも農法で栽培されたコシヒカリです。 香ばしい風味に負けないしっかりとした味わいの茶葉は、清澄な出雲地方で栽培された一番摘み茶葉です。質の高い玄米と茶葉が生み出す贅沢な香りをお楽しみください。

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茎茶:80g 500円
「一番摘みくき茶」出雲地方産の一番摘み茶葉の茎の部分を選別したものです。茎だけではなく上質な茶葉もブレンドしており、茎独特の甘く豊かな香りと茶葉の味わいを楽しんでいただけます。
製造工程では過度な乾燥や火入れをせずに比較的低温で時間をかけて仕上げてありますので原料の風味が生かされています。豊かな味わいを持つ、お茶通好みの味わいに仕上げました。リラックスしたい時にもおすすめのお茶です。

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茎ほうじ茶:80g 400円
「一番摘み茎ほうじ茶」一番摘みの茎を丁寧に自家焙煎しています、香ばしくてすっきりした味わいと、ほのかな甘みを楽しめます。

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出雲国の紅茶:ティーバッグ 15袋 400円
1971年の紅茶の輸入自由化によりそれまで生産されていた国産紅茶はほとんど市場から姿を消していますが、西製茶所では1985年より作り続けている希少な国産紅茶です。苦渋味の少ない、ストレートで飲むまろやかな味わいが特徴です。生産者の顔が見える製品です。

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べにふうき紅茶:ティーバッグ 15袋 570円
出雲地方で栽培している「べにふうき」を原料としています。べにふうき(紅富貴)とは明治時代にインドより持ち帰られた種子を品種改良しダージリンと交配し日本独自の風味の茶樹とした品種の名称です、1993年に登録されています。西製茶所では1998年から栽培を開始して、試行錯誤の上製品化されています。紅茶らしいしっかりとしたタンニン質と高い香気を持っています。やや苦みも感じられるものの日本的な柔さもあり、香気とのバランスが良い国産紅茶です。お砂糖を加えたり、ミルクティーにするのがおすすめの葉っぱまで国産の紅茶です。

投稿日: 9月 27, 2016

戸田竹芸店の美吉籠

カテゴリー: お取り扱い商品

兵庫県指定伝統的工芸品。兵庫県三木市吉川(よかわ)町は神戸の山を越えたところにあたり、周辺には有馬温泉という名湯があります。湯治客への土産品として、またその周辺一帯は灘五郷の銘酒の酒米用の「山田錦」の生産エリアでもあり、とても大事に自然保全されています。農閑期には竹製品が作られていたという背景は、必然的に製作技術の向上が伴うこととなり、熟練の職人さんたちの技で形や耐久性などが改善され、より便利な「道具」として発展してきました。美吉籠とは美嚢郡吉川町なのでエリアの名前をつけて美吉籠と言われています。
竹籠製品は全国各地に同じような日本の背景、田んぼの近くには竹藪があり、米を作る農閑期の生産品ということは存在するわけですが、この美吉籠の違いは、他も色々と見ましたが、この産地の特徴として。竹そのものの表面が美しいことや、油が多く含まれていてコシが強いことが挙げられます、そして、その伝統としての編み方があり、編み物ですからどこも一見似たものになるわけですが、美吉籠はそのルーツを正倉院宝物の「華籠」(けご)の技法や網代編みという独特の技法がその由来となっています。底の部分をしっかり目を詰まらせて編み込んでいきますからとても丈夫で、見た目もきれいなのです。この編み方はよその産地にはない美吉籠の特徴になっています。さらにこの「お買い物バッグ」について言いますと、取手が革です、近くの姫路で生産される革を使っています。このお買い物バッグ、「竹に革」の組み合わせはなかなか見ません。かなり熟練した職人さんでも1日1個作れるかどうかだと言われています、しかしながら、ここも、用の美の考え方があり、「使えてこその価格であるべき」、の考えが反映されています。細く柔らかく強い竹を使っていますから強く、また取手が革ですから手にも早く馴染み、痛くならないのと、何より軽いのです。日本の手作りですから修理がききます。以上のような背景によりご注文をいただいてからお届けまでに時間を頂戴することにはなりますが、その待っている間がまた楽しいのですけどね。%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-28-1-30-04

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PHOTO:MWL STORE
THE FOLK ART by HAND from MADE WITH LOVE STORE.

投稿日: 9月 27, 2016

育陶園のKamany

カテゴリー: お取り扱い商品

沖縄壺屋・育陶園のKamany、パスタ用の皿ということでだいたいの大きさは把握いただけると思います。出会ったのは何年か前の西表島へ行く途中、那覇で一泊した時でした。黒があって、見慣れたやちむんの中でもひときわ異彩を放っていまして、とてもいいな、と思いました。やはりこの頃はまだ自分がお店ををするとは思っていませんから、とてもフラットな目で見れていたと思います。だから自分的にも信用できると言いますか、なんの影響も受けず、つまり、売れるとか安いとか高いとかですね、もちろんそれは一番大事な要素ではありますが、目線もブレさせる。
線と彫りとそれに乗った釉薬の焼け色具合っていうんでしょうかね、モダンだなぁ。と思ったわけです。まっすぐの線、それも彫るってのは大変だろうなとか思ってしまうわけです、何度もいいますけれど、沖縄というとても豊かで大らかな土壌からこれが出てるというのがいいのですね、わたし的には。好きなものってそんなに多くはないです。小さなショップができることってのは精々そこなので、忠実にいたいと思っております。
色はブラウンとカーキという今年らしい色を選んでいます、店頭にございます。

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PHOTO:下の3枚は育陶園より引用
PHOTO:その他はMWL STORE

 

 

 

投稿日: 9月 18, 2016

沖縄の育陶園

カテゴリー: お取り扱い商品

神奈川・溝の口生まれの、栃木県益子を産地として隆盛させた、民藝界の巨人・濱田庄司。
濱田庄司をして、私の陶芸家としての人生は「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と言わしめた産地、沖縄・壺屋。日本における焼き物の学びのルーツ、それは沖縄。
沖縄の焼き物(やちむん)300年の歴史がある「壺屋」地区、その沖縄陶芸のルーツである地域に根ざし、大切な家族、仲間と「壺屋焼」づくりを継承しています。沖縄の土と手作りの釉薬にこだわる「壺屋の育陶園」沖縄の伝統が今に生きています。
MWL STOREでは「Kamany」というシリーズに注目しました。受け継がれている壺屋焼の技法を今のデザインに生かして、現代の製品に仕上げています、日本の産地の中でも沖縄でしか出せないその表情は、時を味わうというコンセプトのもと、おおらかな沖縄の背景が産み出した、デザインであり色、質感だと思います。今に生きる沖縄モダニズム、それを育陶園のKamanyに見ました。

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PHOTO:育陶園

投稿日: 9月 16, 2016

森 正洋(もり まさひろ)

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

2004年頃のお話です、機会があり森先生の生前に何度かご自宅に伺いお話をお聞きしました。生涯で110点のグッドデザイン賞を受賞されている方など存在しません。デザインに対してはかなり辛口でした、でもただ辛口でなくちゃんと愛をもった辛口でした、とてもお話が面白く、いつも時間を忘れて長く居座ってしまっていました。何度目か訪問したその当時は無印良品さんの仕事がちょうど始まろうとしていた頃で、面白く楽しい仕事が始まるんだよ、とおっしゃっていました、アトリエにはたくさんの試作品がありました。日本にとって森 正洋と無印良品の仕事ほどスタンダードデザインという仕事での素晴らしい組み合わせは他にありません。
自分にとって尊い想い出です、そんな先生とのご縁もあって、たかが7坪ほどのスタートしたばかりのこの小さなお店で今回の「平形めし茶碗」の催事が出来ましたことをとても感謝いたしております。

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PHOTO:プチグラパブリッシング刊、CERAMIC STANDARD より引用