投稿日: 9月 15, 2016

西製茶所の出雲茶

カテゴリー: お取り扱い商品

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お茶の取り扱いが始まりました。お店を始める前から念願でありました出雲のお茶の取り扱い。
どの産地のお茶とも異なる独特の風味が存在感、日本の始まりの国のお茶です。
7種類ほど扱わさせていただいております、詳細は後日。

投稿日: 9月 10, 2016

一里塚本業窯の馬の目

カテゴリー: お取り扱い商品

「せともの」という代名詞に代表される陶磁器産地の愛知県瀬戸市、日本六古窯(ろくこよう)のうちの一つ、日本六古窯とは、瀬戸焼、常滑焼、備前焼、信楽焼、丹波立杭焼、越前焼。お城文化、茶文化によりそれぞれの産地背景に庇護された陶芸文化が背景にある陶磁器産地、ほぼ愛知県から岡山県までの中西部日本に集中する、このことからも戦国時代から徳川までの日本人の美意識が最も高まっていた時代に発達した美術文化の産物とも言えます。瀬戸代々の本業陶器づくりを担う窯の一つである一里塚本業窯、その中でもこの馬の目は江戸時代後期に人気のあった絵模様とは思えないほどにモダンな表情を魅せています、それがMWL STOREが選ばせていただいている理由、神経質なまでに作陶される過程の轆轤と絵描き、瀬戸特有の色白な土の背景に乗る黒茶とも言える絵筆の色はどこか北欧のデザインにも通じるモダンさを今になって見出せさせる伝統柄です。歴史の中の美においてかなり稀有なデザインを継承し続ける産地でしか成し得ない製品。日常使いの美、つまり「用の美」が極まっていると私は思っています。人柄が轆轤や絵模様にすぐ反映する陶器、そういう意味では陶主・水野雅之さんの真面目な人柄が出ている馬の目の絵模様であり、轆轤の名手でもあります。今もすべての工程をお一人で完遂されています。一里塚本業窯でなければならなかった「ゆえん」であり、日本人ならば気付かなければならない、現代にも生きる歴史的な創作です。これを使わずして何を使うか。。。dsc_7030

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PHOTO: MWL STORE

投稿日: 9月 10, 2016

湯町窯

カテゴリー: お取り扱い商品

島根県松江市の湯町窯、先々代の陶主が昭和9年当時にバーナード・リーチの伝授を受けて、洋食器を作り始める。黄釉(おうゆう)の黄色と言えば湯町窯と言われるぐらい、その色を使った作陶において定評があります。 民藝作陶の中心にあり現代民藝を語るには無くてはならない島根を代表する窯です。現在の陶主・福間 琇士さんは「民芸という言葉をあまり意識しすぎないようにしています。そういう意味では柳先生のおっしゃることを100%実行しているわけではなく、はずれたものをつくっているかもしれない。でも現代にあわせた民芸を提案していけば、新しい実用品が生まれると思っています」
昭和初期の民藝思想はさすがにそのままでは今の時代にむつかしい、しかし、根本となるその考えを受け継ぎながら現代の考えも盛り込むこと、そしてあくまでも日用品であること、その難しさに日々取り組んでおられるように感じます。
釉薬の色と艶、照、は湯町窯独特のもの、そしてマグやカップの取っ手付けのうまさが際立つ技法があります。

dsc_6997 湯町窯としては比較的珍しい「飛びかんな』技法を使った中皿。 dsc_7043

スリップウエアと言えば湯町窯、リーチの残した風景。

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とても持ちやすいマグカップ、この取っ手付けがむつかしい。

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美しいティーカップ

MWL STOREの湯町窯・美しいものが美しい。
PHOTO: MWL STORE

投稿日: 9月 10, 2016

湯町窯の茶器セット

カテゴリー: お取り扱い商品

品揃えに無くてはならなかったのです、島根県松江市・玉造温泉の湯町窯。「黄釉」の色の美しさが、他に見れないものになっていますから。急須、湯冷まし、小湯飲みのセット、これは珍しいです。日本の地方にはいいお茶がたくさんあります、秋の夜長は「お茶」にかぎりますね。
MWL STOREの湯町窯
写真の急須セットSOLD OUT
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PHOTO:MWL STORE

投稿日: 9月 10, 2016

牛ノ戸焼のコーヒーカップとソーサ

カテゴリー: お取り扱い商品

牛ノ戸焼の黒釉のカップ&ソーサ、中が白っぽい色なのでコーヒーの色からの美味しさもわかりやすいですね。
これからの季節愛着もって使えます、長く気に入って使えるってのは、こんな感じかなと思ったりします、手にしっくりときますよ。
店頭に並んでいます。そして登り窯、これによってクセのでる表情が好きとおっしゃる方は多いです。
美味しいコーヒーをカップ&ソーサで。
MWL STOREの牛ノ戸焼

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PHOTO:MWL STORE

投稿日: 9月 03, 2016

安土 草多の吹きガラス。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

MWL STOREで取り扱う安土 草多さんの吹きガラス。
高山の工房で食器と照明の吹きガラス製品を創られています。もともと、お父さんの作品が白州夫妻の武相荘、白州正子さんのお気に入りグラスということを知り興味を持って購入し使っていて、いいなぁと思っていたのです。それから何年かが経って、偶然デパートの作品展で息子の草多さんの作品に出会い、その時はお父さんと草多さんが繋がらず、自然に、なんと美しい”ゆらぎ”のあるガラス製品なんだろうって思って、ランプなどもあり、かなりの時間興味を持って見ていました、で、その場で少しお話などしたのを記憶しています。もちろんその当時は自分も自分がお店をするなんて、全く思ってもみなかったので使うという目線で見て、いいなぁと思っていたのです、それが後で草多さんとお父さんのことが分かり、なるほどなぁそうだったのかと納得してしまったのでした。

ガラスは一瞬の仕事の中にすべてが出てしまいます、だからこそ難しい、吹きガラスは似たもの含めて一つとしてまるで同じものはなく、、、だからこの吹きガラス特有の”ゆらぎ”に魅了されるのです。そういう意味で草多さんのガラスはうまい、”ゆらぎ”の達人です。

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吹きガラスは使うほどに、持った時の手にやさしい感触や、口当たりの良さを感じます、一つ一つが丁寧に造られているものに特有で共通すること、大事にずっと使っていきたいですね。

PHOTO:安土 草多

投稿日: 8月 29, 2016

ももんが

カテゴリー: お取り扱い商品

北海道・網走の厳しい自然が由来、やまね工房のぬいぐるみ。MWL STOREでは、ももんが、なきうさぎ、えぞりすの子の3種類を選んでいます。轆轤を廻す陶器などと同じ、作り手の思いが製品の表情に現れていまして、丁寧で、とても精巧で緻密なつくり、独特の表情と日本製ならではの優しい素材使い、ぬいぐるみ本来の姿がここにあるように思いました。冬がとても厳しく閉ざされる網走で手作りで作られています。私は世界いろんな所で、ぬいぐるみを見てきましたが、これほどなんか、グッときたぬいぐるみを他には知りません、動物の種類も北海道由来の子たちばかりです。
写真のこの子たちの巣穴は山ぶどうのつるで私が作りました。

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PHOTO: MWL STORE

投稿日: 8月 26, 2016

森正洋の「平形めし茶碗」展を開催します。

カテゴリー: お取り扱い商品

秋のスタートに作品展を行います。初めての作品展には必ず森先生の「平形めし茶碗」を選びたかった、という思いがありました。
森先生との思い出はまた後日、とても楽しみな催事です。

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PHOTO:デザインモリコネクション

森正洋の「平形めし茶碗」展を開催いたします。
1992年の発表以来多くの方が愛用する、日本人のスタンダード。
お茶漬けには最適な茶碗「平形めし茶碗」現在生産されています72点が勢揃いします。

期間:9月15日(木)〜10月2日(日)まで
(但し:9月20日(火)21日(水)26日(月)28日(水)は定休日)

期間中に平形めし茶碗お買い上げの方に、島根県出雲市・西製茶所の
「出雲国の特上玄米茶」を差し上げます。お茶漬けに最適なお茶です。

場所:MWL STOREにて
営業時間:12:00~19:00(上記期間以外は月曜日〜水曜日がお休み、祭日に当たる場合は営業します。)
横浜市中区石川町1丁目19番地

投稿日: 8月 25, 2016

鳥取の牛ノ戸焼窯。

カテゴリー: お取り扱い商品

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MWL STOREが扱う陶器のご紹介。鳥取県の牛ノ戸焼窯、現在は六代目陶主の小林孝男さんが中心となり作陶。その歴史は1830年頃を起源として、牛ノ戸とは地名に由来しています。昭和6年、吉田璋也、柳宗悦、バーナード・リーチ、河合寛次郎、濱田庄司らの激励、指導を受けています。中でもこの写真にある緑釉と黒釉の掛け分けの作品は牛ノ戸焼窯の代表作と言われ、現在に継承されています。窯があるすぐ横の土壌の土を使い、釉薬は自らの伝統による調合により調達している、すべてのものを自分のところの敷地内で調達するということ、今も登り窯を使い、選ばれた薪で焼く作法は民藝の窯と言えど、かなり稀有なものになっています。2年に一度しか窯は焼かれておりません。今年の春の盛りに、2年ぶりに窯が焼かれました。ここにある作品は全て今年焼かれたものです。つまり民藝窯の伝統を守り続けている、かなり珍しく貴重な窯であると言えます。それは伝統を繋ぐ重責を背負った当主の、文化としての民藝作陶を継承していくという思いだけにより生産されているということに他なりません。こういうような背景を思う時、その製品価格は本来なら作品としての価格になってしまうはずですが、今も民藝の精神としての「用の美」としての価格、つまり日用品としての陶器の価格に設定されていることに、ただ驚くばかりなのです、その手間、轆轤を一つ一つ廻して、2年に一度の窯焼きなどなど、そして芸術性の高い伝統技術、などを考えれば、その価格の持つ意味が自ずから考えられるというものです。MWL STOREが牛ノ戸焼窯をまず一番に選んだ理由がそこにあります、そして、元は昔のものであるのに、現代のモダンデザインとも言える、そのデザインと色の絶妙な組み合わせは、世界に通用しうるモダンデザイン+アートの貴重な現在形だと私は捉えています、ですからこの鳥取の山間にひっそりと佇む窯に魅了し続けられているわけです。私にとってのTECHNOLOGY&LIBERAL ARTSの思想、その具現がこの牛ノ戸焼窯の作品群だと言えます。

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A3チラシ最終最終