投稿日: 5月 12, 2022

京都で生まれた民藝

カテゴリー: Liberal Arts
服装がすごい、かなりの洒落ものである、彼らはホームスパンの生地の服を着ていたようだ。もちろんリーチのイギリスからの影響だが、その生地が東北であったのかな、あのホームスパンであるのだが、どうだろう。とにかくどの場面においても服のセンスが良い。テクノクラート、柳は東大、河合は濱田と学友の東工大だ、民藝はブルジョワを背景にした、高い教養のある人が価値の転換をした運動でもあった。白樺派。それがプロレタリアート的な要素をもつ、無名性ものづくりに惹かれ、向かった現象であったとも言える。もちろんリーチの影響もあるが、多分に自分たちが持っていたものだ、特に濱田のセンスがすごい。と私は思う。無印良品の無名性もそれをルーツにしているといえる。すでにあった思想。
祇園の十二段家さん、東京では「ざくろ」さんやその関連の「しゃぶせん」さんなのだが、十二段家さんの内装は圧倒される民藝好みである、最近改装された支店も相変わらずの民藝スタイルを本物で徹底している。何よりも美味しく、ホスピタリティを含めて、当然のごとく存在している。それほど料理店にとって、使う食器は重要でしつらえとともにある。京都の懐の深い部分にただ驚くばかりだ。