北龍

シンプルにしてモダン、北龍の急須。常滑の急須は多々あれど、シンプルにしてモダンと言い切れる急須は数多くはない、表面の滑らかさ、ツマミの表情、取手のくびれ、口先から喉下までの、言わばセクシーな感性はずっと見つめ続けていると、あまり「和」の要素を感じないのだ、それが梅原さんが言うところのシンプルにしてモダンと言うことなのかと、ある時にはっと気づいた。本体と蓋の合わせなどもとても神経質なものだ、機械や型じゃない、手作りなのだからこれが。日本のあらゆるプロダクトデザインを見ていると、結局日本人って急須に辿り着くように思う、原点じゃないのかと。大陸から伝わり影響を受けたものなのですが、すでに日本の美しさを宿して特別なものに変容していると、私など思うのです。先進国として唯一「茶」を生産し、文化になり得た日本の「煎茶」それは日常であります。急須で飲むお茶のスタイルこそが日本の文化を引っ張っていると、私は思うのです。この梅原さんの創る急須は外連なく、詳細が美しいのであります、どの部分をとってもモダンなのです。6,000円(税別)

梅原タツオ(北龍)

北龍のイッピン急須 NHKの番組イッピンで取り上げられたことから、通称イッピン急須、全てが手作りであるのに、機械で作ったような美しさがある、これこそが”常滑”の技術の高さ、手作りであるのに型に入れたような精緻な表情こそがNHKをして”イッピン”と言わしてめたゆえんであります。梅原さんのスピード、精度、センスの3Sは感動物語であります。なのにこの価格が全うされる、惚れ惚れする理由がここにあります。常滑愛