嬉しい、お話。

今日のことです。ウィンドウから棚の商品を長くじっとご覧になられている方がおられまして。そうこうしているうちにお店の中に入ってこられて、杖をついておられて、うちの入口には地面の傾斜を治すためにどうしても段差が出来てしまっています、その段差もあり時間がかかりました。すぐに椅子をご用意して座っていただきました。

これがいいんだよね、好きなんだとおっしゃっていただいたのはマイケル・テイラーさんのマグでした。いいんだなぁこれ、前から前通るたびに見ていてね、いつもいいよね、いいと思っていたんだよ、と、そして、いい値段するからねぇ、欲しいけどなぁ、、、こっちもいいねぇと、指さされたのが服部克哉さんの最後の一個で残っていた飴色のマグ、もう選ぶものがピンポイントですごいセンス、何もまだ商品のことなど申し上げていない段階で、話が進むにつれて、わかってきたこと、お歳はまもなく100歳になられると、大正生まれなんだよと、昭和が64年、平成は31年、令和も4年だから、それだけで99歳、なんとなんと、前をよく歩かれているのも、ご近所の”おじいちゃま”だということも存じていまして、しかもうちで買っていただくのも、2回目なんだけどさ、前のをさ割っちゃったんだよ、だからまた欲しくてねと、なんと嬉しいお言葉ぞくぞくと、感動のあらし、こんな雨の日なのに、、、服部克哉さんのマグをお求めいただいて、お帰りいただくお背中に深々と礼とお見送りをするとすぐご近所のお店に入っていかれて、あぁぁ、あのお店さんのおじいちゃまだった!とご近所とはわかっていてもどちらかは分からなかったのが確信に、あわてて、うちのオリジナルの焙じ茶のティーバッグをもってお店さんに伺うと座っておられて、あぁっと、これすみませんマグと一緒に呑んでくださいとお渡ししました。とても喜んでいただきました、それがまた嬉しくて。確か、お若いころに横濱の話らしく、船に乗っておられてコックさんをされていたように、そしてその後この地でお店を開業されたという、お話を以前他の人からお聞きしていました。ご近所さまにお支えていただいている私たちでございます、またそれを嬉しくも実感いたしました、というお話です。お買い上げをありがとうございました!