逆境の資本主義

1991年からのソ連の崩壊は、資本主義の勝利ではなかったのか、そうではなかった状況が世界を覆い始めている。それももうかなり進行してしまっている、直接対峙の地政学的な場面でなくて、世界のほとんどを占める途上国の経済にじわじわと深刻に現れてきている、まだ先進国という社会は格差とか分断というあたりだが、アフリカ、アジア、中南米などの国々では、この原油価格には壊滅的な影響が出始めている、国が支えきれないのだ、この価格では。実はこういう諸国の経済の破綻が、やがて先進国に効いてくる、つけが回ってくるということだ。原油の高騰は資本主義の行く末で、投機である。誰かが大きく損して、誰かが大きく儲けている、それはやがて必ずリセッションされる、実需と合わない不安での上げ下げが世界を覆う。1945年以来の資本主義の最大の危機。