柳生焼のふむふむ

奈良の奥地、月ヶ瀬に向かう途中で偶然出会った「柳生焼」、そうです柳生十兵衛の里が目の前にありました、伊賀もすぐ近く、あの忍者の伊賀です、それを越えていくと月ヶ瀬です。
その柳生焼、かなりのものでした、素晴らしいもの、この奥地にこれがあるのかと驚きました。
そしてその中、玄関近くで見つけたのがこのネコ「ふむふむ」人の話を聞いてくれるということで”ふむふむ”らしいです、一ついただいて、うちの店番してもらおうということに。。。
そして、レジ横でリバティのおざぶに座って店番です「ふむふむ」と今日もお客様のお話をお聞きしています、そしたら、非売品で売るつもりもなかったのに、何人ものお客様から、あらまぁーこんなところにいたの、、、この子もいただいていくわ、、、と、いや、これ売り物ではなくて、、、お店番してます、、すみません、、ということが、あまりに多くて、これは、お断りすることがお客様のご期待にお応えしきれていないなと、それはどうなのだろう、、ということになり、柳生焼の窯元さまにお電話させていただきました、そして今のような状況をお話させていただき、お作りいただけないかと、、、すると、快諾していただき、但し、時間をくださいと、そして出来上がってくるものは手びねり、手作り、焼き物、なので、形、大きさ、色、焼具合、顔が全部一品一品異なりますが、、、いいですか?と、はい一向に構いません、工業製品ではありませんのでそうですね、ありがとうございます。ということになり、11月の中旬から下旬にかけて15作品ほどお作りいただくことができました、すでに5作品ほどはご予約が入りました。もしご入用の方がおられましたら、お店までお問い合わせ下さいませ。
くれぐれも一体一体表情が異なりますので、ご覧いただいてのご購入をお願いすることになります。
もれなく、私たちが選んだリバティ・プリント生地の、手作りお座布団が付いてまいります。価格:3,240円(税込)
柳生十兵衛の里生まれの名門、柳生焼の「ふむふむ」です。

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大和国 柳生焼
江戸時代初期、柳生但馬守宗矩(やぎゅうたじまのかみむねのり)大名で剣術家、初代徳川家剣術指南役、兵法指南役、大和柳生藩の初代藩主、柳生宗矩(むねのり)の里。今なお生きづく柳生焼は、古くは柳生十兵衛の祖母、春桃御前がその身の安全を願い、馬頭観音像を焼いたことに始まるといわれます。その後は藩のお庭焼の域を出ず、世に知られる機会もなく幻の焼物といわれたました。明治になって井倉家が再興し、二代目で焼成に成功。現在は三代目が焼継いでいます。土は柳生のきらら土、釉薬も柳生の植物灰を使い、還元炎でじっくり焼いたもの。辰砂の鮮やかなルビーをおもわす紅色と、柔らかな青磁色で、絵柄は柳生の野の草を表した草花紋や、十兵衛の兵法書「月の抄」より、絵目録を図案としたものが特色。また土焼のため、肌触り優しくお湯なども冷めにくい。加えて釉掛焼のため食器等、衛生的にも清潔であり、器として機能的に秀れています。

PHOTO:MWL STORE