投稿日: 6月 23, 2024

プリッカー賞

カテゴリー: Think.

プリツカー賞 (The Pritzker Architecture Prize) は、アメリカのホテルチェーン「ハイアットホテルアンドリゾーツ」のオーナーであるプリッカー一族が運営するハイアット財団 (The Hyatt Foundation) から建築家に対して授与される賞である。槇文彦さん(青山のスパイラル(京都のワコール)ビルや新横浜市役所の設計にも関与した。も日本人として二人目の受賞者だった。隈研吾さんはまだであるが、やがて必ず獲るだろう、候補に上がり続けているだろう、存命中で若いということもありまだ先送りされている?感もあるが、そういう意味でもノーベルっぽい、あの人が文学賞をまた獲っていないから、、、)

王立英国建築協会が授与するRIBAゴールドメダルやアメリカ建築家協会が授与するAIAゴールドメダルに比べて歴史は浅いが、1988年に『ニューヨークタイムズ』の記事で「建築家にとってこの賞は、科学者や作家たちにとってのノーベル賞のようなものだ」と書かれて以降、「建築界のノーベル賞」と紹介されることもある]

賞の名称は正式には「プリツカー建築賞」となるが、単に「プリツカー賞」(Pritzker Prize)と呼ばれることが多い。他にプリツカーの名を冠する賞として、プリッカー文学賞がある。

1979年にアメリカ人実業家でハイアットの事実上の創業者であるジェイ・プリッカーと妻のシンディによって設立された。「建築を通じて人類や環境に一貫した意義深い貢献をしてきた」存命の建築家を対象とする。国籍・人種・思想・信条を問わず、原則として1年に1人表彰している。副賞として10万ドルとブロンズのメダルが授与される。メダルの意匠はルイス・サリヴァンの作品を模したもので、ウイトルウィウスの言葉が刻まれている(1986以前はヘンリームーアによる彫像であった)。受賞者を国籍別でみると、日本人9人、アメリカ8人(1人は二重国籍)、イギリス人4人、フランス3人と、日本人の受賞が最多となっている。(ウィキより)

私には山本理顕と言えばこれだった、2008年の建築、ナミックス・テクノコアという新潟の先端技術企業のR&Dの施設、これには驚いた、それ以前に横須賀美術館というのが彼の作品としてあるが、これは美しいとは思ったが特に驚きはなかったが、1980年頃から突然建築に目覚め、そればかり見てきた自分には、このナミックス・テクノコアは驚愕的で、これが生まれてきた、背景が知りたかった、なぜこれが新潟にできたのかということをだ。理顕の作品には横浜が多い。育った街だからだ。育つというのは子供の頃だけではない、学校出て、大人になってからの育つを意味していると私は思う。

当然プリッカーはこれをもみているわけだ、横須賀美術館だけでは対象選考にはならないから

さて、それで今回の本題である。

「美の巨人たち」である、よくやってくれた、30分であれだけよくまとめた、わかりやすく、最近では傑出している内容であった。驚きや発見、相槌が多かったな。

給食を街のボランティアたちが配膳しているというシーン、事実に驚いた。なんという街なのだ「子安」って。ニューヨークのセントラルパークの管理を思い出した、あの美しさはボランティアなのだ。

なるほど、なら、この学校が生まれるわけだよねと合点がいった。なぜなら、最終誰が、このプロジェクトのハンコ押したのかって、どんなことでも自分は思ってしまうわけで、このプロジェクトのハンコを押した、ゴーさせた意味っていうのはとても大きいと思った、日本を代表していると、まだ日本はリベラルな先進国であったと。安堵の気持ちが見終わった自分に沸々として、心地の良い、これを描く今もだ。

烏合の衆の集まりから始まったこの小学校であるがゆえの難しさの必然性の中から生まれた、建築設計だけでない、日本の未来を示唆するデザインと子供たちの成長過程に与える影響を大人がみんなで本気で考えた地元のプロジェクトとして、賞賛される。横浜市の懐の深さ、新市役所といい子安小学校という二つのプリッカー受賞者の思想が体現されている場所があるのだから。

そして建築について語る山本理顕さんの言葉の一つ一つがとても心を打った。

でまた、訓市のナレーションのヘーベルのCMがこれまた心に残りよる。少し前まではダイワハウスが良かったが今はヘーベルが、、、心に残る、自分であった。

投稿日: 5月 20, 2024

横浜美術館

カテゴリー: Think.

月曜の本日うちの店は休みで。トリエンナーレの横浜。横浜美術館へ。時間があれば美術館へ、それも最近は忙しくてままならない。。。でもこれが重要なんだ。長くいたな、気づいたら。月曜のここらは人が居なくていい。

事前にHPからの企画の趣旨を深く読んでからの訪問であるので、壁に貼られた説明の読みは必要なく、作品本体に集中できた。

物語の時代、哲学の時代ともいう。世界は迷いの時代に入っている。

特に解説はしない、横浜美術館のHPで詳しく出ています。

撮影許可部分を撮影

現代アートの宝庫、横浜美術館 
 

芸術への一人旅 もっとも好きな場所、横浜美術館

 
 
 
 
 
 
 
 HP読み込んでいて二つ気になる展示があり、これともう一つだった。
 
 実にうまい写真である、ファッションフォトでないのにファッションしていて、それをまたネタとして使うという視点、人の目を引く、どんな内容なのだろうと

どういうわけか見ている間中、頭の中、細野さんの悲しみのラッキースターのフレーズ、流れてた 

投稿日: 5月 13, 2024

マリウポリの20日間

カテゴリー: Think.

今日、定休日で映画見てきた。アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞の本年度版、つまり全てがリアル。

1時間半、予想通りすごい映画であった、月曜朝ということもあって観客は私1人だった。これもすごいな。

AP 通信取材班のドキュメンタリー 記者魂の権化

投稿日: 5月 11, 2024

いちご白書

カテゴリー: Think.

今回のコロンビア大学でのキャンパス封鎖が起点となり全米の大学に広がりを見せている。簡単に収束することはない。コロンビアはアイビーリーグの一校である。優秀な大学ほど敏感に学生たちが反応し学内を占拠しているようだ。MITでも起こっている。

そこにタイムリーなこの「いちご白書」これも起点は当時のコロンビア大学で、すでに60年の月日が流れようとしている。ロケが行われたのは実はUCバークレーで、行ったこともあるが、入り口の校門がコロンビアに似ている。なぜバークレーでの撮影だったかと言うと、コロンビアでは撮影許可が出なかったようだ。

現在のニュースを見ていると、占拠している学内の学生たちへの警察の対応が結構ひどいように見えて仕方ない。アメリカの警察はややもするとこういうところがある。名門校から発生した今回のデモと占拠。実は根は深い。

この映画の当時の世相背景は泥沼状態に入っていたベトナム戦争があった、アメリカは1965年から北爆を始めてベトナムに深く関与していく、北爆は68年まで続いた。嘉手納や横須賀は重要な拠点だった。読売新聞のトップに北爆開始と大きく出ていた記憶が幼なげにある。うちは当時読売だった。今のイスラエル問題も、同様に政府の関与の仕方に対しての不安が起点となっている。

今年はどうしてもアメリカに話題が集中する。秋は大変なことになる可能性が否めないな。

いちご白書は、このアメリカのコロンビア大学の事件を起点に、日本の東大・安田講堂の占拠、そして同じ年のパリ5月革命へとつながる、世界で学生が体制に対して一斉に蜂起した時代のこと。

投稿日: 5月 01, 2024

マイ ハンバーガー ストーリー

カテゴリー: Think.

つい先日のNHKの放送だった。見逃さなかった。なんか1時間半という長尺といい、お題といい、なんか匂いを察知した、いい番組の。

予想通り素晴らしい番組だった。これはNHKにしか出来ない仕事、わずかなスタッフなのだろうが、ニューヨークからポートランドを経由してサンフランシスコまで、中部の都市やサウスも漏れなく網羅して。ディープなアメリカの人の物語をハンバーガーというアメリカの基本を軸に綴った、物語だ。

いやはや面白かった。始まりのマンハッタンで生きる不動産ブローカーの女性の話にまずのけそる、扱う金額の凄さとそれによって住んでいるところの凄さ。マンハッタンであります。

各地でのいろんな視点がもう最高にいい、アメリカの悲しいリアルもちゃんと盛り込んでいて。

いい番組でした。そして美味しそうなハンバーガーがてんこもり、やはり本場のものは全然違いますね。

残念ながら、オンデマンドにもNHKプラスにも今のところ再放送の予定がない。終わったばかりですがね、ま、ここから話題になって、再放送をあげてくれるでしょう。このまま眠らせるにはもったいな過ぎる番組ですから。

 

 のっけのシーンからやられる、ぺンシルベニアの16歳の少年が歌うハンバーガーの唄
東海岸から西海岸を車で縦断した取材、やったね!

投稿日: 3月 23, 2024

南仏リポート

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先進国のスタンダード規範

これが先日のレポート、日本からの反応がとても高かったリポートのようです。同じように感じている人たちが日本にも、すでに多い、若い人たちのように思う。実際は僕を含めて上の人たちに気づいて欲しいのですけどね、見てる方が少ないのでしょう。卵ってどれだけ大事かということを。鶏ちゃんたちにも人間にも。消費者の意識が変わらないと、生産者さんが変われないと思う。多分小売が変わるのが遅くて一番最後だと思う、なぜか、売れ残り損失を出すからです、生産性と効率というのが頭にありすぎて、こういうものにも当てはめてしまうから。その理由によって着手できない負のスパイラル日本。そういうのいろいろありますが、その代表例が卵だと思う、一番身近だし。なんとかならないものでしょうか。コンビニだと思うポイントは、そこから変わると変わる。価格だけではないからです。セブンや伊藤忠のファミマなら売れ残らないストーリーを築ける、気付けるように、、、。体系的にコミットできる量の背景があって、価格や継続性へのアセスメントにタッチポイントがあるからですね。自論の展開してますがぁ。。。

投稿日: 1月 30, 2024

リバティ

カテゴリー: Think.

ロンドンのリバティ デパート この表示にはロンドン一番のデパートとあるが、僕にはフォートナム&メイスン がツートップとして並ぶ。リバティは生地屋さんだと思っている人、フォートナム&メイスンは紅茶屋と思っている人がほとんどだろうけれど、デパートなのです。それぞれがワンアンドオンリーな。

特にリバティは、ファッションに特化した、地下にメンズはあるけれど、9割は女性のためのデパートとなっています。文具がまたいいのです。クリスマスコーナーもね。

この二つのデパートのようなデパートは日本には存在しませんが。バーニーズはもう日本にしかありませんが、山下町のバーニーズさんを見ていると唯一それに近いかなって。日本にとって、いや元町周辺の街にとってとても大事なデパートとしての位置付けがバーニーズさんです、何度も言いますが、もうニューヨークにはありませんからね。ウィンドウのディスプレイもどうしているのだろうと思う、あのニューヨークの店のディスプレイを知っているものとしてね。バーニーズと言えばウィンドウですからね。

そしてロンドンではハロッズが唯一日本的なデパートで、それは日本のデパートがそれを目指したからということですねきっと。

ボン・マルシェやリバティみたいなデパートが今からでも日本に生まれて欲しいものです。小売に理解あるスーパーなニューリッチ企業から、長い目で見た理解のもとにね。なぜなら、文化はそこからしか生まれてこないからです。この両方のデパートを見ているとそう思う。ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーみたいな会社のことです。そこがパトロンにならないとね、難しいな。

投稿日: 1月 29, 2024

VITSOE Voice

カテゴリー: Think.

VITSOEから新しい冊子が送られてきた。主にVITSOEの思想を垂範する冊子であるように感じる。

Managing Director の Mark Adams の言葉からは シューマッハーの名著「Small is Beautiful」の引用がある。

 
 

 

patagonia のフットプリントに同様の Small Is Still Beautiful の引用があることを確認いただきたい。

ショートカットはあえてつけませんが、興味を持ってググって欲しい。この言葉や内容はモロ、シューマッハーの影響というかリファーの思想である。パタゴニアは知性の塊だ、ファッションなのに。アウトドアではない、パタゴニアはファッションだ。1970年代にパタゴニアが生まれた時から見ているからよくわかる。

無農薬で創るコットンとは製品の使用者を守るのでなくて、生産者を守るということだ、お茶なども同じ、まずそれが基本。農薬を吸わないことがまず。
ウィリアム モリス ギャラリーの図書室にはヴィツゥが使われていることの紹介
 
WMGの図書室

投稿日: 11月 22, 2023

ココア

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私がココアを扱う理由

 
 MWLはココアのドロステあります。パッケージで有名。
ドロステ、京急ストア・ユニオン さまでチョコレートのお取り扱いはあります、2階。ココアはありません。美味しいです。