投稿日: 9月 04, 2023

九谷焼にはまって。

カテゴリー: Philosophy, Think.

自分が思う「生地」作者の生地で、自分が思う「描き手」の絵が描かれた九谷を、食器というよりも、僅かな数だけが存在する「アート」をお創りいただいた。ありがとう存じます。

九谷焼は私を魅了し、はまらさせた。これからまた展開できるのか、ほんとうに、どう展開できるものなのかも未知であるが、これは紛れもなく、自分には23年秋の記念すべき第一歩である。真摯に向き合って行きたい所存。

何よりも私が欲しいものを創っていただいた。嬉しくて仕方ない。昨日、うちの常顧客様皆さまに、まずお知らせできたことが喜びだった。 
現存する最高の技術で。 
ここにあるのが夢のようだ、私の手元に。1年間毎日待ち続けたもの。そんもの久しくはない。それぐらいである。
 分離派のリチと共演だ。うちにあるものは、お茶、塩、招き猫に至るまで全て美術品である、その視点で全てをセレクトされている、八年前からうちの事業登録は美術品商である。「ハチ」。当初から目利きの目はその視点でお茶や服も見てお相手さまを選ばせていただいている。小さくて3階にある店だからこそ、そこが他のどのお店とも異なるところである。

最近では「奈良」の東大寺とその周辺の国宝と歴史的建造物、そして一年前から九谷焼の芸術と周辺技術、それにハマり続けている私なのである。学びはまだプロセスにある。

投稿日: 6月 17, 2023

そらまめ

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, Think.

「上野リチ」のそらまめ、オーストリアの人が日本人の建築家と結婚して日本名に、ヨーゼフ・ホフマンに見出された才能の二人が出会った。そして名前が上野リチになった。

京都の京セラ美術館には膨大な上野リチ関連が眠る、これから出てくる。

今年秋、ヴィェナでも大きく回顧展がフィーチャーされる、世界が上野リチに注目する日がやってくる。去年の三菱での展示はほんとうによかった、もう一度見たいぐらいだ、ま、京セラでほどなくするでしょう。今年はそれらがオーストリアに行きますけどね。

かわいいものがお好きなんですねってよく言われますが、違うんですよ。クリエイティヴィティーの本質を見ているんですよ、どの「カワイイ」にも、そんな単純なものうちには一点たりともありませんから。

見る側にも勉強がいると思って提案しています。だから聞いてほしいのです。

全てはものすごく時間をかけて、大事に目利きの目を通過してきています。理論においてもね。

理論形成なきクリエイティヴなど存在しないと思っている。つまり成功しないと。成功とは何と言われると評価だと即座に応える。

上野リチの評価など、長く眠っていて、正にこれから評価が始まるのだから。だれが見つけて、そこに白羽の矢をあてたかになる。

投稿日: 6月 08, 2023

日本の刺繍

カテゴリー: Think.

オ-バ-サイズで裾を絞る形、世によくあるものとは異なり、前は布帛、背中は上質国産メリヤス、素材を変えるにはそれなりの意味がある。MWLがレコメンドするには商品にそれなりの意味的価値が担保されている、着る価値のこと。どこにでもあるモノではない、毎日沢山を見て選ぶストーリーがある。一見でわからないものがたくさんここには存在している。

投稿日: 2月 17, 2023

ジャムとジャムスプーン

カテゴリー: Think.

街の裏通りの商店の窓から見える街の風景はいつしか7年。いいものってなんだろうと思い続けて、探し続けて、その多くはないものを。

ジャムがあるなら、パンがいる

投稿日: 12月 29, 2022

ウィーンの世紀末

カテゴリー: Think.

てなわけで、五木さん由縁の場所へ、「金沢五木寛之文庫」へ、2階になる。まず全くもって驚いたのはウィーン分離派の世紀末様式の秀作:ヨーゼフ・ホフマンのチェア、フレーダーマウス(こうもり)が二人掛けと一人掛けとテーブルでセットであり、目が点になり、なぜ突然、フレーダーマウスなんだ?こんな高い椅子をいくつも使っている?そして一階にあった曲木の椅子たちも、シートの貼り地から、これは世紀末様式と思い、裏返し確認すると、トーネットのもの、つまり本物だった。それにしても2階のホフマン全開には驚きを超えて、目が点だったのだ。

まぁ、そのなぜウィーン分離派に至るのか?をしばらく考えを巡らすと、五木さんとの関係か、と思い始めた、あるいはご本人の意思かな?とも。そう思うと早い、たくさんの英知が集まる脳になる。

つまり、懐かしい記憶を思い起こせば、五木さんの秀作「哀しみの女」である、ウィーンを舞台にした、まだ売れない画家とその才能を見つけ育てた女の物語であった。はたと、そこに想いが行った。あぁあれか、である。マーラーやヨハン・シュトラウスなどの名曲の数々とともにある小説そのものの舞台、そこはウィーン、ウィーンと言えばウィーン分離派の仕事と、この椅子たちも納得の落としどころの自分なのであった。書くと一万字以上になるので、はしょる。(椅子の写真を撮りたかったが、二階そのものが撮影禁止だったのだ)

 

小さいけれど銀行の建物だったところを利用。
横浜にもいい建物がいっぱいあるけれど、、、、、、、、
ぜんぜん関係ないけど、いいね、当然大都会もなのだけれど、東日本震災や今回のコロナという背景をうけて大都会では予算はつきにくいのだろう、今でも大都会でもよくある、嵐の夜の停電や都会型の大地震の時の電源確保という意味がある、大事な基本インフラ政策なのではあるが。。。そして見てくれね。金沢はがんばってらっしゃる。

投稿日: 12月 20, 2022

Volkswagen

カテゴリー: Think.

旧世代のゴルフを売って、電気自動車のID4を買ったおばあちゃま。ゴルフの思い出を思うようにゴルフの型のクッキーを焼いて食べて、思い出にさよならした。そして、自動制御機能、ぶつけない機能も満載の電気自動車に乗った。日本もこの視点で広告制作を行うべきで、良い制御されている自動車がすでにいっぱいある日本のものを買い替える需要の喚起を促すべきだと思う。乗りたくなくても乗らなきゃならない人がいるのなら、旧世代の何の制御もない自動車から制御ありに変えるべきだ、補助金もいろんな名目であるしね。どなたにも安全を。突然突っ込んでくるのはごめんです。自動車大国の超高齢化問題に早々にもっと対処すべきだと思う。電気自動車の恩恵は随所にあるはず。

投稿日: 11月 21, 2022

安土展の音楽は毎年これ、SHE&HIM

カテゴリー: Think.

お店の空間でかかっている音楽、音量はその店の今の表現のクオリティと同化すると考えていて、繊細に選んでいます。今表現させていただいている「創作展」にふさわしいのかという視点です。リアル店舗で自分の言葉で話、詳しくご説明すること、そして聞こえてくる音楽と作品群の一致。これは画面上では到底できないこと、と位置付けて店頭でのご接客を大事にし続けていきます。それは私の30年来の原点ですから。

投稿日: 9月 25, 2022

静岡の水害

カテゴリー: Think.

この2週の台風からの大規模降雨の水害が静岡県で発生しているようです。茶産地の茶畑が大きな被害を受けているようです。日本一の産地。山にあるこだわりの産地ほど深刻的に被害がひどいようにも感じます。美味しいお茶の産地の皆様の被害がとても心配です。お見舞い申し上げます。

投稿日: 9月 07, 2022

緑茶は最高の健康茶。

カテゴリー: Think.
すべてが北勢と南勢の伊勢茶を由来としています。ハイカラのみ2種の秀逸な玉露と上級煎茶と京都産の宇治老舗抹茶を合組。お茶が旅立った横浜港の地元ならではの思想がお茶物語に、MWL STORE ORIGINALS の美味しいお茶、素材そのものも伊勢地方のものづくりの丁寧さが息づく。山手・山下は日本茶が世界へと旅立った起点の街。ほんとうに美味しいお茶を健康のためにいただきましょう。煎茶習慣を伊勢のお茶で。

緑茶は最高の健康茶

朝起きがけや、食事の後にじっくりと味わう一杯のお茶。心地よさが体全体に広がっていくようで何とも言えない良いものです。

   お茶は今では日常飲まれていますが、現在のように広くお茶を飲むようになったのは江戸時代からで、煎茶や玉露の製法が開発されてからです。お茶はツバキ科の植物で、その葉を摘んで蒸したり、熟したりして加工します。

   緑茶は不発酵茶といって、葉を摘み取ってから早めに加熱して葉の中にある酵素の働きを止め、酸化を起こさせないのです。
   そのため、緑茶は、うま味成分(アミノ酸)を多く含んでいます。アミノ酸のテアニンやGABAには、リラックス効果のあることが明らかになっています。

緑茶の伝来

   お茶は中国では漢の時代から解毒用として珍重され、後に飲用にと発展し、生活必需品となって人々の生活に浸透するようになりました。日本では永忠という僧が805年、留学していた唐から薬として持ち帰ったことが最初であるといわれています。

   日本でお茶について最初に書かれた書物は、臨済宗の開祖、栄西が鎌倉時代に著わした「喫茶養生記」です。宋の国で見聞きしたお茶の効用をまとめたものといわれ、次のような一文で始まっています。「茶は、養生の仙薬なり、延命の妙術なり、山谷これを生ずれば、その地禅霊なり、人倫これを採ればその人長命なり」と養生の仙薬というのは、不老長寿を得ることができる、仙人の薬という意味です。当時お茶が大変効きめのある薬として扱われていたことがよく分かります。

お茶の効用

   お茶の効用の多くは、お茶独特の渋みのもととなる成分で茶カテキンによるものです。発がんを抑える作用、血液中のコレステロ-ルを低下させる作用、老化を防止する作用、血圧の上昇や血糖値の上昇を抑える作用、抗ウィルス作用、虫歯を防ぐ作用、口臭を予防する作用など実に多くの効きめを持つものです。

   次に挙げられるのがカフェインです。眠気を覚まし、運動中の脂肪燃焼を助ける効果があります。また、ビタミンCも多く、急須でいれたお茶1杯で1日に必要なビタミンCの10分の1を摂取することができます。ほかにも各種ビタミンが含まれ、中でも多いのはカロテンやビタミンEです。カロテンは緑黄色野菜に多く含まれ、がん予防に効果があるのではないか、と近年特に注目を浴びている栄養素です。ビタミンEも老化防止効果などで、非常に評価が高いものです。

お茶の食べ方

 お茶を食べると言われると驚いてしまうかもしれませんが、お茶を使った料理の歴史は古く、『料理物語』(1643年)に記載されている「奈良茶」は、お茶の煎じ汁で米や豆などを煮たものでした。現在では、加工用の抹茶の需要が高まり、抹茶を用いた菓子が多く製造され、お茶は食材の1つとして扱われることも多くなりました。抹茶は碾茶(覆下栽培した茶葉を碾茶炉等で揉まずに乾燥したもの)を茶臼等で微粉末状にしたものですので、飲むと言いながらも、お茶の成分を丸ごと食べていることになります。
 また、茶産地においてはお茶の生の葉を天ぷらにするといった食べ方もあります。タイやミャンマーでは、ミヤンやラペソーとよばれる食べるお茶があります。

 煎茶の茶葉や、上級煎茶の茶殻は食べることができます。お湯でいれたお茶の中には、水溶性の成分は溶け出していますが、食物繊維やビタミンE、カロテンなどの不溶性成分は茶殻に残っています。お茶に含まれる成分の約7割は茶殻に残っており捨てられてしまいます。ですから、料理や菓子に、茶葉や茶殻を使用したり、抹茶を使用すれば、お茶の栄養素を効果的に摂取することができるのです。

 お茶を使った代表的な料理といって思い浮かぶものといえば、茶粥やお茶漬けではないでしょうか。お茶の香りが茶碗全体に広がってあっさりした中にも、お腹にしみいるおいしさがあります。

 お茶の茶液は、生臭みを消す効果があるので、魚や貝類を茶液で洗ったり茶液に浸けるといった利用の仕方もあります。また、茶液で小魚を煮ると骨まで柔らかくなる効果もあります。

 粉末にした煎茶の茶葉や抹茶は、パスタに和えたり、天ぷらの衣に混ぜてお茶の香りを楽しむのもおすすめです。茶殻はフライパンで炒って水分を飛ばし、ごまやかつお節、醤油で味を整えると、簡単にお茶殻のふりかけができます。

 ストレスの時代、飽食の時代に生きる現代人にとって心身の健康を保つうえで、日本の気候風土に馴染んできた緑茶は、生活に切り離せないものであることを改めて感じます。

(文章引用:公益社団法人 千葉県栄養士会 HP 健康を考える皆様へ)