
1月 30, 2021

Posted on 1月 30, 2021
春隣(はるとなり) 「すぐそこまで春が来ている」という意味の、暖かい季節への期待が感じられる言葉です。
噂を聞きつけ、どうしても見たくて。みなとみらいからチャイナタウン散歩です。あったかかった、春を感じました、みなとみらいから。
時代は煎茶であります。先日の若冲のドラマ(作:源孝志、京都人の密かな愉しみ、の)で売茶翁(ばいちゃおう)が出てくる場面があり、そればかりが気になってしまった。実在した人なのだ。時事を話ししながら茶を売るのだ、しかもおもてで外だ。しつらえのぜいを凝らした茶室じゃなく、その都度自然の中にそれを求めて。そこだな今、面白いと思ったのは、これは今もできる、というか、今だからこそいいなと。茶だ。
乾燥させた小甘藻(こあまも)を巻き付けて焼成して作るのだ。藻に含まれる塩分が作用した部分が赤褐色に発色する、そしてなんと藻は金色になるのだ。常滑の伝統的な手法であるが特に谷川さんはそれまでの常滑の歴史的過去、現在を含めて一番お上手な人だ、芸術性がとても高い。(完売済み1/25)
Posted on 1月 23, 2021
日常に使う数々のお皿や茶碗などの語源のルーツ「せともの」それは日本六古窯のひとつ、愛知県瀬戸市に由来している。なぜやきもの全般が「せともの」と呼ばれているのか、それは1000年もの間、常にやきものをリードしてきた長い歴史にある。瀬戸市での陶器生産の始まりは何と平安時代にさかのぼる。九州・有田焼の起源は約400年前、ドイツ・マイセンは約300年前といった名産地と比較しても歴史は古く、さらに1000年間、途切れることなく生産を続けてきた産地は世界でも珍しい。
「発展できた理由は、市内で良質な粘土が採れたことにあります。強い耐久性、適度な粘り気、そして一番の特長は『白さ』です。鉄分をほとんど含まないため、色とりどりの釉薬や絵付けが映えて、さまざまな種類のやきものをつくり出すことができたからです。
平安時代の茶碗や皿づくりから始まり、鎌倉時代は祭事や武家のための器、江戸時代は庶民の日用品、明治は輸出用磁器、それ以降になるとガイシなどの工業製品にも発展。
「陶器と磁器を両方手掛ける産地は日本でも希少であり、高い技術力によって時代の要請に合わせた製品をつくり続けてきました。
その中でもこの馬の目である。江戸の後期に流行したモダンな柄で、日本の各地の産地でこれを倣(なら)ったものがあるが、ここがルーツである。ルーツ オブ ルーツのさらに陶器である。一里塚本業窯の作品、日常使いに使う、江戸時代のモダンでもある。テーブルが華やぐ、稀有な土物であります。
地図で見た日本の真ん中に位置する知多半島、気持ちの良い風が吹く環境の中で生まれる、独創的なクリエイティブ、まだ若い頃のとても優れた作家の作品を一つ、お持ちになりませんか?
オンラインストアに、釉薬の魔術師と言われるヤンセンさんの作品をアップしました。印象派のような表情、あるいは春の西陣の着物のような表情を見せる陶器。基礎がしっかりした作品をどうぞご覧くださいませ。