投稿日: 6月 15, 2022

六古窯の常滑、らしいものが生まれくる。

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世代を超えるモノ、産地の自然を背景にしたモノづくり、知多半島の土の贈り物。

伝統の六古窯(備前・丹波・信楽・越前・常滑・瀬戸)を背景に、今も若い世代のクリエイターが日々求め続ける高い完成度の、日本人らしい指先を駆使した伝統的工芸品の地場の産業。これは守らなければなりません。デザイン的視点から見ても、道具という視点から見ても、それは美味しいお茶を淹れるという一点を作り手の方達が求めているのが見える、だから、詳細が心を打つ。そんな急須を愛する。LOVE 急須、出会ってしまったから仕方ない、それも始まりは静岡のお茶の世界的な展示会だった。見た瞬間の一目ぼれだった。あれから6年がたったけれど、その LOVE な気持ちは高まるばかりだから…お茶と急須の関係、たかが急須、だけど作りてから謂うと、されど急須で、いかに自分が納得した品物、急須ができて、いかにお茶が美味しく出せるかっていうことが作り手のこだわりであると、喜んでもらうのが一番いい。お客さんも楽しんでお茶を淹れて使ってもらう、そういうものでありたいと思うと、作り手のどなたもが思うところであると謂われています。

愛知県南西部の常滑市。平安時代から(平安とは、令和4年→平成→昭和→大正→明治→江戸→安土桃山→室町→鎌倉→平安→奈良、と続いてきた時代を遡ること、平安は9世紀の始まりからはざっと1200年の歴史)「常滑焼」が作られてきました。常滑でとれる土は、鉄分が豊富なのが特徴。江戸時代には、酒や油を貯蔵できる壺や瓶(かめ)として全国で重宝されました。やがて生み出されたのが、お茶の間に欠かせない急須です。その独特な朱泥(しゅでい)急須、釉薬は一切使わず、低温で焼いた急須は、溶けずに、表面には土の中の粒子が残ります。これが渋味成分を吸いとって、お茶の味はまろやかになると謂われています。

お茶をおいしく淹れるためには、「煎茶」には急須、使い込むほどに味わいが深くなる、それは知多半島からの土の贈り物なのです。

ここにあるのは、ずっと人気のとても丸い急須、心も和む、まあるい急須です。このまあるい急須は、茶切れが良く、垂れにくい。表面がとても滑らかでありながらロクロの手で作られている、手触りが良くて、軽くて使いやすい。モダンな心も和む、常滑ならではの背景から生まれ来る、人気の急須。温もりのひと時を味わう急須です。

北龍・イッピン朱泥 7,260円 容量280㎖(存在感抜群のクロもあります)

陶製茶漉しのセラメッシュ、お茶がよく出ます。
キレの北龍
美は細部に
始まりの一歩に外せはしない、まずはこれから これを知らずして急須は語れない、「されど急須」
同じ形の色違い
存在感のある黒

投稿日: 5月 27, 2022

他にないものを

カテゴリー: LESS IS MORE

私の前に途はない、私の後に途が出来る。簡単なものを扱う気持ちなどさらさらない。難しいモノをできるだけ扱うようにしている。それを何年もかかって見つめています。本質は変わらないから。お茶の産地が増えないのもそこだ、簡単には入れないのだ。鉄人の作品と若い鉄人の作品。お茶は美味しい。

右の小さな湯呑みがいい色でしょ、小北條でなくて北條さん作です、鉄が赤い。ここにあるの全部私の日常使いの私物です。

投稿日: 3月 01, 2022

尾池 豪さんのランプシェード

カテゴリー: LESS IS MORE

ガラスのランプに少し、この様な無垢の木のランプを付加すると、インテリア上級者になる。揺らぎのガラスと、質の高い木のランプをミックスさせることによって、よりレベルの高い自然なマターが存在しだす。インテリアを決定づけるものはランプであると言って過言でない。高いゴージャスじゃなくて、プリミティヴでいいと思うこの頃である。

安土さんのガラスとの相性も良い。

投稿日: 7月 23, 2021

錆千筋 / 森正洋 展より

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今回のフィーチャー作の二点目は「錆千筋・さびせんすじ」九州のここら辺の特徴的手法、サビがついたような表情の色つけをいいます。森さんはモダンにサビを施した最初の人。なんと1960年の初回制作にあたります。モダニズムの時代の始まりを予感させる。「クラッシック バット モダン」な表情を得意とする森正洋の作風がすでに確立されていたような作品。これが出た4年後に東京オリンピックだったと思うと、その時代の新しい息吹が、活気が、あふれていた日本が想像できますね。これを今の時代に購入できるということはすごいことですよ、白山陶器の企業努力と心意気を感じさせます。それぐらいにこの作品は貴重です。「モダニズムの礎」です。この美しい日常性のあるデザイン、これを良いとする視点が今また欲しい、受け取り手には、そのように重要だとデザインを見ていて思うのです。千段彫の模様に錆染付けを施した「錆千筋」シリーズです。1960年に森作品としてグッドデザイン賞をも受賞した製品です。

美しいモダニズムの時代の始まりを予感させた作品シリーズ、それが「錆千段」、今見るとこのベージュに乗ったブラウンの錆がいいですね、これ細いから入れるの大変でしょ。白山の技術、なのに価格は中庸のプレミアム、他にありません。これが始まりです。森正洋はいろんなことを学んで(例えば、一つとして北欧デザインとか、その他世界のいろんなデザインを見て)これを生んでいます。今みたいにデザインが溢れていた時代ではなくて、それこそ古いものしかなかった、日本にはね、そんな時代に出てきているのです。そこが松銀さんなどが今も大事にされている理由ですよ、きっとね。

3寸から7寸まで、1寸は約3センチ、高さは 20mmから35mm 価格は3寸から ¥1,100、¥1,320、¥1,870、¥2,530、¥3,080(いずれも税込価格)
茶漬け碗 3,5寸、¥1,210、4寸、¥1,430、4,2寸、¥1,650 (いずれも税込価格)
左:深鉢の小 径115mm高さ:60mm ¥1,870 右:深鉢の大 径180mm 高さ:75mm ¥3,850 (いずれも税込価格)
煎茶碗 径:90mm 高さ:55mm ¥1,320 急須 幅:170mm 高さ:85mm 実用容量:400cc ¥4,620 (いずれも税込価格)

MWL STORE で実際に見て、触って、その価格を感じて、強さ(強度としての強さとデザインとしての強さを言う)を感じて、是非、新しい時代に買い替えてください。どれでもいいはずはないし、買うべき時期がありますね。モノには。

いいなぁ、実に美しい。美しいものが美しい。

投稿日: 12月 23, 2020

ディーター・ラムス展

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, LESS IS MORE

伊勢丹の2階で、場所も結構広くとってディーター・ラムスのデザイン展です。時計と計算機ぐらいしか販売できるものは無いのですがね。。。でもよかった、ラムスにとらわれているものにとってはね。写真はオッケーでした。

フォルクスワーゲンのデザインが好きなのは、AUDI でもBMWでもなくて フォルクスワーゲンというデザインが好きなのは、原点こういうところから来ているからなのかも知れません。つまりバウハウスのデザインが好きで、いまだにクルマでバウハウスの視点を感じさせるのはVWだけかな、もちろん個人の感想ですが。テールランプとかサーフライン、とかににね、ゴルフとパサート、ポロに顕著ですよね、自動車メーカーの中でも唯一、バウハウスの思想をVWのデザイナーも意識していると思うのですよ、って言うか背負っている。そして最新のID3やID4(2023年に日本導入)すらそれを感じてしまうのですが。ま、個人の感想ではございますが。
写真はあったが今回展示のなかったVITSOE 。MWLの壁面収納は全てVITSOEです。日本に代理店は無いので英国へダイレクトに発注しなければならない。つまりD2C
バウハウスの思想に準ずる、Less and More 。こんなキッチンで暮らしたいなぁ。。。

投稿日: 2月 10, 2020

Hans J.Wegner Model GE-290

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67years Old Modern North Style sofa. A rare 2-seat sofa designed by Hans J. Wegner in 1953, produced by GETAMA in Denmark

20年前に取り寄せた、私のスタンダード 座りやすく強い。ウエグナーの二人がけのソファーデザインとして非常にレアである。
北欧のモダンアンティークス GETAMA社が製造を担当。
さまざまの国内家具メーカーへの影響が大きかった、いまだに似たものを生産しているところもある。ここがそのルーツ。源流の一滴はウエグナーから。
良質な無垢の北欧オークを木目を選んでふんだんに使用。
構造力学的に最も強いスラント構造、しかもかけごこちがいい。
美しいバック斜めからのスタイル
温度が寒くて一定な北欧で育つオーク材の木目は美しく貴重である。
もうオリジナルで生産されることもない。

Made with Love Hans J. Wegner / ATELIER AOAO