晩夏から秋のぶどう柄

陶泉窯の特徴、ぶどうの部分の盛絵具、立体感が出て、白場との関係が、より絵画のようであります。
五山ぶどう茶碗大と小があって、夫婦茶碗にもなります。
五山の稜線と繊細な曲線と白場のバランスが美しい。
中にも外にも装飾を施す、空白とのバランスがいのち
どこか品格が漂う形状と絵柄ですね。
ぶどうの部分は盛絵具の手法、膨らんでいます。陶泉窯ならではの絶妙なバランス感覚
熟練のたまもの、女性らしい曲線とも言えるのではと。。。清水焼
中も外も魅力的
写真よりも現物がもっと美しいです。ひとたび、この魅力に気づいてしまうと魅了されてしまう。
さぞかし美味しい紅茶が飲めることでしょう。フレーバーティー、ハーブティーに良いですね。客人に褒められるきっと。自分が嬉しいか。。
僕はこのぶどうの柄が好きで、初めて見た時から一目惚れしています。和でも洋でも、ってところが、だから煎茶でも紅茶でも。
座りがかわいくないですか?ドッシリとして。
清水の創作
これも実物が見事ですよ。ぶどうの盛絵具の表情とつぶつぶ感がいいです。少し大きめの花器です。アーティスティック。
伝統産業でしか創れない表情がある。日本の良さは加えることだけでない、引き算の美学。やり過ぎない、盛りすぎない、つまり白場の美学。それは全てのことに言えるし、古来、人はこういう創作を見て、いろんな思想、戦略、経営の手本にしてきている、日本特有の白場の生かし。私は京都・清水焼にそれを見る。下絵付けだから出る表情がいい。