投稿日: 4月 08, 2022

伏見のお稲荷さん

カテゴリー: 開物成務

旅程の最後に商売繁盛・五穀豊穣の神様として伏見稲荷大社へ。じっくりとお詣りするということで。

今年はいろんな作家さんの方達との展示会などなど、目白押しなのです。そして節目の七年目、それらの無事を祈念するべく。

ご祈祷もお願いしましたが、そのご祈祷の丁寧さはいまだかつてないものです。これだけ大規模な神社さんであるのにです。素晴らしい驚きでした。さすがに京都です。

参拝とご祈祷の後、千本鳥居の信仰の山の頂までお詣り。これが山を一周するのに1時間半かかった、麓から麓までだけで。とても急な階段のとんでもな連続の連続の連続の鳥居に息は上がるし、これが山中続くのです。翌日の今日、脚が全体にマジな筋肉痛で歩きづらい….これがいいのですね。
まだまだ中腹の洛中の景色
やっとこれが見えた頃には、息も絶え絶え、脚もがくがくに。よく登ったな!オレであります。さすがにほとんどは若い人か子供さんでありました。
神楽の舞台、ご立派でございます。
これはお詣りの前に、参道にある「いな福」さんでの昼まえのブランチ、あえてホテルでの朝ごはんは外しておいて、このきざみの蕎麦と名物の発祥地としてのいなり寿しをいただきました。さすがな味でございました。そのすべてが好きで、関西のうどん、そば、おいなりさんのベースはこれだと思いました。うすあげの美味さよ、どうってことのないものに、その神が宿っていました。山に上がる前で良かった、降りてきたら食べれなかっただろうと思う。それぐらい体にはこたえていた。もし行かれる方がおられましたら、せっかくですから午前の参拝で昼に近い、いな福、食べての参拝をお奨めします。時間の始まりまでが午前中に終わるように。朝早くから営業されてます。

投稿日: 4月 07, 2022

ヨーイヤサー

カテゴリー: 開物成務

令和初舞台の「都をどり」観てきました。

しかも歌舞練場が耐震工事中により、新しくなった記念すべき南座での講演でございました。

桜満開の仁和寺のフィナーレ舞台は圧巻でございました。

クリエイティブとはここに極まれり。

この着物がとてもよかったです。
五世:井上八千代さん・京舞家元 人間国宝 振付・指導のもとの「 都をどり」

投稿日: 4月 06, 2022

大谷幸夫と村野藤吾

カテゴリー: Liberal Arts

京都へ、桜、建築、仕事の旅。

大谷幸夫設計の京都国際会館は1966年に開館されている。その内装は56年経った今もなお評価され続けるもので、何よりも美しい外観と内装の印象は異なると感じる私ではある。去年に続いての訪問。日本のモダニズム建築。

そして、その京都国際開館の会議場向かいのプリンス、村野作品の秀作への滞在は2箇所目、一つ目は「志摩観光ホテル」だった。

楕円の形状 プリンスホテルの中でも名作中の名作と私は位置付ける。

村野は晩年まで、建築家は徹底して謙虚でなくてはならない、そう述べていた。資本主義のなかで、建築は勘定できる資本であり、たとえば銀行であれば預金、公共施設であれば税金が使われるのであるから、現代の建築は社会のものなのだ、という認識をつねにもっていた。それゆえに、「村野の作品ではなく、村野の関係した作品」であり、たまたま関係しただけの話であり、作品はやはり社会のものなのだ。そうした態度は、決してニヒルな気持ちから来るものではない。彼は続けてこう語る。「だから社会の人にたいして建築を大事にしなさい、愛しなさい、傷つけてはいけない、ということがいえる。それは村野を生かすためじゃないでしょ。建築自身を生かすためのものじゃないかと思います」(『新建築』1980年1月号より引用)と。

投稿日: 4月 05, 2022

B-42 Mies van der Rohe

カテゴリー: Liberal Arts

カンティレバーの名作として1920年代に発表された。ミースのセリフであるLes is Moreを具現化した名作であり、座ってみると微妙に上下するそのパイプ椅子としての特徴はとても居心地のいいものでもある。名探偵ポアロのストーリーでも、ハイソサエティの自宅のインテリアで出てきていて、待てよ、時代考証がおかしくないかと調べてみたら、なんとか同年代に生まれているものだった。そう、百年のチェアなのだ。かのY-CHAIR ですら1940年代後半の登場である、その30年近くも前に、パイプのカンティレバーを創造するという凄さがあります。今でも本家から20万ほどで購入できます。

投稿日: 4月 05, 2022

十二段屋・丸太町店

カテゴリー: Liberal Arts
民藝飲食の老舗・十二段屋さん
丸太町通にあったのですよ。
今日は別行動にて一人晩御飯。一番好きな十二段屋さんへ。だし巻き、茶漬けです、正面奥の器は桜と紅葉、京の二大イベントに使えるお皿。
お茶漬けのお茶、急須がいいですね。
なんと、民藝の十二段屋なのに、仁清の写しがあることを発見、楊枝入れですわ。紛れもない仁清でございますよ。見逃しません。京都では民藝も仁清も混ざります。
これも写しではありますが。。。
おっと、上がり口にあるのは河井寛次郎じゃありませんか?何も表記がありませんが、これは本物でしょう。
民藝飲食の一つ、十二段屋さん これ全て行かなければ、民藝など到底語るなかれ 京都とは学びの都

投稿日: 4月 05, 2022

白雲窯

カテゴリー: アルチザンな人たち

今回の京都入り一番のその目的はゴールデンウィークに行なわせていただく「白雲窯」さんの展示会ためのものでした。その自然な白い雲と青い空、里山の背景は、五年ぶりの今回二度目の訪問でありますが、何も変わらない、大切なものがちゃんとそのままにありました。これは嬉しかったです。

私にとって、その作品群は、色、手触り、質感、釉薬の光、造形、加飾された色使いやデザインを含めて、私が日常的に使っている中で、どれもがずっと魅力的なものでありました。それが縁もあって、私共からの申し出に快諾いただき、今回のゴールデンウィークに展示会が出来ますこと、それは無常の喜びであり、今回初めての特別なことであります。

横浜・石川町の豊かな背景の人々に、そのすべての過程において、ものづくりにおいて、最良を求められる姿勢から生まれくる、質が高く、創造性の高い作品群を是非ご覧・実感いただきたく存じます。

そしてこれからそのストーリーのある、詳細を今後少しづつご紹介させていただきます。

SDG’sの観点からも、また、その創作の現実・現場の中で、今こそとても注目されるべき一連の流れは、ずっと以前から行われています。白雲窯。村山光生さんの取り組み、それは薪窯づくりから始まりました。今の時代だからこそ相応しいと感じています。やっと時代が追いついてきたという、その思想、ストーリーに。お話にずっと耳を傾けていて、ずっとそう思っていました。どこにも無理がない、自然体。
ここからすべてが生まれていく
薪窯らしい風合いも美しい。今回の展示会のための作品の一部、なんともまぁ素敵ではないか!僕はこの土瓶とその右にあるワインやお酒用のゴブレット、スープボウル、掛け分けの皿など、これがいいと思うのですよ。いい色使い、グリーングレーというか、是非お楽しみにお待ちくださいね、ゴールデンウィークです!
五年前に訪問した時に立ち会った、窯焼きの現場、左が当主:村山光生さん、右は娘さんの:マディの村山朋子さん。あうんの呼吸の窯焚き。白雲窯の薪窯。薪窯であるということ。

投稿日: 4月 05, 2022

京丹波に向かう。

カテゴリー: Liberal Arts

ただ物産が豊富というよりも、それらの食の全てが別格に美味しいということです。栗、黒豆、米、野菜、どれをとってもただ生産しているでなくて、革新的な産物へと進化を続けている、京都の農製品の舞台。京・丹波地方。綾部に向かってます。久々の訪問です。

買いました。今回の目的の一つ。美味しいお米を食べたいから。
ネギの美味いシーズンも終わり、ネギ好きにはこれは買いたかったけど、さすがにまだ予定が何日か続くので、クーラーボックスも持ってきたので、最終日に「イカリ」さんで買います。
黒豆、その種類の多いこと。

投稿日: 4月 05, 2022

桜を見に来ました。

カテゴリー: 私が選ぶスタンダード
京都入りしました。基本的に新聞は地元メディアを読みます。京都に来たら、京都の情報は京都新聞で。東京新聞を選んでいるのは外信に強くリベラルだからです。
早めのブランチとしてのパスタ、力がみなぎります。さあ京都!
フルーツサンドは永世定番