投稿日: 3月 11, 2023

ヒマラヤムーン、小北條の後手。

カテゴリー: おいしい, アルチザンな人たち

ジュンチヤバリのお茶を想う茶器をMWLのために作り続けていただいています。清水小北條さん。印籠蓋の絵は魚の骨で描いた繊細な造形。常滑の伝統を今に伝える。いい茶器はジュンチアバリ茶をおいしく淹れる。茶のある佇まい。今だから大事にしたい。あれだけあったのが二個になりました、店頭に残る。

象嵌で描く絵は、ヒマラヤの山々が摘みの廻りを回り、それに満ち欠けする月を描いていて、空気穴が満月という。なんとなんとなんとな、フライミートゥーザ・ムーン MWL だけでしか買えません。

お茶も急須も服もバッグも陶器も本気だぜ、MWL STORE

投稿日: 3月 11, 2023

ジュンチヤバリ茶園の優れたお茶の生まれるところ。

カテゴリー: リスペクト

ヒマラヤ颪しの風が霧を雲をしたがえてやってくる。美味しいお茶が育つ世界屈指の環境下で育つ。ヒマラヤ山麓というのが肝入りなところ。おいしくないわけがない、その先入観で呑んで、間違いない。月の茶園はジュンチヤ(大きいヤを使います)バリ。ただものではないお茶を知っていただきたい一心でのお取り扱いです。お茶に心をささげた人たちの作品です。2000メーター級の、お茶がただしく育つ限界域にある農園。育て方、製茶の技法、それらのすべてです。今なら3種類ございます。

一に環境。

投稿日: 3月 11, 2023

ヤタロウ’ズ マーマレード

カテゴリー: おいしい, アルチザンな人たち

開発に何年もかけた時間が、この味に辿り着いた。マーマレード好きがたくさんの種類を食して感じる感想。ほんとうにおいしいものを少しづついただく時代。自分で創るか、おいしいものを厳選するしかない。朝の楽しい食卓に並んでいるべきもの。

投稿日: 3月 10, 2023

クリエイティヴと思想

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, Philosophy

ASI Reisenは中欧の国オーストリア、チロル地方の旅行会社である。決して、ありがちな今時なITやDXの長者の会社ではない。

そうなのだ、「ウィーン分離派」の末裔の国なのだ。だからデザインの時代対応のセンスが傑出していて理解が高い。

本社の新社屋建設にあたり、ノルウェーの設計事務所「スノヘッタ」にデザインを依頼した。 スノヘッタとASI Reisenのスタッフは自然と人間の共生を主なインスピレーションの源と、デザインコンセプトを共同で開発した。

木造のこのオフィスビルは、環境フットプリントを最小限に抑えるように設計されている。オフィス空間は開放的で、特注のWorks 昇降式デスクが導入されている。設計事務所「スノヘッタ」はデスクの色にこだわり、マッシュルームと呼ばれるアースカラーを採用した。またオープンスペースのオフィスにダイナミックな動きをもたらすため、デスクのサイズは160 x 78 cmと特注サイズの180 x 78 cmを組み合わ導入している。

各々のデスクには、特注色ブラックのワイヤースクリーンの他、吸音効果がありプライバシーを保護するフェルトカバー、ペンや小物に最適な引き出しがアクセサリーとして取り付けられている。

仕事をする空間、日本は決定的に遅れている。これは何もお金をかけている事例ではない。詳細を見ていても極端に高いものを使っているわけでもない。センスとデザインとその思想の産物と言える、それが日本にはない。

いい仕事をしよう。人生は仕事で出来ているから。だからその空間は大事なのだ。

日本の新しい時代に向かって、「新しい都市と仕事の空間」を創ろうではないか、諸君!

コア・バリューとストーリーを生かした経営を、小さな時から行うのだ。

投稿日: 3月 06, 2023

交歓するモダン、機能と装飾のポリフォニー

カテゴリー: Liberal Arts

横浜公園の入り口から乗って、第三京浜を玉川(多摩川)まで駆け上がる、目黒通りに出て走ることしばらく、白金台の手前左手に東京都庭園美術館がある。旧宮家の邸であった、アール・デコ様式の個人住宅は世界中に存在するが、その中でも質が高く、保全状態が良い。1933年に完成したものであるが、空襲を受けていない、皇居、京都や鎌倉などと共に、米国の戦後処理日本、日本再生計画の意図が見える象徴的な建造物だと思う。今の戦争時代に入った、ウクライナに対するロシアの行動を見るにつけ、あらためて恐ろしいものがある。長くなりそうなのでやめておく。

私は「ウイーン分離派」好きである。ホフマンを代表とする歴史的事象のことだ。理由はただ一つ「すべてが美しい」からである。バウハウスまでの影響の道のりは、世紀末から明けてのアール・デコまでの一連の造作芸術の流れが系統だって見える、その重要な中興の祖となったのが「ウィーン分離派の仕事」だったと思えてならない。

最終日だった、見てきて思えば、何度か来ていたかったなと。惜しいことをした。

常設の美術館ではない、企画展を年に5〜6回する。この建物の存在そのもののすべてが美術館だと言える。照明などの全ては、世界的に見ても1900年前半の最も優れたものであることに間違いはないだろう。あまりに美しい照明器具や内装であると思う。

日本の美術館の多さは世界でも傑出していて、その中でも、かなりなものであろうと思う。

ほぼ庭園である、一角に美術館というか、お屋敷あり。
アガサ・クリスティーの名探偵ポアロの時代もこの時代で、イギリスにおいても近い造形がよく出てくる。けれど、これはすごい。
入り口からしてやられてしまうのだ
なんという照明なのだ!
なんと美しいことか
新館の入り口
美しい新館なのであるが、自販機はここでなくてよいだろうに、少し考えればスペースはあった。駐車場前なので、バスとかもとまるのでの配慮なのかも知れないが、その配慮をもう少し考えて欲しかった、自販機が造形全体をスポイルしているは言い過ぎなのかな。モエレ沼公園はノグチが指示して視野の中に日本特有の自販機のある姿を隠したという。無くすのじゃなくて、あるべき場所を考えるということなのだろうと思う。これだけ美しいものなのだから。