投稿日: 6月 08, 2022

飲みませ、伊勢茶。

カテゴリー: 街物語
横浜と伊勢の深い関係。今月発売の三重県の雑誌「NAGI」さんで詳しく伊勢茶の歴史を素晴らしくご案内いただいています。
MWLの蒸気船・ハイカラ・遥、そしてわたらいとオリジナルのお茶を創り続けています。それは横濱と伊勢地方との浅からぬ関係からでした。お茶を扱う横濱人として、避けては通れない話だと。
茶聖・大谷嘉兵衛のストーリーを深く解説、横濱の経済の隆盛になくてはならない礎の人でありました。そこら辺りは開国開港記念館に詳しくあります。日本大通り近くです。
好評にて発売中「遥」はるかなる大谷嘉兵衛を想い乍ら、その当時、横濱の遥かに先を見通していた人です。
創業慶応元年・伊勢茶の「かねき伊藤彦市商店」さまのお取り計らいで継続できる、MWL STOREの伊勢茶シリーズ、感謝の言葉しかございません。横濱と三重県の今も続く関係です。

 

去年の発売時のご案内

蒸気船と上喜撰 太平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も寝られず

MWL Tea Arts Store

投稿日: 6月 07, 2022

アマモ

カテゴリー: Liberal Arts, Philosophy, Think., リスペクト

私の前に途はない、私の跡に途ができる。

谷川仁の創作を理解するには深く掘り下げる必要を感じたのである。たかが急須、されど急須である。私の心の中心に常にあるのは急須である、美味しいわずかな産地の”茶”とともに。

谷川仁の創作の中で最も重要な存在の藻掛け急須、それの元がアマモである。色んなことを調べていく過程で教えてもらっている、いろんな引用をいろんな側面から検証して、その中心にあるものを確たる信ずるものに組み上げていく。斜め読みで理解することは嫌いである。そこに学びはない、忘却するのみだ。必ず何かに残す。

これも近くの高校生の子の一言から出た、「学び」である、学びのきっかけは逃さない。人間であることの証明は学びと読書である。老いては子に教えられることがどんどん多くなる、謙虚に耳を傾ける必要がある。 

海遊館ブログより引用

アマモは、海にはえる海草(うみくさ)の仲間で、海藻ではない。アマモは、根・茎・葉の区別があり、花を咲かせて種を作る種子植物です。アマモが好むのは、波静かな入り江や内湾の浅場で、泥の多い砂地に地下茎と根をはってくらしている。

 アマモの群落はアマモ場と呼ばれる。アマモ場には動物プランクトンやゴカイ、ワレカラ、ヨコエビなどがすみつき、それを食べる動物が多く集まる。また、エサが豊富なだけでなく、稚魚などが大型の敵から身を守る隠れ家としても役立ち。時にはアオリイカなどが卵を産みつけにやってくる。アマモ場の働きはその他に、海水の汚れを取り除いたり、水中の酸素を増やしたり、海底の土壌を安定化させたりと様々である。

上記の様に、生き物にとっての環境を良くするアマモ場は、かつてたくさんあった。しかし、埋め立てや護岸工事によってアマモが育つ浅場は全国でもなくなりつつあって、近年では、各地での環境再生の取り組みで浅場が作られ、残っていたアマモ場からの種の広がりや移植などの効果で、アマモ場が少しづつ増えてきているようだ。

 アマモ場をよみがえらせる取り組みは全国に広がりを見せ、毎年1回「全国アマモサミット」という形で大会が開かれている。アマモやアマモ場に興味がある方、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
詳しくはhttp://www.hannannoumi.com/まで。

海草(うみくさ)の仲間であって、海藻ではない、これがキホン。
美しいアマモ場 これを急須に巻き付けて焼いた人の存在が貴重だ。人の創意工夫に脱帽だ。自然環境が健全であることのバロメーターである。知多半島は自然とともにある。写真提供:岩井克己氏

ここからは、「里海~山・森・川・海~全てが調和して自然と生命を造る」より引用

アマモ(学名:Zostera marina)は、北半球の温帯~亜寒帯にかけて分布する海草の一種。海草は海藻とよく混同されるが、前者が維管束を持つ高等植物の種子植物なのに対し、後者は維管束を持たない原子的な植物である。
アマモは、水深およそ1~3mの沿岸の砂泥地に自生しており、日本でも全国各地で見られるが、近年は海洋汚染などの影響によって徐々にその数を減らしつつある。悲しい現実である、知多半島は尊いのだ。

地下茎をかじればわかる

こちらは、アマモの全体的な写真であるが、この写真で茶色の部分が「地下茎」と呼ばれる部分で、ここからランナーという脇芽をだして無性的にも増えていく。そして、この地下茎の部分が甘い味がすることから、「甘い藻」=「アマモ」になったとされている。すごいな
冒頭でも解説したが、アマモは「海草」。つまり、根があり、茎があり、葉があり、それぞれに維管束(水分や養分を運ぶ管)を持つ高等植物(種子植物)です。上の写真のようにしっかりと葉脈も持ち合わせている。

また、アマモは種子植物のなかでも単子葉植物(大きく分けるとイネなどと同じ仲間)で、花を咲かせ、種をつけて増えていき。なお、アマモは小さくて白い水中花を咲かせる。
広義でのアマモとは「アマモ科」の植物を指しますが、日本には3属10種ほどが自生している。

Heterozostera属

H.tasmanica
 

Phyllospadix属(スガモ属)

スガモ|P.iwatensis
エビアマモ|P.japonicus
P. scouleri 
P.torreyi
 

Zostera属(アマモ属)

アマモ|Z.marina
コアマモ|Z.japonica
オオアマモ|Z.asiatica
スゲアマモ|Z.caespitosa
タチアマモ|Z.caulescens
Z. muerell
アマモには2種類の増え方があり。1つはランナーから無性的に増える栄養繁殖で、これは言わばクローン繁殖。しかしながら、クローン繁殖の再生回数には限界があり、ランナーで増え続けることはできない。生殖株で花を咲かせ有性生殖を行って種子を作り、新しい遺伝子を持つ株を増やしていく必要がある。これが、もう1つの増え方である種子繁殖である。このように、アマモは2種類の繁殖を織り交ぜながら増えていく。(画像引用は三重大大学院生物資源学研究科論文より)

竜宮の乙姫の元結の切外し (リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ)

この「アマモ」には植物でもっとも長い「別名」がある。
その「別名」とは、・・・「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」。なんと21文字!漢字と平仮名になおすと「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」
つまり、竜宮城の乙姫が束ねて結った髪を切りはずしたもの、という意味。昔の人は、海岸に漂着したこの植物の細長い葉を見て、竜宮城にすむ乙姫の切れた髪が深海から流れついたようすを連想し、そう名づけたのだろう。

さあ、藻掛けの急須を使う理由が確たるものになった。藻掛けを集めて行こう。

藻掛けなら「谷川仁」学び続けることで作家の発する意味を理解して、美味しい、限られた産地のお茶とともにMWL STORE でどうぞ。伊勢と出雲と奈良です。すべてに選んでいる意味とストーリーがある。

アマモはとても想いの深い植物であり、知多半島の人々に色々な影響を与えてきている。

谷川仁レジェンドのアマモを焼き締めた芸術品、なんと4,840円 金糸に見える芸術 藻掛けで常滑一の技術 谷川仁ならMWL STORE 深い知識でお知らせします。産地の方も意識していないような内容で、それはLOVE 知多半島だから、LOVEです。
アマモは焼くとこうなります。アマモの藻掛けはあまたにあるとはいえ、谷川さんだけが到達しているものがある。これはほんとうにお奨めします。見逃さないように、オンラインでも上げてます。
ツマミの先のてっぺんにピンがあたっている、奥行にして1ミリ以下の精度、やはりニコンの一眼はすごいな。Made in Japan NIKON

投稿日: 6月 05, 2022

コンランショップ

カテゴリー: Liberal Arts

去年12月に三井物産・三井住友銀行・日本政策投資銀行の3社により設立されたMSD企業投資会社にそれまで所有していたカッシーナから事業売却されている。そのMSDがこの4月から新会社の社長として白羽の矢を立てたのが中原慎一郎さんだった。これはすごい、久々に聞く素敵な話だ。インテリア界をゼロから知る叩き上げの実力派であり、何よりも人柄の良さを周知が認める人物であるからです。

コンラン好きとしては、東京ガスから始まり、様々な紆余曲折があったものの、落ち着くところに落ち着いて、これからはかなり期待が出来ると嬉しい限りです。インテリアはファッションと同義語、豊かになる社会が避けては通れない。

27年前にパリのコンランで買ったものを今も毎日、毎日ですよ、使っています。
コンランが創ったhabitat社 僕はこの会社が彼の一番の偉業だと思う
真ん中にあるのはバーレイというイギリスのブランド、モダニズムの中に、こういう旧いイギリスを見つけて挿すのがとても上手い人だった、実はそういうことが一番難しい、隅から隅までコンランの目が通っていた時代があって、この事業が形づくられた。
そしてデザインのコンサルタント、優れた初期を持つ会社がぐっと伸びるには色んなことを知っている人の力が必要になるってこと。具体的にデザインを指し示すことが出来る人のこと、デザインとは形だけにとどまらず、ストーリーやブランドそのものの思想を含めて、コンサルティングするということになる。伸ばそうとすれば、内にある力をどう引き出してもらうかにかかる。その投資が一番大事、けむたいことを言ってくれる人の存在。
HEAL’S もコンランが創っている、この袋のデザイン、彼が創ったものではないが、指揮をしている、そこが大事、全体の中の一点を指揮、指示できる人などそうはいない、デザインという視点だけでなくて、ビジネス、ビジネスの中にどう思想を落とすかにある。コンランはそれが出来た人。
ただ北欧風を装うことなどでなくて、本質への理解 
つまるところ、ここ、大きな俯瞰の小さな一点

投稿日: 6月 05, 2022

晩御飯

カテゴリー: Liberal Arts

なんか、軽く夕飯を済ませておきたい気持ちがあったので、いつものポテサラを作る。キタアカリというじゃがいもの品種が好きなので、必ずお取り扱いいただいているスーパーさんに行く。バゲットはハマさんの、いつも美味しいな。おかげで胃が調整されたように感じる。

投稿日: 6月 05, 2022

パリジャン

カテゴリー: Liberal Arts

お洒落は年齢を重ねてこそ大事なものになると申します。その人そのものを語るものになると、自分にふさわしいものを選ぶ事は大事、誰のための人生か、まず、ご自分でしょう。選べないなら、選べる人に選んでもらいましょう。

投稿日: 6月 05, 2022

夏を過ごすための物。

カテゴリー: Made With Love, アルチザンな人たち

夏を過ごすためのバッグやハットが揃いました。今が最高に揃っています。そのほとんどがマダガスカルラフィアの素材のもの、マダガスカル産のラフィア椰子の繊維を丁寧に割いて、大変手間のかかる作業の上に生産されています。しなやかさと独特の光沢感も美しく、すべて手編みという驚きの製品です。その上質感を手にとって感じてください。ラフィアの産地でも最高の品質のマダガスカル産のラフィアを選択ください。しかも技術あるマダガスカルの人たちが手編みしています。これは多くありません。

マダガスカル産のラフィアをさらに紅茶染めという天然に自然にこだわるところが採用の理由。
マダガスカル・ラフィアのトート型のバッグ
エレファントグラスという水草のバッグ、アフリカのブルキナファソとガーナの国境近くの伝統的な手工芸品、ものによっては三日間かかるものもあって、詳細を見てもとても丁寧に手編みされています。この地方でもかごを編む技術をしっかりと伝えている村は決して多くもなく貴重な伝統的な技術であると言えます。とても美しいです。ナチュラルに黄色、水や雨に濡れると色の部分が色落ちや色移りの可能性があります。特に白いトップスやパンツにはお気を付けてくださいね。この手の自然ものの常ではありますが。素材や特性を知ってお使いくださいね。
うちの定番、リンダバッグ。もう何年来ものヒット品番。とにかく軽いこの大きさで250グラムぐらいですから驚異的、なのに水草で編んだナチュラルな風合いで手や体に、夏が故にあたったとしても、痛かったり痒くなったりしません、流行りのビニールのバッグの半分ぐらいの重さであり、しかもこれは環境にやさしい成り立ちのあるリンダバッグ、ライフサイクルアセスメントの観点からも優れたバッグです。強いです、牛乳を一本入れても、そこの膨らみが変形などしません、そして脇に挟んでも柔らかくて体にもそってくれます。男性が持ってっも違和感のない素材であり形です。マダガスカル産の水草の樹脂の多い素材は雨に強く、染色もしていませんので色落ちすることもなく、数年使うことで艶が出て、色もいい色に育っていきます。とは言え長くお使いいただくためには丁寧にお使いただく必要もありますが。
今年になって人気が炸裂、お洒落持ちのバッグ、マーケットバッグというよりも、奇麗目のスタイルにセンスを添えてくれます。他の女性の目は必ずこのバッグにくぎ付けになります。見たことないと。今年のはやりはこのようなスケルトンのバッグ
マダガスカル産のラフィアをふんだんにつかう編み込みのバッグの定番 
人気ヒットアイテム、サイズが大と小があります。小さいのが人気で使い易い大きさのようですが、大きいのを肩にかけて持っていると存在感も大きく、いっぱい入って、中も見えにくくなっている構造であり素材ですので、便利かつ洒落ている見え方をしています。人気の理由
モロッコ産のタザやしを編んだバッグ、マルシェ・バッグとして年中の定番、ハンドル革はやわらかくて平べったいので持ちやすく。底までぐるりとハンドルを回しているので、思いものを入れても大丈夫、お洒落系のエコバッグとして便利です。革の部分の色落ちや色移りにご注意が必要です。手持ちのバッグで肩掛けはできません。ハンドルの部分の長さのことです。
今年はやりのスケルトンの帽子、マダガスカル産のラフィアを丁寧に手編みしています。
12㎝つばの定番 深くかぶれる女優帽 以下、安定の定番ハット3種類
この何もないのが案外かぶるとかわいい
定番のくるっとハット、ラフィアの帽子を複数持つ時の選択肢、高いものばかり持てませんので、もう帽子は複数持ちで服に合わせた選択を、コーディネートを。

投稿日: 6月 05, 2022

結構呑んだ。

カテゴリー: Liberal Arts

仕事の打ち合わせをして、軽く呑むつもりが、深酒になってしまった。日本酒はうまいな、でも仕上げはワインだった。

電車でね歩いて帰るのは山手、涼しくていい

投稿日: 6月 04, 2022

6周年。

カテゴリー: Made With Love

この6月でまるっと6周年を迎えることが出来ました。この2年半にもなろうとする、日本経済の過去に例を見ない未曾有の状況の継続、特に個性ある小さな小売店には暴風が吹き荒れているような状況がまだまだ続いています。小売店はただ自分たちだけで頑張るしかありません、何もない。よくこの状況で2年半を過ごせているものだと思います。身の丈でいること、無理をしないこと、自己資本比率を限りなく引き上げること、それしかありませんでした。そしてお取引先さまとの信頼関係、信頼に応えること、応えつづけること、販売しただけでなくその後の対応のことです。さらに、その商品を愛し続けること、愛したものを愛し続けることが大事と思いを続けて、去年より今年、さらに次の年をいい年にするべく、地道な取り組みをすること。いろんな販促の取り組みもありますが、まずはそこだと思っています。産地全体を愛することだと思っています。

そして豊かな(文化的に)背景の地元のお客さま、ご近所さまの愛のあるまなざしもそうです。お互いをリスペクトしあいながら、静かに過ごし続けて、一人でも多くの方に顧客さまになっていただくこと。

さらに、スタッフのみなさんのお客さまへの誠心誠意の対応です。

そのすべてのみなさまに感謝の気持ちと御礼を申し上げます。

とにかく、そんなことを思っている日々です。店頭起点の7年目行きます。

MWL STORE 店主敬白