栂尾・高山寺画

「とがのお・こうざんじ」画の国宝所蔵の写し。京都五条坂清水焼産地の中心にて女性による手描きの下絵付け。ですから厳密には一点一点表情が異なります、器の形とて同じです。手をかけることで美しい表情が出来上がる。物には出会うタイミングがあります。

この二つの器まわりのいびつな表情、私が思うに、京都の中心「洛中」から高いビルも無かった頃に、360度ぐるっと見回すと山々が続いています。その表情を捉えての五山(大文字山、西山・東山、船山、大北山、曼荼羅山の通称・大文字の送りに使われる文字のあるそれぞれ寺社由来の字を据えている山のことを言います。そしてさらに五山とは、別格に南禅寺、第一位天龍寺、第二位相国寺、第三位建仁寺、第四位東福寺、第五位万寿寺というお寺の寺格の考えがあります。)といい、茶碗などの縁をいびつにした作品もありまして。それらの名称は五山と呼んでいます。その単純に丸にしない「遊び」「外し」の美学を、洛中から展望する風景に見てとった「京都人」ならではの創作がそこにあると私は思っています。

7寸皿(約21cm) 16,500円(税込)
8寸皿(約24cm) 17,600円(税込)

高山寺:こうさんじ、こうざんじの諸説。デュークの歌ではこうざんじと歌っている。〜大島紬につづれの帯が 影を落とした石だたみ 京都 栂尾 高山寺 恋に疲れた女がひとり〜

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