リバティ

ロンドンのリバティ デパート この表示にはロンドン一番のデパートとあるが、僕にはフォートナム&メイスン がツートップとして並ぶ。リバティは生地屋さんだと思っている人、フォートナム&メイスンは紅茶屋と思っている人がほとんどだろうけれど、デパートなのです。それぞれがワンアンドオンリーな。

特にリバティは、ファッションに特化した、地下にメンズはあるけれど、9割は女性のためのデパートとなっています。文具がまたいいのです。クリスマスコーナーもね。

この二つのデパートのようなデパートは日本には存在しませんが。バーニーズはもう日本にしかありませんが、山下町のバーニーズさんを見ていると唯一それに近いかなって。日本にとって、いや元町周辺の街にとってとても大事なデパートとしての位置付けがバーニーズさんです、何度も言いますが、もうニューヨークにはありませんからね。ウィンドウのディスプレイもどうしているのだろうと思う、あのニューヨークの店のディスプレイを知っているものとしてね。バーニーズと言えばウィンドウですからね。

そしてロンドンではハロッズが唯一日本的なデパートで、それは日本のデパートがそれを目指したからということですねきっと。

ボン・マルシェやリバティみたいなデパートが今からでも日本に生まれて欲しいものです。小売に理解あるスーパーなニューリッチ企業から、長い目で見た理解のもとにね。なぜなら、文化はそこからしか生まれてこないからです。この両方のデパートを見ているとそう思う。ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーみたいな会社のことです。そこがパトロンにならないとね、難しいな。