VW

ギリギリの戦いでドイツ国内の工場が残された。35,000人のリストラ、給与の減額が条件で労使が合意。実は経営にとっても国内工場は残したかったものだろうが、オールオワナッシングの状態まで経営は追い詰められていた。やがての日本にとって、遠い国の話ではない。ドイツと日本は自動車大国というか、傘下に広がる関連産業の国家的影響力の大きさが、EV化というパーツの少なさに喘ぎ始めている。人は削減しかないし、そこでしか営業利益率の二桁化は成し得ないのだよ諸君。二桁あれば良い企業像は賄える、IT系などに人が群がるのはそこだ。いろんな部分に手を尽くせるからだ。とにかく知恵がいるトヨタ並みに。

 
今のロゴはこれだ、上のロゴを使うことに悪意を感じる、もう何年も前からこれだ。
VWブランドもさることながら、傘下ブランドの一つアウディの利益率の低さに問題がある、高級車なのにである、あれだけの価格でありながら0.7の利益率などあり得ない、やはりここも人件費という問題を抱えている。アウディ、ポルシェの販売不振が顕著、デザイン戦略に問題があるようだ特に最近のアウディ。そこが底辺の需要を掘り起こせていない。最も得意だった部分であるのにだ。
日本の自動車産業の人件費は国内の他の産業に比べ決して低いものでない、なのにドイツは3倍である、ま、為替の水準のここんところの影響も試算すればあるのだろうが。
はてな?の世界の領域にいるテスラ、自動車というよりもファイナンスのマーケットにいるテスラ、しかも米政権の中枢に入った。
為替によるところが大きい、安い為替は自動車関連輸出は増えるが、実質賃金比較に大きく影響する。ほぼ無策の日本の為替政策トランプ待ち、打たれっぱなし。
7~9の業績から戻すには少なくとも2年8四半期は必要とされるだろう、今回の労使合意においても、EVというお先の見えない厄介な状況は続くからだ。見えない投資を迫られ続けるからだ、ホンダ日産はさてどうなのでしょう、エンジンのホンダの看板を下ろしたホンダ、日産の優れたハイブリッド電気車の技術を外装内装デザインに優れ、良いホンダ車に乗せればいいと思う。ホンダもその考えで、それがうまく行って日産の回復が見えたら、世界戦略でね、合併かな。ホンダ主導であるのは間違いない。ホンダ、ソニー、日産が一つになれば三本の矢で、折れないのではないのかなと思う。毛利元就