伊藤雅風

急須展もあと余すところ今週の木曜日〜春分の日の月曜日までです。
お店には急須に対するお客様からのご質問も多く、改めて急須に関するご興味をお持ちの方が多いのに驚かされています、やはり美味しいお茶を正しくいただきたいという、お気持ちの表れだと思っています。
急須展をやった成果にもつながっています、コトを大事にモノを丁寧にご紹介させていただきますね。
これからも正しい知識をご案内させていただきます。その為には日夜の勉強を、、、身を引き締めています、昨日も午前中はスタッフでお茶のセミナーに行っておりました、思い込みでない正しい知識を常にバージョンアップしておくことが重要ですね。ソフトと同じです。いくつになってもベンキョーだけが人生を美しくします。

伊藤雅風さんの急須、僕は今回の急須展の雅風さんの作品の中ではこれが一番のお気に入りです、佇まいがいい、ポッテリしていて可愛さがありながらも気高い表情、素材もこの砂が混ざっているのが好きです。
茶漉しの網も一つ一つ自分で穴開けておられます。

煎茶工芸の美と伝統、三代目 片山白山

片山白山さんの、絞り出しのセット。絞り出し、湯冷まし、湯呑みから成り立っています。セットで持つ意味があります。昔から常滑で使われている白泥(はくでい)と呼ばれる白い土を使っています、それに対して海に近い常滑特有の技法、藻掛け、海で取れる藻を使った表現です、とても難しい焼きなのですが、なんともアーティスティック且つ繊細な表情が出ています。熟練の技術が成せる技です。

PHOTOS:MWL STORE

伊藤成二の土瓶

急須と言えば常滑と言われ、美味しいお茶を飲むのために使う茶器として避けては通れません。自分時間の充実、そういう時間があることを心がけて作りたいものです、1日の中で一時でいい。お気に入りの茶器と美味しいお茶、体にも心にもいいものです、お茶ならではのできること、江戸の時代から、峠の茶店って旅する人にそういう時間を提供していました。

伊藤成二さんは、そんな愛知県常滑地方において、日本を代表する急須づくりをして40年、時代とともに変化する日本人の生活スタイルに伝統を残しながら調和する急須づくりを全うされています。しかも新しいデザインを生み出すという点においても傑出されています。美しいものが美しい (SOLD OUT)

土瓶

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三代北龍 梅原タツオ

伝統的な技術をシンプルでモダンな表情で表現することでは類まれな創作性を発揮されている、梅原タツオさん。
丸い印の押し場所や形の正確性やそれを選んでいるセンス、トチリという技法で表面は飛び鉋(かんな)いわゆるかんなを当ててロクロで回してトントントンと連続的に飛ばして付ける模様、九州の民藝などの陶器にも代表的に見れる手法、機械でないものをこれほどまでの精度で仕上げてくる技術にただ驚きます、大陸から来て日本で花開いた技術と日本人ならではの一つのことを突き詰めて成せるもの、修行とも置き換えれる、急須は似たように見えるけれど、一つ一つがまぎれもないハンドメイドでそれが唯一のもので出会い、創造の宇宙が広がる。アジアの中でも侘びや寂びという、装飾を排した中の装飾性を伝統的に重んじ突き詰めた日本人が持つ感性が到達し開花しています。LESS IS MORE、装飾性を引き算することで到達した世界、世界観、禅に通ず、バウハウスでも言われた引き算の世界、ヨローッパにおけるドイツ、アジアにおける日本、視野を広げてクルマなどの技術からも見れる、マイスターをリスペクトする歴史のある国の技術力こそが国力の底流を流れています。その象徴的なものが茶の緑茶の世界の文化性と繋がって世界のどこにもない様式美、精神性へと繋がっていきます、今までもこれからも。
「お茶でも一杯いかがですか」それは日本人にとって簡単な言葉ではない。
美味しいお茶を飲んでみてください、お茶がこれほど深いのかの気づきに出会えます。
その一助が急須なのです、急須アート。
(SOLD OUT)

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岩瀬弘二 / 陶房弘二

岩瀬弘二さんの急須、取っ手の丸いデザインが特徴的です。
容量は大きめの350ccほど、素材の絹のような滑らかさや丸みが特徴であり、気持ち良さでもあります。
どこかしらモダンな表情があります、そこが選んだ理由です。
デザインが完成している。
今回の急須展で急須を選ぶテーマにしているのはモダンです。ただ伝統の再現や継承だけでなくその個体にモダンな表情を宿しているかにありました。
常滑のかなりの量の急須の中からテーマに基づいて選んでいます、何が正しいかと言えば、すべてが正しいと言えると思います、しかしながら今回はこのテーマで目利きとしたということでございます。急須を語る切り口はいくらでもあります、その素材や、お茶そのもの茶葉と素材としての土との相性、焼成方法、色、形状、サイズ、茶漉しの形状、などなど。今はそれらすべてを念頭に入れながらの形状をテーマとして、目的は「お茶でも一服」の世界を楽しむことの全体最適、をバランスしたもので選ばせていただきました。出会いがあり、この奥深い急須の世界の学びは終わりなく続いてまいります。美しいものが美しい。

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ひとしずく

三重県 四日市の萬古焼(ばんこやき)の藤総製陶所の急須「ひとしずく」大と小があり、これは大きな方です。
使い易さと形の良さ、美しさに一目惚れ、容量は180cc お茶もさることながら、お酒の酒器としてお使い頂く方も多いようでございます。
色もアイボリーホワイト、空色ブルー、焼き締めた茶の三色。
お茶もお酒もどうぞ。

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ANDO’S GLASS

グラスデザイン:ジャスパー・モリソン
パッケージデザイン:葛西薫
プロデュース&ディレクション:安東孝一
このメンバーでこの価格は優れてないわけがないですね。いろんなギフトに最適です。各1800円税抜

2014年のグッドデザイン金賞
特徴としては、こわれにくく耐久性に優れた透明度の高いバリウムクリスタルガラスを使用、傷は付きにくくなっています。スケッチの絵そのままですね、口で吹いているハンドメイド、特有のゆらぎが底の部分に出ています、これがいい。ただし耐熱グラスではないので、急激な温度の変化には耐えれません、氷を入れて熱湯をそそぐとかというのには適さないということです。
トールもショートも口当たりが優しいです、普段使いにできるグッドデザイン、つまり普遍的なアイテムです。世の中にあまたあるものの中から、本当に、これなんだ!を選ぶ。
MADE IN TOKYO DOWN TOWN

PHOTO:kojimambo

岩瀬弘二の急須

陶房弘二/岩瀬弘二さんの急須、16歳の時から常滑で作陶に入り、すでに50年以上、その世界で作り続けておられます、道を極めるとは正にこのこと。一つの小さな急須一筋です。
美とは、真に豊かな暮らしとは何か、手造りの味を大切に、日常使いに愛着が湧くものをテーマに作り続けておられます。ディテールの丸く優しい表情が弘二さんの特徴です。
(SOLD OUT)

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伊藤雅風の本朱泥

伊藤雅風さんは急須の土作りを地元知多半島の土を使い、半年かけて行います。かたくななまでに、明治の頃から続く本朱泥の急須の作り方を守っています。この磨きのタイプの素地表面の絹のような滑らかさは土にこだわる常滑ならではのもの。
土でありながら、絹のようである、これは手にとっていただかないと解り得ないですね、土の性質と共に、どれだけ指先の繊細な技術が伴なうものか、ということでございます。小さな急須に魂が宿るという言葉がなんか解るように思います。
本朱泥・磨き茶壺(酸化焼成)

伊藤雅風の藻掛け

海に近い常滑の味わい深い伝統手法「藻掛け」もがけ 海藻を素地のうちに巻きつけて焼き上げる、灰の温度が下がり素地に付着するまで縛り付けておく、技術が伴う手法です。
それが故にアーティスティックな表情を個体に宿らせる。二つとは無い表情を見せ、
小さな急須に魂がこもる一瞬でもあります。

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