岩本晃一さん、京大、院、から通産相、なんと上海の総領事(この経験が大きいね) それから政府系機関の色々後、今は独立行政法人経済産業研究所におられる。
「高く売れるものだけを作るドイツ人、いいものを安く売ってしまう日本人」これ買いなはれ、1000円しませんから、Kindleでもいい、僕は両方買いましたワ。何度も読み返したい部分もあってね。
面白いシテンの視点が見れました。なかなかの論客の方です。一気に読み進んでしまいましたワ。
あくまでも私の視点でまとめるとこんなことです。日独の経済構造や企業文化、さらには国民性の違いに深く関わる、非常に示唆に富んだ比較考察の対象です。
「高く売れるものだけを作るドイツ人」と「いいものを安く売ってしまう日本人」という表現は、両国の製造業やビジネスモデルの特徴を端的に表しています。
以下に、この二つの特徴について、経済、企業戦略、文化などの多角的な視点から深く考察します。
1. 「高く売れるものだけを作るドイツ人」の考察
ドイツのビジネスモデルは、しばしば高付加価値、ニッチ市場の支配、そして長期的な視点に特徴づけられます。
1-1. 企業戦略と競争優位性
1-2. 労働環境とマイスター制度
2. 「いいものを安く売ってしまう日本人」の考察
日本の製造業は、世界でもトップクラスの品質と安全性を持つにもかかわらず、しばしば価格競争に陥りやすい傾向があります。
2-1. 企業文化と競争環境
-
過度な顧客志向とサービス精神:
-
薄利多売志向:
-
ガラパゴス化と内向き志向:
2-2. 経済構造の問題
3. 深い考察:日独の違いがもたらす影響
3-1. 経済的パフォーマンス
3-2. 企業と技術者の未来
結論と示唆
「高く売れるものだけを作るドイツ」と「いいものを安く売ってしまう日本」という対比は、「誰に、何を、いくらで売るか」というビジネスの根幹に対する姿勢の違いを浮き彫りにします。
日本がこの状況を打破するためには、単にコストを削るのではなく、自社の卓越した技術や品質を「世界に通用する付加価値」として明確に定義し、適正な価格設定とグローバルな販路開拓を行う戦略への転換が不可欠であると言えるでしょう。
以上が岩本さんのこの本の簡単な私的まとめになりますが、詳細の各論は本書をお読みいただき、知見のレイヤーとしていただきたい。
左は京都の開化堂と言う茶筒屋さん、岩本さんが言われる日本の企業への提言をすでに実践されて成功の過程にある企業例として、強いブランドにするには社長の勉強のみです。この本も面白いですよ。さあコーチングの門を叩きなさい。デザインは思想と論客の論が必要なのです、自分にはない部分を補う。