夏も近づく八十八夜

新茶の季節「八十八夜の別れ霜」と言う言葉があります。この日以降はもう霜は降りないという言い伝えで、全国の茶生産農家さまは一年のピークを象徴する日でもあります。茶摘みの始まり、産地により前後はしますがこの時期であります。
日本茶には様々な魅力がありますが、特に私をとりこにさせるのは煎茶が持つ独特な渋みでありました。それと共に日本茶独特の旨味もあり、この旨味というのがくせものであって、くせものという表現が正しいかは別にして、知らずに過ごしている人がどれほど多いかと感じるこの頃であります、もったいない、淹れ方が全てであります。世界の飲み物の中でも大変特徴的な存在であって、淹れ方によって味を調整できるのも煎茶でありまして、同じ茶の葉を使っていても、甘いも、渋いも、旨いもある飲料はそうはないのであります。
日本茶ならではの話、品種や生産者さまの作り方によって香りと味が変わり、在来のお茶などもある、旨味の味を知らない人がいても、、、不思議でないのであります、生産家が丹精に思いを込めたものを丁寧にお取り扱いさせていただき味を知る一助になればと、、、
下旬には揃ってまいります、またご案内させていただきます。