関宿

三重県亀山市関宿。宿場町の面影をそのまま残す町として昭和59年に、重要伝統的建造物群保存地区として文化庁から全国114箇所の一つとして選定されています。さらにその内の特に宿場町としては全国に8箇所しか残っていない内の一つであり、旧東海道では現存するただ一つの地区にあたり、かなり貴重であります。旧東海道の宿場町が殆ど旧態を留めない中、関では今なお東西の追分間約1.8kmにわたり、当時の宿場町の面影をそのまま伝える町並みが残っています。関町にはゴチャゴチャした土産屋などがなく、電柱のない昔のままの古い町並みが残っています。全く江戸時代の風景であるのに、実際その町や町家で生活されています。やはりかなり貴重であります。
そんな関宿に於いて慶応元年に創業され茶商を営々と続けておられる「かねき伊藤彦市商店」。かねきのお茶が美味しいのは周辺産地の豊かさとそれを合組してお茶の美味しさを伝えて続けている歴史そのものであり、伊勢周辺、東海道の要衝だからこそのものであります。他とはやはり異なります。

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