このビデオはスティーヴ・ジョブスです。ナレーションにはワーキングクラスの両親に育ち、大学はドロップアウトしたと、その後のヒーローの姿が際立つような嫌な解説をしています。
スティーヴが類い稀なデザインを生み続けた背景に、BRAUNやBMW、AUDIなどの優れたドイツのプレミアム(プレミアムでなければならなかったようだ)デザインプロダクツの存在に感銘を受けていた時代があったようです。特に彼が成功を決定的にする頃に影響を受けていたのはAUDIやMERCEDESなどの運転席周りのタッチ、イタリアやフランス車の一部にありがちな過剰なデザインではなく、手が触れる所の角のない流れるような、でいて運転する体から丁度いい位置に上質にある、人間工学的デザイン、当たり前なデザインそれらに影響を大きく、毎日それらに乗ることによって受けていたようです。際立つ流麗なデザイン、いまのアップルのデバイスにはその思想が貫かれていますね。
それがアップルは中を開けても美しい、誰も中を見れないのにもかかわらずという思想に行き着いた。それはそこが大事なのではなくてその思想から生まれる全体であるわけで、技術的な妥協を許さない、デザイン的な妥協を許さない信念が結局、顧客に変わり、モノを見抜くそして、目の前にどうです素晴らしいでしょうという提案で人の心を鷲掴みしてきたのでした。
BMWは飛行機作りから始まり、バイク、そして車へときている、車だけを作っているところとは根っこが違うように思う、ホンダにもそれを感じる、機械が人にとってどう正しいか?を常に問うているように思う、だから信頼につながる。スティーヴはある時代このRがとても好きだった。