スマートカート

ニューヨークではすでに導入が始まっている。カートに付いた端末から、量り売りの果物すら、読み取りから支払いまで行えるから、レジに並ぶ必要がない、あの休みの日の午後のレジ待ちのストレスからフリーになり、店は生産性が高くなるという想定。しかし、このカートを戦車並みに強化しないとひどい使われ方による端末故障の多発につながる、そこが課題だろう。でもこういうものをまず使ってみるというのが昔からのアメリカの姿、それをスタートアップという。やらせてみるんですよね、誰かが投資もして。
日本はアマゾンゴーのキャッシャーレス店舗などの状況からは遅れているようだ。アマゾンゴーは現状シアトル、シカゴ、サンフランシスコにあり9店舗だが二年以内に全米3000店舗にする投資を行うと言っている。333倍に増えるわけだ。当然やがて日本にも来る、このシステムはホールフーズとは違い、ローカライズしやすい、しかもすでにネットアマゾンであらゆるジャンルの国内仕入れ取引先と口座を持ち、且つエンド顧客のビッグデータを持つアマゾン日本にとってはいともたやすいことだろう、ホールフーズのオリジナルのオーガニック食品365が並ぶ日も遠くないのかも知れない。デジタルとAIを駆使した末端小売の登場はすぐそこまで来ている。レジには人はいなくて、セキュリティや、もっと商品を説明、調理できる人を張り付けて、高付加価値で生産性の高い売り方をデジタルで行っていくことになる。これがスタンダードになる。デジタルでできるところは徹底してデジタルで、しかし人の手を入れなければ出来ないこと、特に付加価値の部分、信頼、信用、安心、美味しさ、温かさなどには人の手を入れるという、つまりハイブリッドな店舗であって、無機質な人のいない店舗を目指しているわけではなさそうなのである。

日本からでもアプリで登録できた、当然クレジットカードにも紐づけられるから、これでレジは商品持ったまま素通りできる。

ほら、やはり店舗から商品検索したらホールフーズ製品が出てきた。