投稿日: 5月 18, 2025

目利き冥利に尽きる

カテゴリー: Made With Love, プリミティヴ, 常滑急須展

目利き冥利に尽きる日だった。

谷川さんの宝瓶が昨日、そして急須が今日売れまして、すでにネット表現からは落としてからのこと、大きな入れ替えのタイミングが今なのです。それがそれぞれのお客さまにお問合せまでいただいて、あれありますか?仁さんの何番です、と、番号を下の仁さんの名前でおっしゃっていただいて、、、、それぞれのお方に連日にお買い求めいただいた。泣く😭。

目利きには、どうしてこれが売れないのだろうと思う日々だったからで、見るたびに美しいなと、その土の色、藻がけのかかり、色、蓋に細工された工芸などのむずかしさを思う時、これ、無いよ。そう思っていたのでした。常滑の工芸がここにあると。それが目に届いていないのかと思うと、目利きした売り手は切なくなってしまっていたのでありました。

それが連日であります。嬉しい、何より嬉しい二日でした。

この店に来る、いや来ていただいている急須は特別なものばかりでして、実際、本当に、それは自信もって言いいます。そこが喜びなのだ、目利きの店主にとってのね。自慢の店。

お客さま、本当にありがとう存じます。心より目利きからの御礼を申し上げます。

これは実は服なども同じです、同じように服ずきの人たちに選んで行っていただけること、これが嬉しくて、あぁこれを選んでいただきましたか、いいですよね、これ、素晴らしいですよねと、いつも申し上げたい。

小さな小売店が精いっぱいにせめて出来うることでございます。全ては大手チェーンとは違う、一球に入魂する、魂が作り手の方たちの思いと共に店頭にあるからです。グラノーラからブルゾンまで全てです。一期一会の世界がそこにはあります。だから大切に扱わせていただきます。最後の一品まで。

目利きの目はいつもウオッチしています。

 獅子が、、、工芸する
藻掛けが好きであります、このしっかりとした「こあまも」の世界が常滑らしいじゃないですか。この肩はったショルダーの形状が好きなのです。この形状は多くはなくて、手の平に乗せると小ささも相まってとてもかわいい。大事にしていただけよ〜

美しい急須とおいしい新茶、ああ日本に生まれてよかったと思う季節は過ぎていきます。