夏休み中日
ベルギー人であるポワロはチョコレート好きである。パリ北駅からアントワープまでは数時間で着く、美味しいチョコレートに出会えますよ。このドラマ舞台は1920年代のイギリスです。第一次大戦後のロンドンがこんなにも街が豊かなのかと思わさせるものがあります。インテリアや建築のセンスの良さ、特にこのポアロの初期の作品の内装デザインや建築の取上げは素晴らしく、予算をふんだんに使っているように感じます、後になってくるとそこまでのこだわりを感じることはなくなります。多分予算が削減されているのでしょうね。制作費っての。でも、この登場人物のポワロやヘィスティング大尉、ミス・レモンのそれぞれのこだわりは素晴らしくて、ミス・レモンのファッションやヘアスタイル、物語の随所に出てくる貴族の人たちの美しさは2時間の映画という尺の決まったものでなく、連続のドラマだったので、その内容たるや圧巻です。ファッションのお手本、ウィメンズね、メンズもかな、ここに全てがあります。どのシーンでも現代に通用します。英国のファッションはすごいです。
ほんと、何度も言いますが、このドラマの一番すごいのはドラマの中期ぐらいまでの建築、インテリア内装のセンスの良さです、そういうものがイギリスにたくさんまだ残る、ロンドンだけじゃなくてね、だからすごいですよ。30年代の世界恐慌から第二次大戦勃発までの前のわずかな期間なのですけどね。
いい知恵袋にアドバイスしてもらい、強靭な体質の会社を作っていきましょう。
ポワロの盟友ヘィスティング大尉は、クィーンズイングリッシュを英語版ではバリバリに話していて、イギリス人らしい英語を話しています。この人はお洒落のセンスも抜群で、いつもかっこいいブリットスタイルの権化。そして圧倒的な車好き、この車もラゴンダという当時の車です、今はアストンマーチン社がブランドネームを持っていますが実はラゴンダ社の方が少し古かった、この当時はラゴンダという名前の車です。上流階級御用達の車ですね。とにかく出てくる車の凄さです、惜しげもなく乗り回していますよ。どの車もかっこいい、ヘイスティングに車は切っても切れない関係です。

