お洒落の秋始まる②

お洒落とは、いかに自分を大事にしているかの表現であります。特に欧米のお洒落都市をつぶさに見てきた自分はそう思います。季節になれば街にお洒落して繰り出す人たち、シューズもアクセサリーもちょっと持っているバッグなどにもお洒落感ってのは出てしまう。どうして彼女たちがこんなにもお洒落なのか、その住んでいる都市でたくさんのお洒落な先輩人たちを見ているからです。

こういうコーデが素晴らしい、スカートの形と長さ、しっかりとしたプリーツ、スエードのジャケット、砂避けがついたコンビレザーのシューズ。何気に手にしたバッグとアクセ。こういうのはファストファッションでは難しい、中庸のプレミアムのブランドから表現されている。マッシモ・デュッティなどその最たるものだろう。このブラウンスェードとグレーのスカートの相性が品格を表していますね。そんなコレクションブランド、メゾンを買えないからそういうブランドの役割があります。
やはりプリーツのスカートってあちらの人の綺麗目こなし、大人にとっては必須のアイテム、日本ではあまり見ないですね、作り手が表現していないからです。このバレエシューズの変型がかわいいですね、ベルトが履きやすそう、レペットなのかな。
こういうのがとても大事でね、決定的に差が出てくる。いないから、見たことない。
こういう人って欧州では普通にいますから。明らかにしてファッション関係者、しかもモデルでしょう。カメラを意識している。でも自分の表現で着こなされている。
こういうコートもそうです。見ないな、企画が潰されているのでしょう。途中で。デザイナーがまず海外のコレクションの時期のランウェイじゃなくて街中を散々ぱら見ないといけない。偉い人じゃなくて、デザインの絵を創造する人のこと、コレクションに来ているお洒落な人たち関係者のしているコーデの中にヒントが山ほどあるから、そんなの社長が見てもわからない、お金を使うべきはデザーイナーであることに早く気づいたところから良くなっていきます。
ソックスの色とミハマの靴のようなヒールの低い靴、ここがポイント。エナメルっぽい素材もいいですね。バッグは言うに及ばず、スカートの素材と形とボリューム、ジャケットの細いシルエットと長さ。食べることだけが第一じゃなくて、もっと装うものに対して気遣いすることが、自分の表現になる。自分を大事にすると言うこと、もちろん食が大事なのは言うに及ばず、それはその中身や献立を自分が選んで創ると言う基本が生活にあってのこと。
日本じゃまず見ない、ファストファッションが軸のお洒落だから でも年代にはそこが浸透していないというか欧州であります。あって当然いいのですが、使い方であって。作れるものと作れていないものがあるということ。
スマートな人、誰に教えてもらうかと言えば、内なる自分ですよ。ブラウンとモスグリーンの色使いが秀逸でね、羽織ったショールも。