投稿日: 10月 24, 2025

インテリアに対する思いはとても強い

カテゴリー: 私のファッション講座

自分はインテリアショップのアーティスティック・ディレクターをやってきたからです。

北欧もどきじゃなくて、本質そのもの

是非、コペンハーゲンを訪れていただきたい、若い頃じゃなくて、いろんなことを知ってから

日本が目指すべき、ほんとうの豊さがありますよ。

でもこの家具はイギリス、それもロイズ・アンティークさんが扱うもの、自分にはロイズとアクタスの品揃えは絶対であります。

洋服だけの経験値では届かない、洋服は基礎、応用にインテリアと建築と時代(特にアール・デコの時代、アール・ヌーボーからの学びのレイヤーとしての時代、世紀末と30年代の恐慌を踏まえての時代の変遷)

洋服、内装、建築、時代へのオマージュ、リスペクトは無論であります。

ずっと学びを続けることしか、それには届かない、斜め読みじゃなくて、本を読む、美術館に現物を見に行く。先人の知恵というものを。知見を。レイヤーする。

 AIは今のところすでにあったものの膨大な知見をインプットしたものをまとめたアウトプットである。まだまだ人の出す小さな脳から出るアウトプットも膨大なのである。いつかAIが脳になる瞬間がやってくる、必ず。

上はロイズのアーコールのアンティーク、ロイズの焼印が入るものはロイズの手によって、ちゃんと強化して販売に廻している。いまだにビクともしていない。後ろの棚はテレンス・コンランの棚、habitatとHealsのファウンダーである。コルブやミース、グロピウスと居並ぶ、巨人であります。

床はフローリングにしたかったが、階下のご商売に影響が出る可能性が大きいと思い、配慮して、布のマットを二重貼りにした、全く階下に影響がでない静かなものだ、お店を見て歩いていただければわかる。フローリングを使えるのはこういう商業ビルだと一階だけだと、インテリアショップでの経験上わかっているからだ。 
ベンジャミンの話を聞いた30年ほど前には、頭にランプがピカーっと店頭したものだった、このネタは絶対に忘れないでおこうっと。美しい色があるんだ、京都にある色のように、ま、京都は日本の伝統色なんだけどね。ベンジャミンにはさらに艶やマットという日本で言えばアルチザン、つまり職人の領域の色が存在してると、30年前には気づいていたのだ。