投稿日: 12月 27, 2025

ポワロのクリスマス🎄

カテゴリー: Liberal Arts

常に何かを学んでいたい、それは死ぬまで続く。

私はエルキュール・ポワロの大なるファンであります。それは役柄を演じられたデヴィッド・スーシェのファンであり、そのシリーズの原作を書いたアガサ・クリスティーのファンであると言えます。

この「名探偵ポワロ」シリーズは実に25年間も続いたテレビドラマのシリーズであります。私はこれにハマりました。このドラマで知った数々の英国的なライフスタイルがありました。フランスに端を発するアール・デコの建築もこのドラマには英国の優れたアール・デコ表現が多々出てきます。そしてファッション、デコの時代の特に女性の上流階級のファッション、ドレスやヘアスタイルの素晴らしさを他に見ることがありません。私のファッションの師と言えばこの名探偵ポワロに出てくる数々の美しい女優たちのファッションのコーディネートなのであります。メンズウェアにおいても言わずもがなでありますが、メンズは特にその当時の車が出てくる品格からイギリス車がまた好きになりました。アストン・マーチンのルーツである、ラゴンダのこともここで知りましたし。アストン、モーガン、ディフェンダーは私の究極の車3台になりました。自分は大衆車のゴルフに乗り続けていますが。今最も好きな車と言えば、やはりイギリス車のこの3台が究極だろうという結論に達しました。アストン、モーガン、ディフェンダーがガレージに並ぶ姿を夢見ています。夢は夢で終わるべきものではありますが。。。

はい前段はこれぐらいで

ここで言いたかったは、今年イギリスで制作された番組で、先日からミステリーチャンネルで独占的に放映されている番組がありまして。「デヴィッド・スーシエと巡るアガサ・クリスティーの旅」というものです。これが期待をしていた番組ではあるのですが、それがその期待以上に80歳になろうとするデヴィッド・スーシェ氏が良くて、素晴らしい内容となっています。ポワロとはまた違うスーシェ氏がそこにいました。キレキレの頭と論調がアガサを解説をされていくそのさまや、語りの素晴らしさに、また彼とポワロのファン加減が増幅している自分があって、また最初からポワロのシリーズを見直し初めて、このお正月の休みには、細かな映像の詳細までじっくりとつぶさに拝聴したく思っておるのでございます。

特に初期の頃のシリーズは予算もふんだんにあるようで、とても素晴らしい内容になっていますよ。ファッション、車、インテリア、建築、家具、食器の類までバーレイが貴族のお家でふんだんに使われているのも、このドラマで発見したことでありました。

一般の人たちがただドラマの構成だけを見て終わるところを私はその詳細の意図までおも分解分析しております。モノ好きの究極を行くから仕方ないですね。

ドラマ「デヴィッド・スーシエと巡るアガサ・クリスティーの旅」をイントロダクションする。

名探偵ポワロを四半世紀にわたって演じたデヴィッド・スーシェが、アガサ・クリスティーがかつて訪れた南アフリカから始まるイギリスの自治領を巡る旅に出る。
各国のクリスティーゆかりの地を巡りながら、彼女の文学のインスピレーションの源を解き明かしていく全5話の紀行ドキュメンタリー!

1922年、駆け出しの作家だったアガサ・クリスティーは夫のアーチーと共に大英帝国博覧会の使節としてイギリスの自治領を回る旅に出る。それから100年余りが経過した今、名探偵ポワロを四半世紀にわたって演じたサー・デヴィッド・スーシェが彼女の足跡をたどる。
旅の舞台はアフリカ南部、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、そしてアガサが休暇を過ごしたハワイ。各国のアガサゆかりの地を巡りながら、当時の裏話や小説に登場する風景を探す。しかし道中、かつての自治領に残された帝国主義の名残や痛ましい歴史を知ることになる。そんな過去と現在が交差する旅を通して見えてきたのは、シャイで引っ込み思案だった大物作家の知られざる一面だ。自信と冒険心を備えた若き女性は使節の旅で何を見聞きして、それらをどう創作活動に生かしたのか。デビッドは持ち前のリサーチ能力をフルに活用して、自身のキャリアを変えたミステリーの女王の実像に迫る。

この旅は、デヴィッドとアガサ・クリスティーのファンにとって、あまり知られていないアガサの真の姿を発見する機会となる。典型的な旅行記とは一線を画すこの旅は、犯罪小説の女王の人生と執筆に影響を与えたインスピレーション、人間関係、そして実生活での出会いを紐解いていく。旅をしたデヴィッド・スーシェは、「アガサはいつも私の肩に座って、知識、旅、考古学、そしてもちろんミステリーへの情熱を分かち合うように促してくれるような気がします。」と語っている。

現在のスーシェ氏、とにかくお洒落な方、ハット、メガネ、チーフ、スーツ、カメラとカメラのストラップまで、これで番組をディレクターと一緒に世界を旅して素敵な番組を作られています。いいなぁこんな仕事を晩年にしてみたいものです、ネタなどいくらでもありますから。。。