投稿日: 12月 30, 2025

常滑のアートが集結

カテゴリー: 常滑急須展

常滑の人気作家の珠玉が集まりました。どれも一点モノです。3日からです。インスタグラムよりご予約お願いします。

首都圏での取得が難しい、丹下さんの作品が数種類の入荷 これは33,000円
ウィーンを思わせるような佇まい、すごい 38,500円
工房でお創りになっているところを拝見したことがあります。創造性がすごいですよね。27,500円
濱比嘉詩子 カモメと女の人 16,500円 これとてもシュールレアリズムを感じる個体です。いい表情しています、色も形も後ろから見ても、結構な大きさです。
海の姫さま 22,000円 全て一点モノ
忘れんぼネコ 18,700円
天使 15,400円
急須を持つパンダ 5種類 4,070円 他に犬もいます。
山口江太 ヒラメ鉢 6,600円 今回初めてのヒラメ
手捻りのシーラカンス、ぐい呑み 6,600円 他に作品あり
山田 想 ‘青’ 横手 99,000円 他に作品多数

投稿日: 12月 30, 2025

Paris アール・デコ建築の金字塔・洗練された美意識

カテゴリー: Liberal Arts

建築家ルネ・ハーブスト(René Herbst)が、プリンセス・アガ・カーン(アンドレ・キャロン)のために手がけたプロジェクトは、1930年代のモダン・デザインの金字塔として知られています。

この「プリンセス」はサドルディン王子の実母であるアンドレ・アガ・カーン(アンドレ・キャロン)のことです。彼女はアガ・カーン3世の3番目の妻であり、非常に進歩的で洗練された美意識を持っていました。

ハーブストが彼女のために再設計したパリの邸宅(アパルトマン)について、その革新的な内容を解説します。

1. プロジェクトの背景:1930年代初頭のパリ

1932年から1933年にかけて、ルネ・ハーブストはパリ16区のシェフェール通り(Rue Scheffer)にあるプリンセス・アガ・カーンの私邸のインテリア設計と家具制作を手がけました。

当時、アール・デコがより華美な装飾に向かう一方で、ハーブストはUAM(現代芸術家協会)の創設メンバーとして、「装飾を排し、機能と素材を重視する」モダニズムを提唱していました。王族であるプリンセスが、当時としては極めて前衛的だったハーブストに依頼したことは、当時の社交界でも大きな驚きをもって迎えられました。

2. デザインの特徴:鋼鉄とラグジュアリーの融合

ハーブストは「鋼鉄の男」と呼ばれるほどスチールパイプを好んで使いましたが、プリンセスの邸宅ではそれを「王室にふさわしい贅沢さ」と見事に融合させました。

  • スチールとガラスの使用: 伝統的な木製の重厚な家具ではなく、ニッケルメッキのスチールパイプやガラスを用いた、軽やかで透明感のある家具を配置しました。

  • ビルトイン・ファニチャー: 壁と一体化した棚やデスクを多用し、空間を広く、機能的に使えるように設計しました。これは現代のシステムキッチンの先駆けのような考え方でした。

  • 高級素材との対比: 無機質なスチールに対し、最高級のサテンや豪華な毛皮、希少な木材のエキゾチックな突き板を組み合わせることで、モダニズムでありながら圧倒的な気品(グラマラスさ)を演出しました。

3. 象徴的な空間:サロンと寝室

  • サロン: 窓からの光を最大限に取り入れるため、大きな鏡を効果的に配置しました。ハーブストがデザインした有名なスチールパイプ製の椅子や、幾何学的なパターンのラグが敷かれ、当時の「未来の生活」を体現していました。

  • プリンセスの書斎/寝室: 非常に合理的でありながら、曲線を生かしたデスクなどが置かれ、彼女が知的な現代女性であったことを示しています。

4. 歴史的意義

この邸宅は、「古い王家の権威」から「新しい時代の洗練」への転換点を象徴しています。

  • サドルディン王子への影響: 幼少期をこのモダンな環境で過ごしたサドルディン王子が、後に伝統的なイスラム美術とモダンなアール・デコの両方を愛する世界的なコレクターになったのは、母アンドレとハーブストが作り上げたこの空間の影響が非常に大きいと言われています。

  • 現代のデザインへの貢献: ハーブストがこの邸宅のためにデザインした家具のいくつかは、現在でもデザイン史の教科書に載る傑作として、美術館に収蔵されたり、ヴィンテージ市場で非常に高く取引されたりしています。


ルネ・ハーブストによるこの「プリンセスの家」は、まさに1920年代の華やかさが1930年代の機能美へと進化を遂げた最高傑作と言えます。

 

 
 このステンドグラスは有名で美しい、モダニズムの極致、東京庭園美術館にも影響を与えているとおもわれる。こういう個人邸の名建築というのはまだまだ日本には少ない、和的なものはあるがモダニズムという視点の私の目には。。。こういうものを作りたいものである。豊かさという視点は私にはこういうものである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

投稿日: 12月 30, 2025

デメル

カテゴリー: Liberal Arts

オーストリアのウィーンにデメルというチョコレート屋がある、45年前に初めて訪問した、それ以降ウィーンを訪れるたびに必ず寄る。本店とはこうあるべきだろうの具現である。アイネクライネナハトムジーク、アマデウスがウィーンで活躍していた頃に創業している、アマデウスも食べたであろうなぁ。。。