美味しい。今までの仕事柄、先進主要国の大都市には大体行っていて、その日の仕事が終わり、皆と食事をする前の6時から8時という自由時間帯は決まって泊まっている宿の近くのグロサリーストアを見て回っていた。日本と違って欧米ではジャムはグロサリーの王様だ、一番いいところにたくさんの種類が揃う。塩や砂糖を中心とするジャムは日本じゃ悪者扱いだ。食べ方なのですがね。。。ま、もちろんこれは個人の感想なのですが。
ジャム、最近はパッケージやデザインで、いわゆるかわいいというジャムは見かけることが多くなりました。しかし、美味しいは、レシピやデザインだけでは生まれない。私が思うのは、源泉となる素材だと思う、それにレシピが加わることによって初めて美味しいが生まれる。そういう意味でダルメインはもともとの生まれ方が違う、売るために生まれていないのだ、美味しいのために生まれている。その貴族が、自分たちにとって大事な「朝の美味しいひと時」の、美味しいを具現するためには温暖な西欧のどこの産地のオレンジを使ったマーマレードであるべきか、多分そんなところから生まれているように思う。マーマレードの味が違うのがダルメインだ。美味しい。