投稿日: 8月 06, 2022

「ふり出し」という、いい名前

カテゴリー: アルチザンな人たち

茶道具の一つ、今なら横浜で随一の”ふり出し”の品揃えでしょう。ふり出しだけがこれだけ揃う店は無きにて候。金平糖を入れるのですよ、ただそれだけの、すごいな「都」ってのは。特徴的な3種 染め付けと三つ足と彩色の3種、彩色が細かな手が掛かる分一番高い。金平糖なら京都です、京都産を買ってください。横濱高島屋の明治屋のレジ横に京都産の金平糖は置いてはりますわ。

「雅」MWL STORE

 

投稿日: 8月 06, 2022

黒地に繊細な金彩模様

カテゴリー: アルチザンな人たち
Made in MIYABI 雅な京都ならではの創作
繊細かつ丁寧な底面の仕上げなど、随所に見てとれる。田中俊介の「月の折敷」と共に。もてなす佇まいが変わってくる、自宅でこれをやられると。客人を思う気持ちである。京都だから生まれている創造性がある。やはり日本の「都」である。特にこのジャンル。さて今日は誰が気づいてくれる?

投稿日: 7月 31, 2022

アルチザン

カテゴリー: アルチザンな人たち
アーティスティックな作品ばかりでなく、日常に採り入れることのできるものも多々あります。上から二段がそうです、一番下の段は村山パイセンのです。真ん中の段右の少し背の高いカップ、皿に乗せてビールを呑むとうまいぜ、きっと。
あまりの繊細さに驚かれる方が多数、一番人気の作品群です。
作家本人が編み上げる、藤ツルに籐をさらに巻きつけた、ハンドル、これだけで価値がある。
茶托は波や雲の表情といえるし、茶杯は花である。自然界の有機的なデザインをルーツとする。とても丁寧な仕上げで完成させています。
香炉は完売しました。

投稿日: 7月 29, 2022

彩色象嵌猪口(さいしょくぞうがんちょこ)

カテゴリー: アルチザンな人たち

猪口と言ってますが、フリーカップという方が理解につながる、湯吞み、酒、ワイン、やはり酒でしょう、とにかくフリーにどうぞ。時間と手のかかっている作品。水をがぶっと飲むというよりも、愛でながらじっくり呑むものにふさわしいように思う。

投稿日: 7月 28, 2022

本日初日

カテゴリー: アルチザンな人たち

波濤(はとう)と読む、いわゆる波のようす、涼し気な”青磁”である。茶托(ちゃたく・皿)は青磁、茶杯は白磁。上が白で下がグリーン・ブルーという言い方が近い。そして形は、日本人が北斎の昔から好む波、波濤。

茶托の青磁は「砧青磁・きぬたせいじ」のような色、透明感のある淡い青色。中国で古くから作られている青磁を思わせるような青白く高貴な色は、心を鎮めてくれる。光の当たり方によって変化する微細な色合いは、飽きることのない眺めだとも。

カップは白磁、つまり白で皿の青磁からカップに映りこむ、あたかも青磁のような「青い」情景が、いとおかしきものなり。青は始まりの色。ここを起点に行くのだ。

投稿日: 7月 20, 2022

村山光生 白釉・中鉢「素顔のままで」

カテゴリー: アルチザンな人たち

白というかグレーが正しい、暑い夏に涼しげな陶器である。サビの部分の線とグレーの釉薬の色が、形も含めてフランスっぽいのである。フランスの伝統色として、壁や木に塗るペンキの色の基本色にある色だ。昔からこの色が好きだった、釉薬がぽってりと乗っていて、さらにフランスの陶器のようにも見えるから不思議。じゃぁ、何に使う?そうだなカフェ・オレ ボウルだよね。そんなこと思いながら、村山作品って深いなぁって。木で燃やしている窯は多くはない、やっていても年に2回ぐらいのところが多い、儀式化してるところがほとんど、薪だから出る表情ってのもあるのだろう。それも長々と燃やさずに高い温度まで持っていく、高圧高温で出る表情のあることよ。この器がどうも好きである、気にかかる、個人的に、初めて見た時からそう思っていた。一目惚れってやつよ、理由はそのフランス的な佇まいからだ。パリジャンだね。今ももう30分ぐらい手にして、裏を見ている、美しいのだ。欲しいな。ダイアナ・クラールのLive in Paris の「素顔のままで」が流れている、この器に合うなぁ、この曲。

直径:約148mm 高さ:約67mm  ¥4,400