投稿日: 3月 03, 2022

田中俊介さんの片手銅鍋(ミルクパン)あります。

カテゴリー: アルチザンな人たち

田中俊介さんが創る片手鍋、手製であります。鎚(つち)で叩き上げる。とても高いクリエイティビティのある「作品」であり製品です。世に銅鍋は数多(あまた)にあれど、私にとっては特別。詳細の美しさに宿っているものがあるなと「作品」を見ていてそう思う。料理が好きな自分には丁度いいし、料理が根っから好きな人におすすめしたい。ここでお伝えしたいのは、その創造性の高さ、同じように人の手から生まれるものなのですが、個人の感性によって、仕上がってくるものは別物、これほどに。その感性の波長が合えば、受け取り手にとっては一生ものになってくれる、そんなもの。日常に使う「作品」ってところでしょうか。なんでもですが、「美しいもの」にはそれを使うルールもあります。これまた丁寧に育てて行く必要があります。だからといって、面倒なことでもありません、ちょっとしたやさしさの一手間を加えること、丁寧に扱うことを意識すれば、ずっと付き合っていけるし、また育ってくれるのです。ものの美しさともののあはれが共存する、そんなもの。北原白秋の東京景物詩献詞の中の一節「公園の薄暮」、田中俊介の創る銅鍋には「北原白秋」の詩を感じる。美しいものを取り扱う細部なのだ。銅もさることながら、持ち手の美しさ。(個人の製品を見ての感想です) 持ち手の木の部分のこと ミルクパンの持ち手の木は「アフリカンパドック」という名前のカリンの仲間です。もともとの色です。色を塗っているわけではありません。 バンドソーで切った後、手仕事で削って仕上げています。塗装は、油性のつや消しクリアー(無色透明のつや消し)を3回ほど塗り重ねています。 色は何年かかけて徐々に退色していき、落ち着いた感じになっていきます。 そして 銅製品は最初はあの光り輝く10円玉のように光っています。そして使って行くうちに、馴染み、育ち、いつも見る10円玉のような色になります。銅の特徴、そこに丁寧な所作を一手間加えていると、いずれ随分と違うものになる。育てて使うものであると言えます。(取扱いの詳細は販売時にもお渡しいたします。)

田中俊介 / 銅製ミルクパン 価格:30800円 容量:満水時約800cc、実容量約500〜600cc サイズ:全長約290mm(持ち手含む)、直径約125mm、高さ約75mm ※写真のイメージよりも実物は小さく感じます。送料無料商品 食器洗い機、電子レンジはご利用不可となります。

投稿日: 3月 03, 2022

おいしい「ハイカラ」あります。

カテゴリー: アルチザンな人たち

ハイカラは、慶応元年創業「伊勢茶のかねき伊藤彦市商店」謹製の抹茶⼊りのお茶です。その内容は、まず抹茶には、 京都産⽯⾅挽き宇治抹茶を使⽤しています。お茶の重量に⽐した抹茶を混ぜています。そして、茶葉は北勢地⽅⽔沢の ⽟露と南勢地⽅⼤台町栃原の中蒸し煎茶を合組しています。抹茶、⽟露、煎茶 と、三つの個性の全く異なるお茶が重なりあってハイカラという名の調和が⽣まれました。個性の違うお茶がそれぞれの良さを出しながらもそれぞれに無い部分を補いあい、相容れないものだと思っていても、重なれば⾃然に新しい調和が⽣まれています。 ハイカラという名にふさわしい新しいお茶が⽣まれました。

ハイカラは四谷見附の「わかばさんのたい焼き」もしくは横浜中華街の「萬珍楼さんのあんまん」で食べるのが私の定番です。このお茶は美味しい。水色も美しく、伊勢の個性と京都の老舗の抹茶の個性が合体していますので、なにしろ。ずっと吞み続けられる定番です。

投稿日: 2月 26, 2022

村越風月さんの急須

カテゴリー: アルチザンな人たち

日本の陶器としての急須の茶聖、人間国宝・山田常山さんに師事(師匠として尊敬し、直接教えを受けること・今の時代になっても、どんなジャンルでもそれは重要で、それが出来ている人が若くとも高い領域にいるといろんな創り手を見ていてそう思う、急須とか陶芸に限りません、例え服であろうとも、独りよがりでない創作性という観点からは)されました。常滑急須の本流を行く人。そのなめらかですべらかな表現が常滑。他の産地にはありません。美味しいお茶を少しいただく、お茶がもたらす世界に世代などはありません、どなたさまにもです。到達している技術の高さを日常に。LIKE NO OTHER な作品だけを。

手造りで陶器製の茶漉し、美味しいお茶を精密にわたり淹れる基本 急須の種類をコレクションする、蒐集する楽しみがあります。
しもぶくれたデザインがかわいい、とても淹れやすそうなデザイン、なんて美しいのだろう。オリジンである。
まもなく新茶の季節 とても優秀な作品がここにあります。ここから佇まいの美しさ、凛として、シュッとしている。
たくさんの若いお茶好きな男の子たちが、うちの店を訪ねてくれます。村越さんはその好みの頂点にあります。まずはここからです。急須好きには。たくさん持つうちの一つとして。始まりにふさわしいのは村越風月。

投稿日: 2月 23, 2022

振り子の時計2種と掛け・置時計を2種

カテゴリー: アルチザンな人たち

お家のお部屋にとって、掛け時計はとても重要なアイテムです。部屋のデザインを決定づけるとでも申しましょうか。しっかり作られている手彫り(上)の時計です。

ノミ跡 サイズ:丸い部分約18㎝ 振り子を含めた長さ約35cm 価格:15,000円 税込

ツルツル サイズ:丸い部分約18cm  振り子を含めた長さ:35㎝ 価格:13,000円 税込

この様に、本棚においても、壁にかけてもいい、

投稿日: 2月 23, 2022

仁さんの急須のセット

カテゴリー: アルチザンな人たち

愛知県の下の方、知多半島の田んぼには滑(なめ)らかで滑(すべ)らかな、陶器に適した粘土の土壌がありました。周りを海に囲まれた土地はさらに藻掛けという、海藻を巻き付けて、焼き上げて模様を出す手法の発見にもつながり、他の日本の中国地方の六古窯に見られる、緋(火)襷(ひだすき)という手法にも似たものです。言わば一番常滑らしい、風土が反映されているのがこの藻掛けという、常滑ならではのものだと思います。土は白泥(はくでい)を使用しています。朱泥、紫泥、鳥泥(うでい)とある土の中の、一つが白泥です。仁さんはよく使われています。茶こしは陶製茶漉しを採用しています。つまり自分で手造りです。仁さんの長い作家人生の集大成がこの急須に表れています。小さい急須だけれど、しっかりした存在感と佇まい、形があります。僕はこのセットがとても好きです。正直、急須展の間中に残っているのが不思議で仕方ないものです。

谷川 仁

サイズ:高さ:約80mm 最大長:約110mm φ 約95mm 容量:約130cc 価格:13,200円 税込

茶杯:一個2,200円 税込

お盆は「盤プロジェクト」の陶器製の折敷であり、お皿としても可 サイズ:約Φ 24cm 価格:6,600円

写真は光により影響うけますから、この色が一番現物に近いですかね。美しいセットです。玉露でどうぞ。
一個一個が気の遠くなるくらいの手造りで美しい形状の陶製茶漉し。蓋と本体のすり合わせも絶妙です。指先の芸術
焼き方によって、茶杯とは色が少し濃淡しています。急須の方がグレーっぽく、金色っぽい藻掛けの表情、
口先の付け根、底の表情など、息を呑んでしまいます。
盤プロジェクトは今回とても人気がありました。新しい発見をしていただいた方が多数おられました。とても嬉しいです。

投稿日: 2月 23, 2022

漆塗りの切替チェリー材の各ボウル

カテゴリー: アルチザンな人たち

チェリー材に漆の切替塗りを施しています。経年で育っていきます。

価格 右上カップ:5,300円 左上プレート:5,300円 右下ボウル大:6,800円 左下ボウル中:5,300円

切り替えた表情が美しく上質な感じに見えます。手触りも良いです。
揃えだすとはまります。用途もいろいろ、食卓のにぎわいに。
チェリー材の色は美しい、やすらぎを感じます。長い時間を経た自然の恵みですね。そこが木の食器の特徴で、ナチュラルな部分を残すことで他の食器にはない感性が生まれていますね。

投稿日: 2月 22, 2022

チーズボード

カテゴリー: アルチザンな人たち

チーズを乗せたりします。用途はいろいろ、テーブルが華やぎます。美しいオーク材を使用して、さらに漆で仕上げ、面のとりかたや角にこだわりがあります。ずっと使い続ける、お酒やワインなどとセットで。チーズがより美味しく見えます。サイズ:幅 約250mm 奥行 約88mm 高さ:約15mm 価格 3,000 税込 (ナチュラルは完売)

漆塗り上げ価格3000円

投稿日: 2月 22, 2022

尾池 豪 手彫りの漆・丸盆・折敷

カテゴリー: アルチザンな人たち

表面は手彫り、時間のかかる細かな作業が施されています。さらに漆を5回塗り上げています。時間の経過とともに育つ、丸盆・折敷。丁寧な仕事。サイズ:約Φ255mm 高さ:16mm 価格:17,800円 税込

プリミティヴでありながら、端正さも併せ持ちます。
日常にとても重宝する日本人の心の拠り所としての食卓を美しくする。
極めて美しいお盆であります。一生物に。
美しい色と詳細
木の美美しさ、素材はチェリー