なんという表面の滑らかさなんだ。常滑とはすべらかということば。この急須は平たさと丸さが特徴。うっすらと光りの艶すらも漂わす、指先の芸術が産地の経済を支えてきた、日本の優れた急須はここにあり、のスタンダードの急須。急須はたくさんのお茶を呑むのにいろいろと持ちたい、何をもってスタンダードとするかは、たくさんを使って行くうちにわかるようになってくる。少なくとも自分はそうでした。
THE STANDARD 北龍 朱泥 平 7018円 230㎖







なんという表面の滑らかさなんだ。常滑とはすべらかということば。この急須は平たさと丸さが特徴。うっすらと光りの艶すらも漂わす、指先の芸術が産地の経済を支えてきた、日本の優れた急須はここにあり、のスタンダードの急須。急須はたくさんのお茶を呑むのにいろいろと持ちたい、何をもってスタンダードとするかは、たくさんを使って行くうちにわかるようになってくる。少なくとも自分はそうでした。
THE STANDARD 北龍 朱泥 平 7018円 230㎖
窯の中の炎の熱で下の部分の土の色が変わる・窯変 なんとセンスの良い急須だろう。急須に求められるすべてがここにある、凛とした佇まいからくるこの表情、千段の繊細さ。すべて手で生み出されている。
THE STANDARD 玉光 火窯変 7,260円 220㎖
MWL STOREが扱う日常にある、「美」非凡なるモノたち。
投稿日: 6月 15, 2022
世代を超えるモノ、産地の自然を背景にしたモノづくり、知多半島の土の贈り物。
伝統の六古窯(備前・丹波・信楽・越前・常滑・瀬戸)を背景に、今も若い世代のクリエイターが日々求め続ける高い完成度の、日本人らしい指先を駆使した伝統的工芸品の地場の産業。これは守らなければなりません。デザイン的視点から見ても、道具という視点から見ても、それは美味しいお茶を淹れるという一点を作り手の方達が求めているのが見える、だから、詳細が心を打つ。そんな急須を愛する。LOVE 急須、出会ってしまったから仕方ない、それも始まりは静岡のお茶の世界的な展示会だった。見た瞬間の一目ぼれだった。あれから6年がたったけれど、その LOVE な気持ちは高まるばかりだから…お茶と急須の関係、たかが急須、だけど作りてから謂うと、されど急須で、いかに自分が納得した品物、急須ができて、いかにお茶が美味しく出せるかっていうことが作り手のこだわりであると、喜んでもらうのが一番いい。お客さんも楽しんでお茶を淹れて使ってもらう、そういうものでありたいと思うと、作り手のどなたもが思うところであると謂われています。
愛知県南西部の常滑市。平安時代から(平安とは、令和4年→平成→昭和→大正→明治→江戸→安土桃山→室町→鎌倉→平安→奈良、と続いてきた時代を遡ること、平安は9世紀の始まりからはざっと1200年の歴史)「常滑焼」が作られてきました。常滑でとれる土は、鉄分が豊富なのが特徴。江戸時代には、酒や油を貯蔵できる壺や瓶(かめ)として全国で重宝されました。やがて生み出されたのが、お茶の間に欠かせない急須です。その独特な朱泥(しゅでい)急須、釉薬は一切使わず、低温で焼いた急須は、溶けずに、表面には土の中の粒子が残ります。これが渋味成分を吸いとって、お茶の味はまろやかになると謂われています。
お茶をおいしく淹れるためには、「煎茶」には急須、使い込むほどに味わいが深くなる、それは知多半島からの土の贈り物なのです。
ここにあるのは、ずっと人気のとても丸い急須、心も和む、まあるい急須です。このまあるい急須は、茶切れが良く、垂れにくい。表面がとても滑らかでありながらロクロの手で作られている、手触りが良くて、軽くて使いやすい。モダンな心も和む、常滑ならではの背景から生まれ来る、人気の急須。温もりのひと時を味わう急須です。
北龍・イッピン朱泥 7,260円 容量280㎖(存在感抜群のクロもあります)
玉光(ぎょっこう)陶苑
ボディの黒と千段の仕舞いの美しさに、内側の仕舞いに、箱を開けていて思わず手が止まった、詳細を見るにつけため息が出てしまった。日々たくさんの急須を見ていてもです。それくらい美しい急須だと言えます。容量は比較的大ぶりで二人分のお茶が一回で十分出せます。常滑にはたくさんの陶苑・陶房があり切磋琢磨されています。日々技術的な進化がそこにあります。蓋が大きく洗いやすく、セラメッシュの陶器製の茶漉しもあらゆる種類の煎茶に適応します。急須は常滑・日本一と言われるゆえんがこういうところにあります。そして急須デザインの一つ一つの芸術性も含んでいて、単なる道具ではないレベルに到達されています。それは日々の直向きな仕事の量をこなすことからしか生まれては来ないのです。たくさんをこなすことによってしか到達できない、芸術性を玉光陶苑さんの急須に見つけました。蓋とボディがピッタリ収まる素晴らしい蓋合わせや、水切れの良い口の造形、最後の一滴が重要な急須にとっての仕様などあたりまえに含んでのことです。急須界の宇宙に綺羅星のごとく輝く、美しい急須と言えますね。
だから美味しく、レベルのとても高い伊勢茶を美味しくいただけるのです。
千段(生地を回転させながら上から下に線彫りを施します、本数が多いという意味で千段という呼び方をします。)は、一つ一つ一本一本を金具を使い手作業で処理しています。整然と、またところによってはまばらだったり強弱があったりと、それぞれに趣があります。陶器に普通に使われる手法ではありますが、玉光さんのはこの太さのバランスがとてもいいです。蓋の仕舞いの造形も美しく、日々お使いいただくのにとても適した、量や、淹れやすさ、そして美味しく出る急須と言えます。
ご使用いただく前にはお湯で洗ってお使いいただくと茶渋、シミなどもつきにくくはなります。
美味しいお茶を美味しくいただけるのはいい急須です。価格は6,655円です。
投稿日: 5月 21, 2022
MWLの新茶の発表です。今年のMWLのオリジナル新茶「遥・はるか」が入荷してまいりました。
春の香り、春香
「蒸気船」「ハイカラ」そして「遥」三重県の北勢、南勢地区の優れた産品の横濱との繋がりのルーツからイメージを輿し、ほんとうに美味しいお茶を創ってまいりました。お茶屋として生きていく、横濱石川町の海っぺりで生まれる、美味しいお茶の3作目それは「遥」
「遥、未来へと」はるか、はるかに、はるかなもの。遥という文字には可能性を感じるものがあります。
この文字で思うことは、時代の先を遥かに行っていた人たちのこと。その思想のきっかけを教えていただいた人たちのこと。先人の教えから遥か未来を展望する。今、時代はそんな感じがするのです。
遥かなる先を見て今を思うべき時だと思います。
未来に想いを馳せながら、今をどうするのか、この「遥」に思いを込めるのは、その未来の可能性を
見つめて思うからです。
遥かな先を見ていると、今と未来の間で、今解決すべきもの、必ずできるものがある。
そんなことを思いながら呑む「遥」をテーマとしたお茶にしました。
「遥」は三重県の南勢地区大台地方産のお茶です。大台町は山間地の小さな茶産地、大台ケ原山系から流れ出て、伊勢神宮まで流れを辿る、かの清流宮川の上流域のほとりの地域で栽培されています。
奥伊勢は温度差が激しく、雨の多いことにより、茶葉の生育も良くて、コクのあるお茶として生まれています。今までと遥に先のお茶づくりを考えて日々直向(ひたむき)なお茶づくりから生まれているお茶です。
薔薇、白くけなげな薔薇、海の見える丘公園のローズガーデンの薔薇 横濱は薔薇です。
デザイン、写真、文:百々 徹
投稿日: 5月 14, 2022
注文の多い料理店・山猫軒
ウィメンズです。というかウィメンズしかありませんが。限りなく薄い素材でシャリ感のある、ふれても乾いた肌感覚、冷房空間には前が開くカーデガンタイプが有効、ワイドでオーバーサイズはモード洒落ています。店頭で着用していただければその魅力がわかります。ブルーは完売しました、残るはグレーのみ。大人のプレミアム、国産生地、国内縫製。繊細なパターンデザインは、センスある経験を積んでいるデザイナーにしか出せません。あまたあるものとの違いはそこ。人気ある定番プラスプレミアムの理由です。大人の着こなしには必須なアイテム。(完売しました、また来年)