投稿日: 12月 01, 2025

月曜日は定休日です。12月は明日2日と9日の火曜日は営業します。12時から18時半です。

カテゴリー: Liberal Arts, アルチザンな人たち, センスのいい住宅を創るためのアイデア, リスペクト, 元町・山下町・山手町, 和魂洋才, 安土草多, 感謝と御礼, 私が選ぶスタンダード, 私のファッション講座, 街物語, 開物成務

本日は月曜日、定休日にあたります。12月はいよいよ安土さんの展示会の後半にあたります。ご来店されるお客さまも多くいらっしゃいます。ごゆっくりお選びいただけますよう、火曜日も営業いたしますので、🎄クリスマス、🎍お正月へのインテリア計画に是非、たった一つで室内空間が劇的に変化、多様になる、安土さんのランプの導入をご計画くださいませ。

元町からメリー🎄クリスマス!
 
泡、泡、泡 あわ、かわいい この時期の部屋にふさわしいランプの構成、手づくり名品 リアルな生涯品としてのランプ、いろんな場所にも移動続けて、何十年も、いや世代を引き継いで残っていきます。お取り扱いさせていただき10年経ちました。今年はあなたのお部屋に 🎵

投稿日: 11月 23, 2025

久々に見る老舗の技術を全うしているGジャンに出会ったというもの。

カテゴリー: 私のファッション講座

大学四年の頃の夏、Lee の白いコーデュロイのブーツカットに、このGジャンだった。靴はアースシューズ。上下で買ったのは神戸の三宮の高架下に今もあるが、「タイガースブラザース」というアメリカンカジュアルの老舗ショップ、まだ神戸発のセレクトショップも老舗セレクトショップも何もなかった時代。店にはオーナーのまだ若いお兄さんがいて、店の名前の通り兄弟でやっていて、男前でとてもセンス良くて、この人に接客してもらい、いろんなセンスを教えてもらったアニキだった。ここと「ボンド」という中学の頃から通っていた、元町(神戸の)のやはりガード下のアメリカンカジュアルショップ、ここの店ではウィジュンというローファーとブルックスブラザースというブランドの胸に羊の刺繍の入ったボタンダウンシャツを教えてもらった。中高から大学まである一貫校の高校の先輩は、中学3年ぐらいになってくると、昼休みに食堂で一緒になるその高等部のオシャレな人たちがとても眩しかった。なんとか真似たいということだけが頭にあった。シゲオ覚えているか?

Leeなんだよなぁ、僕にはリーバイスよりもね。カウボーイが着る定番だった。トニーラマにこのGジャンです。だからLeeのブーツカットは絶対だった。

老舗のジーンズブランドにしか絶対に出ない表情が漂ってますわ。70年代の日本一オシャレだった街、神戸の三宮の高架下を彷彿とさせています。ビギンやったね。襟のコーデュロイが気持ち良すぎる。ボタンの色もステッチの色もいいよねー。、22,000円は安すぎるやろ。あれから何年経っていると思う?

久々に欲しいGジャン、メンズサイズはビギンのオンラインでLとXLが発売中です。お早めにどうぞ、ウィメンズはうちでお願いします。試着もできますしね。逸品として認定!

投稿日: 11月 04, 2025

「Oishiku」 見える方角から

カテゴリー: 私のファッション講座

僕が深山さんと出会えるのには時間がかかっていた。

まずその端緒(たんちょ・物事の手掛かり、はじまり、きっかけ)に着いたのは金沢を深く歩いていて、改めて柳宗理の作品と思想に出会っていた。金沢美術工芸大学校における柳宗理デザイン研究所の施設のそれである。自分にはすでに宗理はしっかりとダウンロードされ知見のレイヤーにあるデータであったはずだった。その遥かに昔、まず宗悦の息子としての宗理に出会っている、モダニズムの息子として、見ていた。具現において親を超えているなと思って、彼の作品群を見ていたが、当時の小売りの現実にいる自分には、小売り側にあまり大事にされていない現実が悲しかった。とても優れていて、とても美しい工芸であると深く感じていながらもである。

そんな自分がそのデザイン研究所を改めてまじまじと隅々まで何度か見ていて、自分が見出せていなかった現実に深く悲しみ、俺は何を学んで来たというのだ、ここにあるこの日本の、この積み上げた思想に、工芸の本質がやはりここにあるのではないかと思い始めていて、時を増すごとにその思いが強くなっていった。自分の思いは届いていなかったぞと思ってしまった。

宗理の出直しだなと思い始めていた。つまり民藝と工芸の接点であった。彼はずっとそれを考えて金沢にいたのだろうと思ったのだ。同じく五条坂の河井寛次郎記念館にも通じるものを感じた、つまり民藝と工芸の接点の視点である。いずれも工芸がそこ、ここに溢れる街に彼らが身を置いて居たことにである。ここを深読みしていただいている読者諸氏には両方を尋ねていただくことから始めてもらいたい。。。つまり、宗理が到達していた、「中庸のプレミアム」の話である、民藝と工芸の接点を行く、のことである。プレミアムになりすぎると工芸であり、かと言って民藝にはないモダニズムが欲しいという、私見ではあるが、宗理も寛次郎も、その思いがあったのじゃないのかと、だから人間国宝をあれだけ固辞してきたのだろうと。。。この金沢美術工芸大学校の柳宗理デザイン研究所を見ていて寛次郎を思ったのだった。

その宗理の出直しというテーマ、いろんなものをまた見始めていると、昔には見なかった宗理作品が届くようになった自分の目に、なんだこれはと思い、調べてみると、深山さんに到達した。しかも、僭越ながらも、ちゃんと扱っておられる、つまり、大事に。そこに自分のフォーカスが突然ポイントしだしたのであった。宗理を見終わると周りを見出した、そうするとなぜ宗理だったのかという視点が理解できるようになってきて、わかり始めると合点が早い。なんとも、面白い(すばらしい)ものを創られていて、その表現が素晴しく、中庸のプレミアムではないかと思っている自分がいた。

改めて、国立工芸館がなぜ東京から金沢に移転して行ったかにも合点がいくものがある。

そう自分なりに結論づけてしまうと、いてもたってもいられなくなってしまったのだ。まあ、簡単にはこんなところだろう。

これは宗理の言葉でなくて、学校の言葉である、そこに意味がある まったくその通りに触れて感じた、思いが入るのに数回かかり通った。
 
 
 
M701BR
そこに「Oishiku」はあるか、であります 角切り、いいな
M701BR
このサンドイッチこそが到達点であることをお分かりになるだろうか、、、、
M701BR
  美味しいものが美味しくなる思想のある美しい中庸のプレミアム、だから誰にも手が届く、強くて日常に使える 森正洋にも通じる言葉である。
M701BR
美術館に行け、資料館に行け、展示会を見ろ、それがいつか役立つ日がくることを思い馳せて、日々学び続けるだけ、学びこそが人間ぞ

但し、私は学術でなく、実践である、日々、店頭に立つ、そこからのフィードバックもまた大きいのである。今日も閉店の30分ほど前にSNS見た「瑞々しい」が気になって、でも自分の目と手で確認したくって、、、とご来店いただいたお客さまに、また気づきを与えていただき、示唆いただいている自分がいましたワ。なんと言っても店頭ぞ。

さあ、もっとご一緒に学びましょう。

深山さんのポップアップは来週末までです。

投稿日: 11月 03, 2025

一気に寒さが降りてきます。

カテゴリー: 私のファッション講座

アウターの選べる種類がある季節に選んでおきましょう。一気に寒さがやってきます。

今年の色、今年の形のアウター

柔らかく、肌触りの良い、スーパービーバー素材のコート、愛知の尾州地区の優れたウール、伝統産業を国内で縫製、日本でしかできません。この感覚、素材、品質の丁寧さ、トレンド。Made in JAPAN Proudly Aライン、ミディアムコート 時代はロングからミディアムへ

投稿日: 10月 28, 2025

Cardigans

カテゴリー: 私のファッション講座

カーディガンは欧米においてはキレイ目、カジュアル、あるいは年齢を問わず、ゴッドなアイテム、お洒落な人は必ず使う、羽織としての温度調整など、あるいは品格漂うスタイリングに不可欠なアイテム。日本にはまだ多様性が足らないと思う。もっともっと使えるアイテムであります。

カーディガン推しなMWL

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

投稿日: 10月 24, 2025

インテリアに対する思いはとても強い

カテゴリー: 私のファッション講座

自分はインテリアショップのアーティスティック・ディレクターをやってきたからです。

北欧もどきじゃなくて、本質そのもの

是非、コペンハーゲンを訪れていただきたい、若い頃じゃなくて、いろんなことを知ってから

日本が目指すべき、ほんとうの豊さがありますよ。

でもこの家具はイギリス、それもロイズ・アンティークさんが扱うもの、自分にはロイズとアクタスの品揃えは絶対であります。

洋服だけの経験値では届かない、洋服は基礎、応用にインテリアと建築と時代(特にアール・デコの時代、アール・ヌーボーからの学びのレイヤーとしての時代、世紀末と30年代の恐慌を踏まえての時代の変遷)

洋服、内装、建築、時代へのオマージュ、リスペクトは無論であります。

ずっと学びを続けることしか、それには届かない、斜め読みじゃなくて、本を読む、美術館に現物を見に行く。先人の知恵というものを。知見を。レイヤーする。

 AIは今のところすでにあったものの膨大な知見をインプットしたものをまとめたアウトプットである。まだまだ人の出す小さな脳から出るアウトプットも膨大なのである。いつかAIが脳になる瞬間がやってくる、必ず。

上はロイズのアーコールのアンティーク、ロイズの焼印が入るものはロイズの手によって、ちゃんと強化して販売に廻している。いまだにビクともしていない。後ろの棚はテレンス・コンランの棚、habitatとHealsのファウンダーである。コルブやミース、グロピウスと居並ぶ、巨人であります。

床はフローリングにしたかったが、階下のご商売に影響が出る可能性が大きいと思い、配慮して、布のマットを二重貼りにした、全く階下に影響がでない静かなものだ、お店を見て歩いていただければわかる。フローリングを使えるのはこういう商業ビルだと一階だけだと、インテリアショップでの経験上わかっているからだ。 
ベンジャミンの話を聞いた30年ほど前には、頭にランプがピカーっと点灯したものだった、このネタは絶対に忘れないでおこうっと。美しい色があるんだ、京都にある色のように、ま、京都は日本の伝統色なんだけどね。ベンジャミンにはさらに艶やマットという日本で言えばアルチザン、つまり職人の領域の色が存在してると、30年前には気づいていたのだ。