投稿日: 7月 19, 2024

祇園さんの来はる夏

カテゴリー: プリミティヴ, 街物語, 開物成務

本日届きました。ほんとうにありがとうございます!

もうね、ことばになりませんわ。

コンプリートセットやな 展示します。 祝:祇園さん

なんかね、僕は宝塚生まれの宝塚育ちの人間で宝塚愛は特別強いですが、それでもやっぱり、そこら辺の人が行き出す、高校の高学年の頃から、やっぱり京都は特別でね、行きましたわ阪急で。特に夏や、夏。幼馴染の友人もいて、その子を通じでなんとなくを知って行ったわけです、高校、大学の夏は必ず祇園さんに行ってましたわ。やっぱり京都は大学生の街っていう碧いブルーな感じがする、青春色の想い出やね。北山杉、そんな思いがこのビデオ見てると、泣けてくる、現地行って、現物見るよりもこんなビデオの方がなんかジーンとして、泣ける。ええなぁ、京都行きたいなぁ。。。

投稿日: 6月 20, 2024

ワタリウム美術館

カテゴリー: アルチザンな人たち, リスペクト, 街物語

安土さんの展示会がワタリウムさんであります。アートですからね、こちらの主戦場は、会社に通っていたころは毎週行ってました、毎週ですよ。大好きな美術館で、お店さん。私のリスペクトの頂点に位置づいておられます。毎週行ってる理由には近くにロイドアンティークの大型店、その向かいのアクタスがある伝説のキラー通りの中心にワタリウムがあったからで、そこから少し歩くと原宿のUA本社があり、そこへ会議で毎週行く道すがらと言うことでした。いやすごいな安土さん! お見逃しなくなく。

 

投稿日: 6月 18, 2024

下北沢

カテゴリー: 街物語

本日定休日で、下北沢に行ってきました。東京に来てまもない深沢にいた頃は下北にはよく来ていたのです。

 
 

投稿日: 5月 16, 2024

ミーターイー

カテゴリー: 街物語

始まりはこれからだった。

石川町の頃、狭くてまだ洋服がたくさん見せることができなかった時代。でもその頃にうちの店のファンになっていただき、今も通い続けていただいているおきゃくさんはたくさんでいらっしゃる。

うちはその石川町の頃と商品アイテムが変わったこともないし、増えてはいます。一時的に無くなっていても、まだ入荷してまいります。スタッフも同じです。営々と続けています。

洋服が増えていることで新しい楽しみが広がっていますとおっしゃっていただけるおきゃくさまもおられます。

ベーシックだけにせず、それに女性らしさや都会のセンス、今の時代の気分をどう付加していくか、そして品質感をどう保っていくか、さらにそれをも含めたプライスの整合性が取れているかが重要なポイントです。

それらを考えた時、今の僕の答えは 「ミーターイー」にあります。素敵な洋服群で全ての世界があります。

うちの店において、うちの店のものとしてじっくりと育てていきたいと思うのです。

ずっと好きで使っています、ミーターイーを代表するチェック
都会の中でひっそりと潜む、素敵な製品と共に。

紅茶とプリントの国、インド、だから好きです。

この店には「物語」があります。

投稿日: 3月 09, 2024

北山杉

カテゴリー: Philosophy, 街物語, 開物成務

趣里ちゃんを知ったのはこのドラマから。後付けでランちゃん・スーちゃん・ミキちゃんの娘さんやと、お父さんがアキラやとも知って、遺伝子がパンパンな子やんかと。ここの紹介には出てきませんが、京都の街にはなくてはならない、どこよりもレベルが高いパンの街の普通の娘さん役が際立っていました。言葉から当然関西人と思っていたら、違いました。

ここで取り上げるのはこのドラマの良さでなくて、この番宣の後に流れる三分ほどの唄、「北山杉」ですわ。僕には高校から大学まで一緒やった子がいて、重夫は幼稚園から大学まで、その子は京都の子やったから学校までは遠いから、ちょっと大きくなった高校からで、募集人員も少ないから僕らよりも偏差値は若干高くて。その子の家は四条からすぐの松原通り入ったところで、高三ぐらいの時からかなぁ、家によう行ってた、重夫とこかその四条の子の家におるって感じ。その子の家は西陣の大きな呉服屋さん、烏丸やったな最寄りは。京都の知らんことはみんなその子に教えてもろた記憶。ぼんぼんは大学になったらアルファロメオで来てた、その当時に新車のいいのがないと、あえて1750GTveroceというのに乗ってきて、なんやそれ、ええなぁって、アルファの前はお父さんが乗ってた、ルーチェというマツダの車、ロータリーので来てて、おっさんやな、が口癖で、どうしてもベローチェが欲しいと言うてた。その当時の想い出がこの「北山杉」これは歌謡曲やなくて、京都フォーク由来(くるりのルーツやね)やから学生には特に女子にはひびくわけで、そこからまた男の子がひびくわけでしたわ。みんなそんなんや。ま、とにかくこの「北山杉」は別もんやった、詩の内容からして、黒いダッフルコート着て、あのころ〜二人は〜き〜よ〜水の〜ながい石だん、のぼって〜おりて〜青春色の京都のまちを〜 なところが好きでね。最近ではさださんが歌っているけど、上手いけど、違うんやな、ま、あたりまえですわ。

大学になると、みんな場面が変わってきて、彼女とかがついてくる。そうなると、神戸のおしゃれなカフェやレストランパン屋は日常で、特別な春、夏、秋はやっぱり京都やった行くのは、女子がその当時からも喜ぶからや。特に祇園さん、京都の人にも、京都に入ってくる阪急で入る人にも、そこは必ず。(クルマで行ったら当時からえらい目に遭うから)グローバル関西の人らにも特別な時節に使う場所や催事であったわけです。趣里ちゃんの京都弁も大阪弁も上手いで、神戸弁というローカルもありますけどね。僕らが生まれ育った宝塚は微妙で大阪弁と神戸弁が混じってる、微妙なとこやね。おおきにぃ。

アキラってのは傷天のアキラのことやで。

もうそろそろ、洛中の人らにはお尻がモゾモゾっとする頃になってきましたな、今年も暑い夏がきはるで。月鉾〜

投稿日: 1月 19, 2024

白岩 大佑さんの薪(まき)窯の急須

カテゴリー: Made With Love, アルチザンな人たち, 気になるもの。, 街物語, 開物成務

白岩 大佑(たいすけ)さんの、急須としては珍しい薪(まきとは木のこと)の窯の急須。ガスや電気でなくて木を使って焼いている、それによる恩恵は、焼きぐせがある、釉薬をかけない常滑で学んでいる、土を大事にする手法で土そのものと自然にかかってくる、あたかも釉薬をかけたような表情が特徴であって、それは焼き物をする人にはすぐわかるが、火の管理が難しく、歩留まり、つまり生産性、自分の基準を持つ人にとってはよくないものである。焼いたもの全てが作品になることは珍しく、作品となる基準を自分に課せば、上がってくるものはとても少ない、生き残るのはほんのひと握りである。それが本来の薪窯の性質なのだ、これで良しとして世に出すか、否かの世界で常に自分に問う製作の日々が続いていると言える。その見返りにどこにもない美しい表情を手にいれるとも言える。とても希少で貴重なのだ。当然のことながら、価格はそれなりの始まり方をする。焼いたもの全部が作品なるとは言えないからだ。

大昔は皆、木の焼き窯であった、名古屋周辺には1000から窯が存在していたと歴史にあるぐらい、それら全ては木で燃やしていたのだ。今や、いろんな背景があり、簡単ではない、土、燃やす背景、燃料としての木が容易に取得できる地政学的な背景としての立地、それらが全て揃ったとて、学びが必要になる、知見のことだ、生まれながらにない背景としての学び、焼き方やくせ、特徴のことだろう、それは教えてくださる先達に学び、それに加えてデザイン、ただ古いものでなくて、自分の考え、経験、地政学的思想すらを加味して初めて自分の窯になっている。北海道という豊かさである。それらは私たちが想像できる範囲のことであり、なんのなんの、それ以上の難しさが無数に日々対峙してたくさんあることが容易に想像はできるのである。

それらの現在の到達点を私たちは見ている、貴重であるとしか言えないし、レジェンド的な到達点でなくて、まだその半分ぐらいの年齢の若さで到達されているところに、驚きと価値があるように、この時代の白岩さんにである。少しこの世界を学べば容易に気づくことであるし、知れば知るほどに、その急須たちの表情がいとおしくなってくるのは私だけではないだろう。知っていただきたいのである。ただ美しさを美辞麗句で並べるだけでなく、本質をである。

簡単に表現してしまえば、すでに美術品の領域にある。日常使いがである。でも使ってなんぼである。

全ての種類で一律にうちは、税込で33,000円です。

 

 
なんとである、この難しいことをされている。
思わず微笑まずにいられない、蓋のつまみの景色 ここは特徴である、すべての作品の。これにも釉薬はかかっていません。いわば自然釉。スカーレット!
ため息すら出る、焦げパン色、つまりトーストだ、近年お亡くなりになったバーナード・リーチという日本民藝の始祖のお孫さんのジョンがイギリスで作っていた、ティーポットや鍋と表情が同じだ、それはそうだ、やはり木の焼き窯だからだ。焼き締める美しさがここにもある。トーストだね。作品性を理解しよう!
形、色、なんということだろう。
いい景色だ、さぞ美味しいお茶が呑めることだろう。伊勢路の奥、大台ヶ原から流れ出る水で育つ、煎茶で呑んでみたいのだ。MWL にはあります。ホーリーなエリアで育ったお茶が。神話の故郷からのお茶で、神話のような表現のある急須でいただこう。日本人のものづくりの原点。
全てが木箱に入る、それもかっこいい木箱である。どこを見ても詳細のセンスがいい。高いクルマもいいんだが、日本人として生まれて、持つべきは、茶を呑む急須ぞ。