投稿日: 5月 23, 2021

茶聖・大谷嘉兵衛

カテゴリー: 街物語

日本のお茶産業の振興に情熱を捧げた大谷嘉兵衛さん(以後敬称略)1845年生まれ、ほぼ幕末に青春を過ごしています。そして文明開花を肌で感じていたはずです。嘉兵衛は伊勢の国飯高郡に生まれ、19歳の時に親戚筋である、横浜北仲通り(今のあの立派な市役所、あのタワマンの前)にあった伊勢屋小倉藤兵衛方に奉公に出る。奉公と言われるぐらいだから親戚筋とはいえ大変であったのだろう。嘉兵衛は関西屈指のお茶の生産地だった伊勢茶の製茶貿易に就きます。そしてその働きぶりが気に入られて養子とはなるが、養父との仲がうまくいかず、それまでの茶貿易の経験を生かしてスミス・ベーカー商会という会社に転出し、そこから稀有な商才を発揮することになります。大量の宇治・大和茶を買い付けた、実に23歳、大勝負をしました。そして名をあげます。それを横浜港から輸出した。その後、当時はあまりにも日本の茶が売れて、需要が逼迫し、いろんな品質の問題が浮上し、この時も嘉兵衛は率先して中央茶業本部を設立して輸出製茶の品質向上に努めています。この間、横浜市会議員、市会議長、全国中央会議所の議長おも努めていました。当時の日本は絹に次いでお茶は重要な輸出品目でした。そのほとんどを横浜の港から輸出していました。その産業の推進に重要な役割を伊勢の国出身の嘉兵衛が果たしていたわけです。実はそういう縁から西区の伊勢山皇大神宮には銅像、その後にも石碑があったらしいのですが、今はなくなっているようです。(諸説あり)

ここで申し上げたかったのは、横浜港近くにあったという「お茶場」当時は全国から横浜港に集まる乾燥不十分なお茶を乾燥させて製茶する施設のこと、山下町一帯にあったと言います。そしてそれらの品質向上の振興を行なったのが伊勢の国生まれの大谷嘉兵衛であったという歴史的な事実です。日本の茶の輸出と産業の発展の礎になった横浜港なのであります。

このお茶のパッケージのイラストの背景は、船の安航を祈る旗、そして港を横切るベイブリッジ、大海を望んでいる風景。最も横浜らしい、横浜開港のポイントです。

資料参考:「日本茶の近代史、幕末開港から明治後期まで」蒼天出版社編、他。

MWL TEA ARTS STORE

投稿日: 5月 22, 2021

MWL STORE の新製品・お茶「蒸気船」

カテゴリー: 街物語

MWL STORE ORIGINAL’S  新製品の新茶の名前を「蒸気船」としました。ペリー来航の「蒸気船」と、江戸時代当時、人気のお茶の商品名としての「上喜撰」を彷彿とさせています。横浜らしい名前になりました。横浜ならではの「お茶物語」詳しくは先日のブログをご覧くださいませ。MWLのオリジナルのお茶「蒸気船」の中身は真に美味しいお茶、横浜らしい颯爽とした風の吹くお茶を ! と厳選され、伊勢の清流・宮川流域の大台町で栽培されるお茶をお願いしました。清流宮川と大台山渓の山々に囲まれた自然豊かな環境、日本有数の雨量、しばしば立ち込める深い霧、激しい寒暖の差。大台町はお茶の栽培に絶好の環境で、三重県内でも有数のお茶どころです。宮川はその源流を大台ヶ原までさかのぼります。源流の一滴は大台ヶ原から伊勢市内まで流れて行く豊富で伊勢ならではの清涼なる水源です。

そして横浜が開港してすぐに、横浜港からの重要な海外輸出製品は「お茶」になりました。横浜港周辺には伊勢地方を含めて全国などからも「荒茶」が集まり、横浜港周辺にたくさんできた製茶工場で仕上げて高級煎茶として輸出されていきました。そこら辺は横浜開港記念館に資料として存在しています。静岡の清水港が産地直結の港として明治後期に機能するまでの40年ほど、横浜港は重要な役割を持ったお茶の海外への輸出港だったわけです。横浜とお茶は深いかかわりがあったのです。

遠く、この港や大海を超えて世界へ飛び立った伊勢茶へ思いを馳せて。

物語がちゃんと存在するお茶「蒸気船」横浜からのお土産にいかがでしょうか。

新茶 蒸気船 (じょうきせん)   左:45g 入り 972円税込 右:20g 入り 540円税込

伊勢地方のお茶、仕上がりの美しいお茶となりました。

投稿日: 5月 04, 2021

みどりの日

カテゴリー: 街物語

「みどりの日」一年で一番好きな日かも、気温とか晴れぐあいとか、光の透明感とかね。みどりって色が一番好きな、緑の男。グリーンですよ。グリーンを好きなことでは誰にも負けないな。

昨日店閉めまして6時半ごろにフラッと行きました。
目的はSEA SIDE CINEMA 2021 THEATER HAMMERHEADの様子を見に、友人がプロデュースしているものですから、ご挨拶。昨日は予想通りに寒くってサンダルだったのでしかも薄着、見れませんでしたが。アラン・ドロンの太陽がいっぱいもやるみたいですよ。まだ寒さ対策が必要です。どうよこのバックは、横浜にしかないよ、海とこれほど接近していて且つモダンに美しい街は世界を見てもないね。ゴンドラリフトが出来てさらになんか未来都市感が出てきましたね。時期が許す時が来るならば、横浜へ。
2両連結バス 市バスの色全てこれにすればいいと思う。海の色、ベイサイドブルー

投稿日: 4月 28, 2021

Patisserie Les Bien-Aimes x MWL STORE

カテゴリー: 和魂洋才, 街物語

ご近所でいつも仲良くさせていただいています。同じ石川町のフランス菓子の専門店「パティスリー・レ・ビアン・エメ」さんとの「母の日ギフト」の初めてのコラボです。エメさんで販売されます。エメさんの生チョコと素敵なブリザードフラワーのリース、そしてMWLの「田中俊介」さんに今回のためにオリジナル製作をお願いしました真鍮のピックです。詳細は上記エメさんのフェイスブックSCからご参照くださいませ。母の日にぴったりのとても素敵な組み合わせが三つもついて、7000円の税込です。エメさんにて4月30日まで受付中です。

フランボワーズ風味の生チョコです。
素敵なリースですね!詳細はエメさんの上記FBショートカットにて確認できます。
こう言う感じです、フランボワーズ風味の生チョコ、そしてMWLのピック、これはどちらか一本をお選びいただきます。母の日にどうぞ。
どちらかをお選びいただきます。

STAY SAFE SOCIAL DISTANCE 2021 MWL

投稿日: 4月 11, 2021

横浜公園あたり

カテゴリー: 街物語

これからひと月が気持ち良い、横浜のおへそ。早朝に前の日のオンラインオーダーをみなと郵便局さんへ持ち込む。日課だ。この県庁とみなと郵便局が好き、ポストの消印はみなと郵便局がいい。横浜らしくて。

みなと郵便局から海を望
その反対横浜公園から横浜スタジアムを望
日本郵船のビルに次いで好きなビル、実に美しいね、惚れ惚れする外観だ。横浜の自慢だね、もっと使えるよ。
一階の角、みなと郵便局の向かいはカフェだったが、コロナの影響なのか?空きが出てる。いいビルなのに。