投稿日: 4月 19, 2022

白雲窯 ②

カテゴリー: アルチザンな人たち

独特の力強い表現を魅せる、白雲窯の酒器。釉薬と焼の具合によるものだと思う、その力強さの根拠は。4月28日(木)からの展示となります。焼きの歴史の中で培われたものだけがソレに到達する。

大胆にて繊細、その繊細はやはりグローバル京都という背景が視野に入ってくる、そうモダニズムだ。丹波というよりも京都の街中の、四条河原町の名店でずっと取り扱われているという事実がある。京都は旧い町だが、同時にモダニズムがとても息づく街でもある。京セラがどうだ、ロームがどうだ、島津はどうだろう、最近では日本電産がどうだ。ニンテンドーというトランプのカードの前には花札で始まった会社もあるし、センスの文化を発信するワコールもある。どれも世界に通用するモダニズムだ、その品目は一癖二癖もあるぞ。それが京都や、京都という街を作っているし、維持、継続し、拡大してはる。すぐに話は脱線するぞ。町と街は違うんや、使い分けなアカン、知らんけど。

アルチザンの中のアルチザン、それが白雲窯。妥協のない自然体である。

投稿日: 4月 16, 2022

局屋立春の「庭の栗」

カテゴリー: おいしい, アルチザンな人たち

食べたことのないように感じる、東山区五条橋の局屋立春(つぼねやりっしゅん・なんという名前なのだその名前からも漂う、当地では普通でも、普通ではない風情がある)さんの栗が丸ごとの「庭の栗」である。いただきものだが、何度食しても感動的な味とその佇まい。

残り二個になってしもうたわい、飾り帯の紙の絵が….
GWから始まる展示会「村山光生」パイセンの掛け分けの小皿、これもやってきます。

投稿日: 4月 15, 2022

新茶の時期は清水小北條の象嵌急須で。

カテゴリー: アルチザンな人たち

いよいよ、新茶の時期になってきました。まもなく各産地から新茶のたよりが聞けますね。

さて、繊細なすべてが手造りの急須はいかがでしょう。

象嵌という、魚の骨を使ったアーティスティックな味わいは他にない、常滑ならではの表情です。

技術にセンスを纏う、TEA ARTS ですね。

投稿日: 4月 05, 2022

白雲窯

カテゴリー: アルチザンな人たち

今回の京都入り一番のその目的はゴールデンウィークに行なわせていただく「白雲窯」さんの展示会ためのものでした。その自然な白い雲と青い空、里山の背景は、五年ぶりの今回二度目の訪問でありますが、何も変わらない、大切なものがちゃんとそのままにありました。これは嬉しかったです。

私にとって、その作品群は、色、手触り、質感、釉薬の光、造形、加飾された色使いやデザインを含めて、私が日常的に使っている中で、どれもがずっと魅力的なものでありました。それが縁もあって、私共からの申し出に快諾いただき、今回のゴールデンウィークに展示会が出来ますこと、それは無常の喜びであり、今回初めての特別なことであります。

横浜・石川町の豊かな背景の人々に、そのすべての過程において、ものづくりにおいて、最良を求められる姿勢から生まれくる、質が高く、創造性の高い作品群を是非ご覧・実感いただきたく存じます。

そしてこれからそのストーリーのある、詳細を今後少しづつご紹介させていただきます。

SDG’sの観点からも、また、その創作の現実・現場の中で、今こそとても注目されるべき一連の流れは、ずっと以前から行われています。白雲窯。村山光生さんの取り組み、それは薪窯づくりから始まりました。今の時代だからこそ相応しいと感じています。やっと時代が追いついてきたという、その思想、ストーリーに。お話にずっと耳を傾けていて、ずっとそう思っていました。どこにも無理がない、自然体。
ここからすべてが生まれていく
薪窯らしい風合いも美しい。今回の展示会のための作品の一部、なんともまぁ素敵ではないか!僕はこの土瓶とその右にあるワインやお酒用のゴブレット、スープボウル、掛け分けの皿など、これがいいと思うのですよ。いい色使い、グリーングレーというか、是非お楽しみにお待ちくださいね、ゴールデンウィークです!
五年前に訪問した時に立ち会った、窯焼きの現場、左が当主:村山光生さん、右は娘さんの:マディの村山朋子さん。あうんの呼吸の窯焚き。白雲窯の薪窯。薪窯であるということ。