投稿日: 1月 01, 2025

山田想作品

カテゴリー: 常滑急須展

常滑急須の保守本流でありながら、他人が歩かない道を行くということを若い頃から標榜し、作陶は自分らしさを追い求めて来られている。

薪窯のさらに登り窯という、今となっては新たな具現がとても難しい環境に身をおいている。それは伝統による。

家系が成せる技ではあるが、それに甘んじてはいないところに想さんの魅力がある。

おじいちゃんが人間国宝、それがどういう意味を持つかも知らない頃から、その現場で育っている。

父というよりもおじいちゃんからその作陶の技術の全てを教えられているという。

やはり、存在する品格においては圧倒的なものを感じてしまう。それが何かは現物を見ていただくしかない。

現代六古窯を代表する人物のお一人であることは間違いない。

やっと40代後半にさしかかろうとしている、これから何十年もかけてさらに趣のある作風になって行かれるのであろう。40代なかば時代の「想」の作品として位置付けておく急須である。

♯326 山田想 常滑急須 55,000円 税込
土、焼け、色、自然釉 焼き物としての羨ましさが全てここにある

投稿日: 12月 31, 2024

三代山田陶山が三日より並びます

カテゴリー: アルチザンな人たち, 常滑急須展, 街物語

かなりのレベルにあるのに、手の届く価格にある。常滑の保守本流の急須。元々建築の仕事をされていた、一級建築士の方であるからか、計算された詳細のおさまりは美しく、小さな大きさのバランスがとてもかわいい、簡単に言ってしまえばそのセンスがとても良いのです。一同にこれだけの数が見ることができます。現物でその美しさに触れてみてください。ただ触れているだけで嬉しくなる急須の世界。全作品が三代山田陶山

いずれも容量は100mlから220ml と小さめです。それが良い。上級煎茶を淹れるのに適しています。

日常に美味しいお茶はいかがですが。知れば知るほど奥深い「茶」の世界

♯178 朱泥後手急須(印籠蓋) 22,000円 以下価格は全て税込
♯176 朱泥 横手急須 14,300円
♯172 藻掛け後手急須 19,800円
♯174 青磁後手急須 27,500円
♯171 藻掛け横手急須 17,600円
♯175 青磁横手急須 19,800円
♯173 青磁後手急須 27,500円
♯177 朱泥後手急須(平蓋) 17,600円
極めて造形は美しく、技術が高い常滑の急須 美は詳細に宿っております。

ここはやはり、宇治の老舗が石臼挽きした抹茶、そして茶葉は北勢地方「水沢」の玉露、さらに南勢地方大台町「栃原」の中蒸しの煎茶を合組、合組していただいているのは茶師十段位にある伊勢茶の老舗の茶師にお願いしています。MWLのオリジナルのこだわり煎茶、「ハイカラ」でいかがでしょうか。

日本の生産品、お茶とシルクが世界へ出て行ったのはこの山下横浜港から、貿易立国の礎の街、深い関係があります。岡倉天心という茶人はこの地で生誕しています。茶と深い関わりがある元町です。それらすべてのリスペクトと共に具現できた美味しい「伊勢のお茶」ハイカラさんが通る。

投稿日: 12月 29, 2024

お正月恒例の常滑・急須作家展

カテゴリー: 常滑急須展

インディペンデントでプリミティヴでクリエイティヴィティ

そういう視点で集まっていただいた急須が一同に会する作品展

出展急須作家さんは総勢20名にのぼります。

来年10年を迎えるMWL史上でも最大にして厳選され絞り切った作品揃えになりました。

ただ数を増やすでなくて、問うは内容です。それがむずかしい。

急須好きに応える作品展です。

ただ集めるだけでなくて、その作品性を重視する視点がMWL STOREです。

清水小北條、清水北條、山田想、磯部x高資、千葉光広、水野博之、甚秋、トノイケモトユキ、大澤哲哉、陽景、藤田徳太、浜坂尚子、山口江太、青木愛佳、谷川仁、前川淳蔵、山田陶山、一ツ松綾乃、ヤンセン三好史織、山田勇太朗

一月三日の初売り、初日の三日のみ予約入場の時間帯があります。詳しくはインスタグラム

本日夜8時予約開始

宗久、話は終わった、茶じゃ、茶を所望じゃ、茶をもてい!

 

投稿日: 12月 15, 2024

泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も寝られず。

カテゴリー: A Day In The Life, Liberal Arts, Made With Love, Philosophy, アルチザンな人たち, プリミティヴ, 元町・山下町・山手町, 和魂洋才, 常滑急須展, 街物語, 開物成務

私がこの地(となり街の石川町で起業し元町へ昨年春に移転してきて併せて9年目)にお店を出そうと思った理由に「お茶」の存在がありました。やがては紅茶までというカメリアシネンシスという茶ノ木の存在です。茶(煎茶・紅茶)が好きだった、その文化的背景や紅茶においては欧米(特に仏国)におけるスタイルを含めて。それらがお茶を始める理由でございました。

日本において江戸時代に長く続いた鎖国という状態が、世界でも例を見ない日本人皆が持つ美徳の重要な部分であると言える、ほぼ無血革命の江戸から明治に至るレボリューションは部分的(九州南部、東北の一部)な戦いはあったとは言え、日本全土までの大きな内戦に至らなかった、特に政権の中心になった徳川と明治政府への政権移譲は無血で江戸においての戦場化は避けられた。それにより守られたさまざまな文化が存在しています。その鎖国という時代から開国という時代への国を開き外国文化を受け入れ、通商によって国を豊かにしていくという、今の自動車産業を軸とする日本の輸出大国体質の雛形はこの時を始まりとすることになリました。

その当時の数少なく欧米に通用する輸出品目の重要なものは、茶と絹製品でありました。その名残として歴史的な絹の関連施設が港沿いに残る中区山下町でもあります。

山下町から日本大通りにかけての東半分と山手町(今の海の見える丘公園を始まりとしたあたり)などの海沿いには旧居留地がありました。日本の文明開花、ハイカラ文化はここを始まりとします。日本が諸外国に正式に開国・開港の申し渡しをした地は、1854年和親開港の下田、同1855年の函館、そして正式な開港として1859年の下田から横浜への移管としての横浜、長崎。その約10年後の神戸、そのさらに1年後の新潟が、文明開花、開国の礎となる開港五港と呼ばれています。浦賀に現れた黒船は当時北太平洋で活躍していた米国捕鯨船の安航(安全な航海)のための、燃料の補給や食料物資調達、乗組員の休暇などのための通商を考えていたようです。国を攻めにきたわけでも植民地にしようとしたわけでもなかったわけです。この当時以降、横浜はお茶とシルクを輸出する重要な拠点港になりました。日本のお茶は横浜から海外へ。実は横浜港とお茶は深い関係があったわけです。「蒸気船と上喜撰」です

横浜が開港してすぐに、横浜港からの重要な海外輸出製品は「お茶」になりました。横浜港周辺には伊勢地方を含めて全国などからも「荒茶」が集まり、横浜港周辺にたくさんできた製茶工場で仕上げて高級煎茶あるいは烏龍茶として輸出されていきました。そのくだりは横浜開港記念館に資料として存在しています。静岡の清水港が産地直結の港として明治後期に機能するまでの40年ほど、横浜港は重要な役割を持ったお茶の海外への輸出港だったわけです。横浜とお茶は深いかかわりがあったのです。伊勢山皇太神宮や伊勢茶の輸出拠点、横浜と伊勢は浅からぬご縁を感じています。

MWL STORE ORIGINAL’S  お茶の名前を「蒸気船」としました。ペリー来航の「蒸気船」と、江戸時代当時、人気のお茶の商品名としての「上喜撰」を彷彿とさせています。横浜らしい名前になりました。横浜ならではの「お茶物語」。MWLのオリジナルのお茶「蒸気船」の中身は真に美味しいお茶、横浜らしい颯爽とした風の吹くお茶を ! と厳選され、伊勢の清流・宮川流域の大台町で栽培されるお茶をお願いしました。清流宮川と大台山渓の山々に囲まれた自然豊かな環境、日本有数の雨量、しばしば立ち込める深い霧、激しい寒暖の差。大台町はお茶の栽培に絶好の環境で、三重県内でも有数のお茶どころです。宮川はその源流を大台ヶ原までさかのぼります。源流の一滴は大台ヶ原から伊勢市内まで流れて行く豊富で伊勢ならではの清涼なる水源です。日本の茶産地は数々あれどこれほどの豊かな背景を持つ産地はなかなかのものでございます。特に水の豊かさの中で育つ茶の木の存在です。そして聖なる地の奥地という関係性でございます。

遠く、この港や大海を超えて世界へ飛び立った伊勢茶へ思いを馳せて、私は横浜港を見ながら日々を暮らしています。

そしてMWL ORIGINALSのお茶のもう一つが、「ハイカラ」です。上記のような理由において港に入った海外の船からはたくさんの異人さんが降りてきて街を闊歩するようになりました、航海の疲れを癒す街の物資や商店の存在の必要性が元町の商店街の礎になっています。始まりはそこからです。船員の人たちに売る航海に必要な物資、あるいは彼らによりもたらされた、海外製品の数々はこの街を歩いたであろう「ハイカラ」さんをルーツとしています。ハイカラという言葉はその異人さんが着ていた、襟の高いシャツ、つまりハイカラーを語源としています。

ハイカラは、慶応元年創業「伊勢茶のかねき伊藤彦市商店」さまにお作りいただいているMWL STORE のオリジナルの抹茶⼊りのお茶です。その内容は、まず抹茶には、
宇治の老舗の京都産⽯⾅挽き宇治抹茶を使⽤しています。お茶の重量に⽐した抹茶を混ぜています。そして、茶葉は北勢地⽅⽔沢の⽟露と南勢地⽅⼤台町栃原の中蒸し煎茶を合組しています。抹茶、⽟露、煎茶 と、三つの個性の全く異なるお茶が重なりあってハイカラという名の調和が⽣まれました。個性の違うお茶がそれぞれの良さを出しながらもそれぞれに無い部分を補いあい、相⼊れないものだと思っていても、重なれば⾃然に新しい調和が⽣まれています。
ハイカラという名にふさわしいお茶が⽣まれました。

上記のように歴史的、文化的に、この元町にあって相応しい、日本のお茶二つがここに生まれているのでございます。

このお茶二種はMWL STOREの商いの始まりの根幹でございます。

開国開港の地、元町の茶商のお茶をどうぞお召し上がりくださいませ。

 

ここにある煎茶、茶器の全ては元町の茶商、MWL STOREのオリジナルでございます。日本全国に売っております。どうぞお声がけ下さい。
 
日本の聖なる地、伊勢地方のお茶
なんと美しい緑 茶葉でございます。これが湯とともに開いてまいります。味わいと至極の瞬間
名門老舗の宇治の石臼引き抹茶と日本の聖なる地伊勢は水沢の玉露と、大台ヶ原・栃原の中蒸しを合組するという贅沢なお茶でございます。茶が好きなら一度は呑みたい産地のこの地でしか味わえないお茶がここにあります。美しい茶葉に抹茶が振りかぶっております。それは美味しい日本の心 MWL STOREならではの視点で成り立つ、思想と物語の根源はこのお茶でございます。

ずっとこの茶を売り、守り続けています。

LIKE NO OTHER はMWL STOREのこと

他にない商品がここには並びます 射抜く目と物語の創出

元町の茶商 MWL STORE

投稿日: 10月 03, 2024

MWL が何年も常滑が好きな理由のわかりやすいビジュアルのエビデンス

カテゴリー: 常滑急須展

大人になったら、お茶を呑みたくなる、淹れたくなる、カメリアシネンシスのグループとしての紅茶を含めてですね。茶と紅茶、G7で茶を生産するのは日本だけです。というか雨の多さも必須、蒸し暑さも、だからそうなるのかもですね。お茶は元来、おくすりと言われてきたぐらいで、血や内臓脂肪にもよろしいかと、私も茶関連しか呑みません、時々、ほんの時々にどうしても飲みたくなる、この元町のすぐ近所にあるスタバとか、京都に行ったら必ず寄る、エースのスタンプタウンコーヒーロースター、そしてイノダ、ぐらいでしょうか。

お茶が習慣になっているので、なんかね体も変わったように思います、この5年ぐらいかな。

そんなこんなで、大人がスタイルを保つ、日本人としての常滑の急須でございますね、かなりのコレクションが常時ありますからね、常滑ばかりで、元町のMWLです。センスいい急須ばかりです。

若い時から茶(紅茶含む)を呑む習慣を推奨しているMWL STORE de gozaimasu !

 
 
 
 
 
 
 
 

投稿日: 8月 16, 2024

本物のいい急須を使う

カテゴリー: 常滑急須展

いくらいいお茶でも、いい急須で呑まなければ、それは足らないこと

美術品と言えるような急須で呑みたいものだ

茶はスタイル それも究極の スタイルを気にするなら、家で日常に飲む 茶 が大事

25,300円 税込

投稿日: 4月 10, 2024

誇りは高く、敷居は低く

カテゴリー: 常滑急須展

さすがな言葉です。「カエルまんじゅう」うまい。

長く続けておられる企業には、骨太なことばがあります。

はい、新茶のシーズン始まりました。お茶は急須からです、美味しいお茶を出すにはまず、常滑の土を使った、

本朱泥の急須、鉄分と相まってお茶がまろやかに、美味しくなる。お茶はまず急須からといわれる由縁。

急須は常滑産

色々ご用意いたしております。作家物の急須、「一急入魂」が揃っています、たくさん。

いいお茶と、いい急須  取り扱い 元町一丁目 MWL STORE 

一年で元町が一番美しい季節の始まりです。暑くなくて、寒くなくて、美味しいものがいっぱいです。

ようこそ 元町へ