投稿日: 5月 22, 2019

伊勢わたらい産の新茶が到着。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

新茶とは、冬を越し、養分を蓄えた茶樹がその年初めて出した新芽からできたお茶で、摘採時期の5月上旬前後から2ヶ月ほどの間だけ楽しめる、鮮烈な若葉香が特徴のお茶です。今年もまたこの同じ時期に、日本人が新茶を楽しむことができるのは、太陽の運行がひとしく行われ、自然の流れに逆らわず茶樹を見守るお茶農家さんがおられてこそ。どうぞ、飲み終えた後、急須の中に入ったやわらかな茶葉に触れ、こわれずに残っている茶葉の1枚を開き、茶園の風景を想像していただけますと幸いです。

今年も伊勢地方・度会(わたらい)町の新茶ができてまいりました。今年のMWLオリジナルの煎茶・わたらい発売を記念しまして。45g入りのパックをお買い求めいただきましたお客様に、奇跡の清流、熊野古道の水「銚子川の水」500mlをプレゼントいたします。是非、化学合成の肥料や薬品に頼らずに育てられたお茶、伊勢わたらいのお茶を銚子川の水を使ってお飲みください。

大台ケ原から熊野古道を流れる清流の中の清流、世界遺産熊野を流域にもつ銚子川の水、貴重。

MWL STOREがこだわり続ける伊勢地方のお茶と銚子川の水。

投稿日: 4月 27, 2019

ツタエノヒガサが入荷しましたよ。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード, 街物語

今年もGWに間に合いました、ありがとうございます。

ツタエノヒガサは、傳tutaeeの日傘レーベル。
傳tutaeeの活動によって生まれた愛すべく日本の伝統技術と向き合い、その過去から現代に伝わる技術を、現代から未来へのプロダクトとすべく、全ての行程に職人さん達の力を借り、1つ1つ大切にお取り組みしてきています。
素材には、傳の素材として服の為につくってもらっている特別な布地や柄から起こしている注染による傳ノ浴衣地を主に用いています。

こういうところで

こういうお仕事をされているところ、うちも三年目のお取り扱いに。

ニッポンの手仕事の極み、ツタエノヒガサ

MADE WITH LOVE MWL STORE

投稿日: 9月 22, 2018

セラミック・スタンダード

カテゴリー: Made With Love, 私が選ぶスタンダード

今の店頭の様子。

置物も森さんの得意なジャンル。

平茶碗で僕の好きなものを並べました。これは定番として年中置かせていただいているものでもあります。どうです、美しいでしょ、藍とも言えるし、絣とも、デニムとも、どうしてこんな美しいものが出来てこれるんだろう。本当に美しい。美しいものが美しい。

スタッキング出来るコーヒーのセット。これも色が美しい、釉薬ですよね。トラッドネイビーです、北欧の食器のようですが、昭和の遥か昔に日本の波佐見で作られていたものです。当時の波佐見ではこれだけモダンなものはどこも作っていなかった。それがどうでしょう、今やモダンといえば波佐見の代名詞に、若い優れた作家さんがどんどん生まれています。

鳩の箸置きの後ろにあるホタル手のカップは富永和弘さんのデザイン。

鳥、雄と雌があります。尾っぽが上に跳ねているのが雄鶏。

豚ですね。造形としての捉え方がユニーク。


©️madewithlove

投稿日: 6月 16, 2018

単純なものほど難しい。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

MWL STORE 定番の「国造焼」四代目の作る、リアリティーのある生活陶器が少量入荷しています。価格に比べてクリエイティビティが高いレベルにあります。それこそが民藝の真骨頂。そして使いやすいこと、日常生活に寄り添い、強い品質であること。

「父より、単純なものほど難しいと言われたのをきっかけに、作るようになりました。」「使いやすい形を突き詰めるとシンプルな形になると思います」
歴史ある鳥取・倉吉の今のクリエイティブを引っ張る先端にいる1981年生まれの四代目歴史継承者の言葉。

山陰は陶磁器の高いクリエイティブの宝庫、それを見出して、世間に紹介し続ける店が必要です。正しい説明とともに、ただ選んでいるでなく、深く説明できるお店のことです。デパートはもちろん、それぞれの地場のローカルの日常に寄り添い密着する小売店にこそ、それが必要です。毎日を意識して作家・産地を学び続けることにあります。月日は過客でありますから。気がつくと残されていないという。成すものはそれに早く気づいている、あるいは気づいた時点で行動を高度に切り替える。開物成務。

日本の手仕事を繋ぐ。

美しい造形
MADE WITH LOVE

投稿日: 6月 05, 2018

一里塚本業窯の馬の目

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

「せともの」という代名詞に代表される陶磁器産地の愛知県瀬戸市、日本六古窯(ろくこよう)のうちの一つ、日本六古窯とは、瀬戸焼、常滑焼、備前焼、信楽焼、丹波立杭焼、越前焼。お城文化、茶文化によりそれぞれの産地背景に庇護された陶芸文化が背景にある陶磁器産地、ほぼ愛知県から岡山県までの中西部日本に集中する、このことからも戦国時代から徳川までの日本人の美意識が最も高まっていた時代に発達した美術文化の産物とも言えます。瀬戸代々の本業陶器づくりを担う窯の一つである一里塚本業窯、その中でもこの馬の目は江戸時代後期に人気のあった絵模様とは思えないほどにモダンな表情を魅せています、それがMWL STOREが選ばせていただいている理由、神経質なまでに作陶される過程の轆轤と絵描き、瀬戸特有の色白な土の背景に乗る黒茶とも言える絵筆の色はどこか北欧のデザインにも通じるモダンさを今になって見出せさせる伝統柄です。歴史の中の美においてかなり稀有なデザインを継承し続ける産地でしか成し得ない製品。日常使いの美、つまり「用の美」が極まっていると私は思っています。人柄が轆轤や絵模様にすぐ反映する陶器、そういう意味では陶主・水野雅之さんの真面目な人柄が出ている馬の目の絵模様であり、轆轤の名手でもあります。今もすべての工程をお一人で完遂されています。一里塚本業窯でなければならなかった「ゆえん」であり、日本人ならば気付かなければならない、現代にも生きる歴史的な創作です。これを使わずして何を使うか。。。

日本各地を訪問して見つけ出す。
MWL STORE

投稿日: 5月 05, 2018

山笑う茶摘み。

カテゴリー: Liberal Arts, Made With Love, おいしい, 私が選ぶスタンダード, 開物成務

昨日、奈良・月ヶ瀬の「ティーファーム井ノ倉」さんで、三年ぶりに行われました「山笑う茶摘み2018」の茶摘み体験に行ってまいりました。早朝から天候に恵まれまして、とても貴重な体験をさせていただきました。

碾茶(てんちゃ)工場の入り口、一帯は茶農園ばかりの山の中に突然と現れる。

俄然、ワクワク感は高まります。

いよいよ稼働を始める碾茶工場を畑から。どうです、最高の天気でしょう。

三年ぶりの開催に意味があります、参加させて頂きましてよかったです。

最初に井ノ倉当主より一芯二葉の摘み方のオリエンテーション。これ良かったなぁ。
当主の「茶」への愛がひしひしと来ました。

製品「気宇」になる畑、葉っぱたちが上に伸びたくてウズウズしている感じ、一年一度この日だけ、夏も近づく90夜。

とても、とても柔らかい「ベビーリーフ」という表現が正しい。

参加された方は各地から来られています。

エコ・ファーマー認定法人 ティーファーム井ノ倉

最後には井ノ倉さんの奥様と、大学生になられたばかりの次男さんが前で、しっかりと、初摘み「玉響の荒茶」の淹れ方の説明。
畑でいただく「玉響の荒茶」格別のものがありましたよ。
井ノ倉さんは家族が自ら動く経営、次世代となる息子さん二人もキビキビと畑の中を飛び回って、とてもとても感じの良い案内や説明が、
この新茶の葉のように気持ちが良かったです。育っています。

工場内で、ティーファーム井ノ倉ネームも新しい、フォークリフトに目が行って、名前入りのところがこだわり、かっこいいですね。
トヨタです。まだ稼働してませんが素敵。どうしてもこういうところに目が行ってしまって。。。

楽しい時間はあっとういう間に過ぎてしまいました。素晴らしい体験でした。ありがとうございました。
さぁ、この素晴らしく、素敵で、美味しいお茶を、ありがたく売らせて頂きます。
ご縁に感謝、お陰さまで。

Life with Teas & Made with Love
MWL STORE

投稿日: 4月 26, 2018

美しすぎる、伊藤雅風の急須。

カテゴリー: Liberal Arts, お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード, 開物成務

今週、急須展の用意をしようと箱を開け、並べ始めたところ、ちょうど朝で朝日が射してきて、いい感じに部屋の中が明るくなりました。昼間はあまり明かりを付けず、作品の自然な色目を確認するのが検品の一歩、何点か出した時、そのグレーというかガンメタルなグレーというか、その色の良さや光のよさ、地肌のよさ、模様の素晴らしさに改めてしばらくは見入ってしまいました。急須展も今回で数回目、雅風さんが山に行き土を掘り起こすというこだわりが少しづつ理解できつつありました。
天才ですね、なんとも言いようがないくらいに、美し過ぎる。(SOLD OUT)

伊藤雅風(いとうがふう)

「急須づくりのすべての工程に関わっていたい」
人間国宝の山田常山、直系の村越風月の一番弟子、伊藤雅風。「土づくりから焼成までぜんぶ自分でやって、はじめて自分の作品と言えるのではないか。本当はボクは、山に行って原料の土を掘るところからやりたいですね。陶芸家たる者、こうした姿勢が大切ではないかと思うんです。」

お茶のある暮らし
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