投稿日: 12月 05, 2017

ポワラーヌ・コントワール

カテゴリー: おいしい, 私が選ぶスタンダード, 開物成務

ポワラーヌのコントワール(カウンターという意味)パンを売っている所の隣。カフェです、タルティーヌ(フランス・オープンサンド)を中心としているメニューが多い。

内装とかは隣のパン部門の歴史あるモダンさからこっちは完全にシンプルでモダンな表情、サンフランシスコとかロンドンにあるそれらに共鳴している感じ、パロアルトにあっても不思議ではないようなストアインテリア、パン部門もそうですが、内装のセンスがいいです、いい店の特徴、清潔、綺麗でセンスがいい内装、無駄口叩かないキビキビとした接客。

九州の煎茶をメニューに持つ、ティーパックで高温でサーブされていたが高温抽出しても味の出る茶葉を採用しているように、、、温度管理なんてできないですしね、海外では。美味かった、久しぶりのあったかい煎茶に腹がしびれた、ほっこりして。

タルティーヌ、つまりフランス風オープンサンド、薄い食パン、アボガド、卵、だけなんだけど、時代はこれぐらい、クラッシックなカフェ飯よりもこっちがすでに気分で結局ランチに2回来ました、普通のカフェの気分でもなくて、もうこっちがいいですね。沢山は食べないもの、美味しいものを少しでいい。

無料でついてくる水だって、こんな感じが今の時代、ポワラーヌがこういうのを仕掛けているってのが歴史だけのパン屋さんでない、開物成務なんですよ、新しいを開いて、努めを成すってやつです。胆に刻んだ。

PHOTOS:MWL STORE ISHIKAWA-CHO

投稿日: 11月 01, 2017

「飯倉のキャンティ」のカフェ。

カテゴリー: 私が選ぶスタンダード

六本木でなく、飯倉なのであります。
時代を作ったレストラン、”飯倉のキャンティ” 今でも魅力的でお有りですね。モーターショーで歩き回り、あまりに疲れてたどり着けたのは松屋の6階にあるキャンティ・カフェ、ここが人しれずゆっくりできるのです。なんといっても名物のこの、それなりの大きさが嬉しい名物プリン。ほっとしますね。
東京モーターショーの後は、松屋と銀座三越を定点観測でした。
私が選ぶスタンダード⓷ キャンティのプリン

石川町 MWL STORE

投稿日: 10月 26, 2017

AO-ICHI HONDA INT’L HQ

カテゴリー: Liberal Arts, 私が選ぶスタンダード

洋服屋の会社に出社するのに。青一のホンダ本社前を歩いていたら、スーパーカブが新しくなったって、いいですよねーカブ、デザインが行くとこまで行って、余計なものがなくって、スタンダードです。私が選ぶスタンダードってのがあったら1ページ目の①はスーパーカブです。もちろん110ccのです。国産で熊本工場で作っているんですって。思わずザ・ハイロウズの歌を口ずさんでしまいました、日曜日よりの使者。

このビデオの歌ってアンディー・ウィリアムスですよね、うまいですね、やっぱり時代を経てもこんな歌のうまい人はいませんよ。で、ドリームってホンダという会社にとってとても大事な言葉で、そんじょそこいらのものではありません ”夢” ですね。本田宗一郎さんが言い続けてきた言葉ですから、パワーボートに自家用ジェットだってそうだったし、バイクにもドリームってあるし、バイクの販売店はホンダドリームって言います、羽根ですよ、羽根が生えているんですホンダには。AIや人工知能の象徴たるアシモなど、自動車業界が全く興味も示さなかった時代から開発し作り続けてきています。ホンダは本当に夢を形にして、どこかの国家予算並みの売上高を誇る企業になった、ドリームはホンダの人を動かしている力、だから風土が違うからおかしなことにはならない。Impossible Dream いい言葉ですね、幾つになっても。すごいなHONDAって。

このCM好きなんです。笑えるけど、かっこいい。

Do You Have a Honda ?

投稿日: 9月 16, 2016

森 正洋(もり まさひろ)

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

2004年頃のお話です、機会があり森先生の生前に何度かご自宅に伺いお話をお聞きしました。生涯で110点のグッドデザイン賞を受賞されている方など存在しません。デザインに対してはかなり辛口でした、でもただ辛口でなくちゃんと愛をもった辛口でした、とてもお話が面白く、いつも時間を忘れて長く居座ってしまっていました。何度目か訪問したその当時は無印良品さんの仕事がちょうど始まろうとしていた頃で、面白く楽しい仕事が始まるんだよ、とおっしゃっていました、アトリエにはたくさんの試作品がありました。日本にとって森 正洋と無印良品の仕事ほどスタンダードデザインという仕事での素晴らしい組み合わせは他にありません。
自分にとって尊い想い出です、そんな先生とのご縁もあって、たかが7坪ほどのスタートしたばかりのこの小さなお店で今回の「平形めし茶碗」の催事が出来ましたことをとても感謝いたしております。

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PHOTO:プチグラパブリッシング刊、CERAMIC STANDARD より引用

投稿日: 9月 03, 2016

安土 草多の吹きガラス。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

MWL STOREで取り扱う安土 草多さんの吹きガラス。
高山の工房で食器と照明の吹きガラス製品を創られています。もともと、お父さんの作品が白州夫妻の武相荘、白州正子さんのお気に入りグラスということを知り興味を持って購入し使っていて、いいなぁと思っていたのです。それから何年かが経って、偶然デパートの作品展で息子の草多さんの作品に出会い、その時はお父さんと草多さんが繋がらず、自然に、なんと美しい”ゆらぎ”のあるガラス製品なんだろうって思って、ランプなどもあり、かなりの時間興味を持って見ていました、で、その場で少しお話などしたのを記憶しています。もちろんその当時は自分も自分がお店をするなんて、全く思ってもみなかったので使うという目線で見て、いいなぁと思っていたのです、それが後で草多さんとお父さんのことが分かり、なるほどなぁそうだったのかと納得してしまったのでした。

ガラスは一瞬の仕事の中にすべてが出てしまいます、だからこそ難しい、吹きガラスは似たもの含めて一つとしてまるで同じものはなく、、、だからこの吹きガラス特有の”ゆらぎ”に魅了されるのです。そういう意味で草多さんのガラスはうまい、”ゆらぎ”の達人です。

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吹きガラスは使うほどに、持った時の手にやさしい感触や、口当たりの良さを感じます、一つ一つが丁寧に造られているものに特有で共通すること、大事にずっと使っていきたいですね。

PHOTO:安土 草多