投稿日: 5月 16, 2024

ミーターイー

カテゴリー: 街物語

始まりはこれからだった。

石川町の頃、狭くてまだ洋服がたくさん見せることができなかった時代。でもその頃にうちの店のファンになっていただき、今も通い続けていただいているおきゃくさんはたくさんでいらっしゃる。

うちはその石川町の頃と商品アイテムが変わったこともないし、増えてはいます。一時的に無くなっていても、まだ入荷してまいります。スタッフも同じです。営々と続けています。

洋服が増えていることで新しい楽しみが広がっていますとおっしゃっていただけるおきゃくさまもおられます。

ベーシックだけにせず、それに女性らしさや都会のセンス、今の時代の気分をどう付加していくか、そして品質感をどう保っていくか、さらにそれをも含めたプライスの整合性が取れているかが重要なポイントです。

それらを考えた時、今の僕の答えは 「ミーターイー」にあります。素敵な洋服群で全ての世界があります。

うちの店において、うちの店のものとしてじっくりと育てていきたいと思うのです。

ずっと好きで使っています、ミーターイーを代表するチェック
都会の中でひっそりと潜む、素敵な製品と共に。

紅茶とプリントの国、インド、だから好きです。

この店には「物語」があります。

投稿日: 3月 09, 2024

北山杉

カテゴリー: Philosophy, 街物語, 開物成務

趣里ちゃんを知ったのはこのドラマから。後付けでランちゃん・スーちゃん・ミキちゃんの娘さんやと、お父さんがアキラやとも知って、遺伝子がパンパンな子やんかと。ここの紹介には出てきませんが、京都の街にはなくてはならない、どこよりもレベルが高いパンの街の普通の娘さん役が際立っていました。言葉から当然関西人と思っていたら、違いました。

ここで取り上げるのはこのドラマの良さでなくて、この番宣の後に流れる三分ほどの唄、「北山杉」ですわ。僕には高校から大学まで一緒やった子がいて、重夫は幼稚園から大学まで、その子は京都の子やったから学校までは遠いから、ちょっと大きくなった高校からで、募集人員も少ないから僕らよりも偏差値は若干高くて。その子の家は四条からすぐの松原通り入ったところで、高三ぐらいの時からかなぁ、家によう行ってた、重夫とこかその四条の子の家におるって感じ。その子の家は西陣の大きな呉服屋さん、烏丸やったな最寄りは。京都の知らんことはみんなその子に教えてもろた記憶。ぼんぼんは大学になったらアルファロメオで来てた、その当時に新車のいいのがないと、あえて1750GTveroceというのに乗ってきて、なんやそれ、ええなぁって、アルファの前はお父さんが乗ってた、ルーチェというマツダの車、ロータリーので来てて、おっさんやな、が口癖で、どうしてもベローチェが欲しいと言うてた。その当時の想い出がこの「北山杉」これは歌謡曲やなくて、京都フォーク由来(くるりのルーツやね)やから学生には特に女子にはひびくわけで、そこからまた男の子がひびくわけでしたわ。みんなそんなんや。ま、とにかくこの「北山杉」は別もんやった、詩の内容からして、黒いダッフルコート着て、あのころ〜二人は〜き〜よ〜水の〜ながい石だん、のぼって〜おりて〜青春色の京都のまちを〜 なところが好きでね。最近ではさださんが歌っているけど、上手いけど、違うんやな、ま、あたりまえですわ。

大学になると、みんな場面が変わってきて、彼女とかがついてくる。そうなると、神戸のおしゃれなカフェやレストランパン屋は日常で、特別な春、夏、秋はやっぱり京都やった行くのは、女子がその当時からも喜ぶからや。特に祇園さん、京都の人にも、京都に入ってくる阪急で入る人にも、そこは必ず。(クルマで行ったら当時からえらい目に遭うから)グローバル関西の人らにも特別な時節に使う場所や催事であったわけです。趣里ちゃんの京都弁も大阪弁も上手いで、神戸弁というローカルもありますけどね。僕らが生まれ育った宝塚は微妙で大阪弁と神戸弁が混じってる、微妙なとこやね。おおきにぃ。

アキラってのは傷天のアキラのことやで。

もうそろそろ、洛中の人らにはお尻がモゾモゾっとする頃になってきましたな、今年も暑い夏がきはるで。月鉾〜

投稿日: 1月 19, 2024

白岩 大佑さんの薪(まき)窯の急須

カテゴリー: Made With Love, アルチザンな人たち, 気になるもの。, 街物語, 開物成務

白岩 大佑(たいすけ)さんの、急須としては珍しい薪(まきとは木のこと)の窯の急須。ガスや電気でなくて木を使って焼いている、それによる恩恵は、焼きぐせがある、釉薬をかけない常滑で学んでいる、土を大事にする手法で土そのものと自然にかかってくる、あたかも釉薬をかけたような表情が特徴であって、それは焼き物をする人にはすぐわかるが、火の管理が難しく、歩留まり、つまり生産性、自分の基準を持つ人にとってはよくないものである。焼いたもの全てが作品になることは珍しく、作品となる基準を自分に課せば、上がってくるものはとても少ない、生き残るのはほんのひと握りである。それが本来の薪窯の性質なのだ、これで良しとして世に出すか、否かの世界で常に自分に問う製作の日々が続いていると言える。その見返りにどこにもない美しい表情を手にいれるとも言える。とても希少で貴重なのだ。当然のことながら、価格はそれなりの始まり方をする。焼いたもの全部が作品なるとは言えないからだ。

大昔は皆、木の焼き窯であった、名古屋周辺には1000から窯が存在していたと歴史にあるぐらい、それら全ては木で燃やしていたのだ。今や、いろんな背景があり、簡単ではない、土、燃やす背景、燃料としての木が容易に取得できる地政学的な背景としての立地、それらが全て揃ったとて、学びが必要になる、知見のことだ、生まれながらにない背景としての学び、焼き方やくせ、特徴のことだろう、それは教えてくださる先達に学び、それに加えてデザイン、ただ古いものでなくて、自分の考え、経験、地政学的思想すらを加味して初めて自分の窯になっている。北海道という豊かさである。それらは私たちが想像できる範囲のことであり、なんのなんの、それ以上の難しさが無数に日々対峙してたくさんあることが容易に想像はできるのである。

それらの現在の到達点を私たちは見ている、貴重であるとしか言えないし、レジェンド的な到達点でなくて、まだその半分ぐらいの年齢の若さで到達されているところに、驚きと価値があるように、この時代の白岩さんにである。少しこの世界を学べば容易に気づくことであるし、知れば知るほどに、その急須たちの表情がいとおしくなってくるのは私だけではないだろう。知っていただきたいのである。ただ美しさを美辞麗句で並べるだけでなく、本質をである。

簡単に表現してしまえば、すでに美術品の領域にある。日常使いがである。でも使ってなんぼである。

全ての種類で一律にうちは、税込で33,000円です。

 

 
なんとである、この難しいことをされている。
思わず微笑まずにいられない、蓋のつまみの景色 ここは特徴である、すべての作品の。これにも釉薬はかかっていません。いわば自然釉。スカーレット!
ため息すら出る、焦げパン色、つまりトーストだ、近年お亡くなりになったバーナード・リーチという日本民藝の始祖のお孫さんのジョンがイギリスで作っていた、ティーポットや鍋と表情が同じだ、それはそうだ、やはり木の焼き窯だからだ。焼き締める美しさがここにもある。トーストだね。作品性を理解しよう!
形、色、なんということだろう。
いい景色だ、さぞ美味しいお茶が呑めることだろう。伊勢路の奥、大台ヶ原から流れ出る水で育つ、煎茶で呑んでみたいのだ。MWL にはあります。ホーリーなエリアで育ったお茶が。神話の故郷からのお茶で、神話のような表現のある急須でいただこう。日本人のものづくりの原点。
全てが木箱に入る、それもかっこいい木箱である。どこを見ても詳細のセンスがいい。高いクルマもいいんだが、日本人として生まれて、持つべきは、茶を呑む急須ぞ。

投稿日: 11月 01, 2023

文化の日のイベント

カテゴリー: アルチザンな人たち, 街物語

MWL STORE は元町らしい、創造性の高い厳選された教室、イベント、POP=UP SHOP をご紹介し開催していただいています。

「文化創造性の視点」で優れた活動や創られているものにとても注目しています。

みなとみらい線 元町・中華街駅から歩いて2分、石川町駅からは7分、便利でとても美しい港⚓️のエリアです。

📢11/3(金・祝)文化の日
🍪イギリス菓子とクッキー @cookieartparty 🍪
平井さんにお越しいただき、
紅茶などのお茶と一緒に味わいたい
イギリス菓子を中心とした焼き菓子の販売会を開催します。

混雑緩和と出来るだけたくさんの方に平井さんの
お菓子を食べていただきたいと思いましたので、
12:00-14:00 までの時間帯のみ
MWL STOREオンラインショップで
ご来店予約済みのお客様をご案内いたします。

※MWLSTOREは11:30-18:30 の通常営業でご予約不要です。
予約が必要なのはお菓子のご購入の場合に限ります。

【 ご予約可能時間 】
※各回20分、ご案内は6名さま。
※お菓子は1お会計につき6個まで購入可能。

①12:00-12:20 6名さま 

②12:30-12:50 6名さま

③13:00-13:20 6名さま

④13:30-13:50 6名さま

【 ご予約方法 】
11/1(水) 20:00から、MWL STORE オンラインショップで
受付いたします。お電話やInstagramの DMなどでは
お受けしておりません。

@mwlstorelyce のプロフィール欄から
オンラインショップに入れます。

なお、14:00 からはご予約なしでご購入いただけるように
お菓子をご用意していますが、お一家族さま6個まで、
売り切れ次第終了とさせていただきます。

14:00より前に店内や階段付近で並んでお待ちいただく
ことはご遠慮ください。

MWLSTORE は11:30-18:30 の通常営業のため、
お菓子の購入以外のお客さまもいらっしゃいますので
ご配慮いただきますようお願い致します。
混雑具合によっては整理券など考えたいと思います。

上記以外の詳しいご説明はお手数ですが
当店オンラインショップでご確認をお願い致します。

はじめてのことでご不便をおかけしますが
ご協力の程、どうぞよろしくお願い致します。

皆さまのご来店をお待ちしております♪

◆MWL STORE/エムダブリューエルストア
住所:横浜市中区元町1-28-3階
電話:045-662-5507

⚠️お問い合わせは出来るだけ
下記にメールでお願いいたします🤲
✉️お問い合わせ:info@mwl-store.com

 

 
 
 

元町らしく この街で生きていく。

投稿日: 9月 15, 2023

横浜公園

カテゴリー: 街物語

横浜公園とは球場のあるあたりを言います。YMCAは球場の真ん前にある、いよいよ通い始めました。店からも中華街のど真ん中を突き切って20分ぐらい歩きます。そしたら横浜公園。横浜っていろんな情緒があって、ほんと日本一、贔屓ですね、もう長く住んでいるから。なんでもすぐ近くにあるからちょうどいいです。車の量も、人の数も、横浜駅だけは人が多いかなぁっては思うけれど。他はちょうどいい。プールと片道20分の往復を歩くと脚にはいいと思うんですけどね。どうでしょうか、、、

目で見ると実際はこんなに明るくないです、アイフォーンだから、奥の突当たりは球場、試合してます。

投稿日: 9月 03, 2023

日本の伝統工芸士のハイレベル、九谷の仕事。

カテゴリー: アルチザンな人たち, 街物語, 開物成務

九谷の仕事。丸っと一年がかり、発表までに。昨日から店頭先行販売開始いたしました。数量限定品。次回入荷はかなり先で未定。

九谷の伝統工芸士、それもレベルのかなり高い、お二人の仕事は他にありません。伝統工芸士 x 伝統工芸士

九谷の上絵付けのスペシャリスト、川合孝知 作  「ネコ柄とリス柄」フリーカップとマグカップ、カップ&ソーサ、オリジナリティーあふれる表現は九谷の伝統をアートする工芸と化した。九谷でしか生まれない、たっぷりな絵筆と、一つ一つの丁寧な仕事、九谷五彩。そして川合さんにしか描けない、大人がかわいいと思う絵付け。

それぞれ3種類(カップ&ソーサ 27,500円、マグ 16,500円 フリーカップ 13,200円 税込)あります。手に入るのはココです。

生地は宮腰徳二 作 九谷型打技法のスペシャリスト  手を抜かない仕事がモットーで絵付けの作家さんからも宮腰さんの生地(ボデイ)で絵付けをしたいと言われる。まずの基本はろくろびきした生地を素焼きの型にはめ形成していく、難しくて、今はその継承をする人は少ない、薄く、美しくて繊細。熟練度の高い技術、手間のかかる工程が美しさを創出。

珠玉的絵付け名人 x  型打ち生地名人 九谷の伝統を継承するもモダンで「大人アートな世界」大人の遊び心をくすぐる作品に仕上がりました。特にリスはMWLのためのオリジナルです。

カップ&ソーサー 27,500円 税込
カップ&ソーサー
 
フリーカップ 13,200円 税込
 
マグカップ 16,500円
 
ネコ・カップ&ソーサー  27,500円 
 
 
 
フリーカップ 13,200円
マグカップ 16,500円 
 
 
宮腰 徳二さん 伝統工芸士の熟練した型打ち技法