投稿日: 8月 15, 2025

ウィーン分離派からウィーン工房へ

カテゴリー: 開物成務
上野伊三郎は、祖父の代まで京都の宮大工であった上野工務店の経営者の長男として生まれました。宮大工の修行を行うも、伝統的な技術の習得には飽きたらず、早稲田大学理工学部建築学科にすすみました。卒業後、1922年から4年間、ベルリンとウィーンに留学し、ベルリンでは構造学を、ウィーンでは振動学を学んだといわれ、ウィーン工房を主宰していたヨーゼフ・ホフマンの建築事務所に勤務します。上野伊三郎のウィーンでの活動は謎に包まれたままですが、1925年にリチと出会い、結婚しました。

  2009年に行った時のフライヤーから。

アールヌーボー→アールデコ→ミュンヘン分離派→ウィーン分離派→ウィーン工房→バウハウス→チャールズ&レイ・イームズ→アイクラーホームズ クラッシックからモダニズムそしてモダンさらに量産モダニズムへ。世紀末から大戦後の高度成長までのデザインの系譜である。これをデザインの枝葉を引用しながら学ぶことでほとんどの現代デザインは理解できる。

個人の成長や企業人の成長にアドバイザーやコーチングは不可欠である。社内では無理だ。優れた事業にするためには、なぜか、知らないを知ることからしか気付きやゼロイチなど生まれないからで、それには膨大な量で蓄積されている人から直接聞くのが一番早い。謙虚な個人にである。上からでなくである。年齢じゃなく、気付いた時に着手することが20年も経てば大きな結果になっている。気づけばあっという間である。だから今着手することである。個人でも企業でもである、個人店でもである。

 
 
 
 
MWL STORE 元町におけるリチの壁紙とVITSOEの什器とベンジャミン・ムーアのペイント、壁面の壁の色の部分はすべてベンジャミン・ムーア

上野リチ、その偉大な功績足跡

投稿日: 8月 07, 2025

日本工芸の礎

カテゴリー: 開物成務

金沢に移転した国立工芸館の移転の意味など、白洲正子さんの周辺を辿ると見えてくる。

そして、やはり奈良なのだということも、日本の大事なものはほとんど奈良にある。

東大寺の大仏さんと二月堂、好きですワ。

正子んちで買った日本タオル、さっそく。

襟をただそう、店にあるあらゆるモノの目利きの目を。

投稿日: 8月 04, 2025

工芸

カテゴリー: 開物成務

これは買わんとね、正子を持って鶴川の武相荘に夏休み〜♪ やね。芸術新潮♫ほんまにセンスえーわ。新潮社サイコ さぁ、勉強の夏や

投稿日: 7月 24, 2025

ふるさとは遠きにありて想ふもの

カテゴリー: 街物語, 開物成務
60年前に宝塚市自身が発行した、自分には貴重な本 故郷を想わない日はない
宝であり、塚であるという歴史的な背景
神奈川芸術劇場KAATなどの「舞台」に特別な想いを持ち続ける理由は、ここから。
宝塚大花火大会、もうすでに休止になった何年も前に、人口増加による周辺住宅環境の変化での安全確保の問題、人員やいろんな整備や花火に関わる予算の増大を維持できないことのようです、安全上は無理ですね、ちらほらしか家がなかった時代とは異なりますからね。仕方ないす。でも僕らが子供の頃の一年一度の大きな楽しみだった、二日間ありましてね、宝塚小学校の校庭で見てましたねいつも。
あの強炭酸ウィルキンソンのルーツの場所、自然に湧いていた炭酸水をソーダ水として商品化した、ティーソーダにウィルキンソンを使い続ける理由であります。今は工場は無くなっていて、アサヒビールの工場で作られています。ここは元祖。前に武庫川が流れていて、いつも泳ぎにきていた。
慶應から三井銀行、そして阪急の創業、宝塚歌劇団の創業、小林一三先生の銅像、郊外住宅開発、ターミナルデパート、などなど全て先生の発案である。東急も西武も全てそれを真似た。世界にも類も例もない都市開発の礎、今もまだそれの延長線上にある日本の都市開発。それに東宝という映画というかコンテンツビジネスがついてくるのだから阪急はすごい。東宝とは東京宝塚の略であります。
 
ファミリーランドに併設されてた宝塚大プール、歩いてすぐだった、シゲオとプールと言えばここだった、中学初めの頃かな、ことあるごとにシゲオとファミリーランドだった。
宝塚の奥、西谷地区、市全体の3分の2は山の中やゴルフ場の宝塚 ダリアの花は有名だった。
市が編集した本、京都の淡交社が作っているというさすがな装丁です。

投稿日: 7月 20, 2025

九谷花瓶

カテゴリー: 開物成務

作家の想いが渾身に入り込む花瓶。この詳細の細部を見ていけば、どれほどの絵筆を駆使して色を駆使してこの作品に向かったろうと思う。そしてただ絵を載せるだけでなく、凸凹がある、造形の膨らみが随所にみれて、それが単なる絵筆だけのものでない凄みに至るのです。そして絵を通じて感じる全体のバランスの良さ、それは他作品全体にも言えて、ありきたりな表現と隔世しているレベル。

どうしてこの花瓶ができたのだろう、サイズといい、色、全方角から見ても魅力的な構図ばかりが描かれている。あぁ出会ってしまっている、すでに。

花瓶であります。 
伝統工芸士、その認定を40代前半で受けておられる。その平均は全国でも70代と言われている、産地が認める技量がすでにあったということに他ならない、しかも九谷という産地である。。。私はまずそこに気づいてしまった。切磋琢磨技量が高い産地の話であります。 40代のクリエイティブは自由にして闊達だったと思う、やりたいことでいっぱいだ、経験をようやく積んだかという年齢の入り口ということなのか、しかしそこに見た新世界があったのだろうし、それを評価された方々がいたのだろう。そしてひと所にとどまららずに精進されいる今の日々もあるように思えてならない。並外れているとしか、私には言えない。現在は54歳
 
美しい青 
このあたりの凄さ 
 
 
安土桃屋時代には描けなかったろう、令和の時代の絵面がここには確実に存在している 
 なんともまぁな美しさ 人がいますよ
 
お約束の底面であります 

投稿日: 7月 20, 2025

高い創造性

カテゴリー: 開物成務

とても高い創造性を有しながらも、価格は「中庸のプレミアム」であること。そこが魅了されるポイントであります。僭越ながら、私がいろんな製品に求めて来た理論の集大成でありまして、一冊書けます。川合孝知さんのLike No Other 具合は私にとっての あまりにSuperstar。これからの更にの川合孝知さんの多岐な可能性に思いを馳せて。ほんとうにありがとうございます。3年などあっという間でした。横浜に相応しい作品にお越しいただいています。

2日で2割ほどになりましたが、これからが残り福、稀有な大作の「蛸」も残っています。これは価値あるやがて大物と…

投稿日: 7月 09, 2025

OZUさんが好きでね

カテゴリー: 開物成務

小津さんが好きでね、このブログの10年前の始まりの頃に出てきますよ。モノに対するセンス、カメラの角度、女優の着る、キモノ、このセンスがとにかくすごい、高い大島とかじゃなくて絣のキモノの色とか、これって日本人にしか出せない、決して地味じゃなくて、若い女性に相応しい色合いになってる。そんなこんなのモノを選んでいるセンスが素晴らしい個人。それがOZUさんなんだなぁ、鎌倉に住んでましたね、お母さん大事にしててね。その影響で北鎌に住んでた時期もあった自分。キモノは母からの影響って。僕も宝塚線の踏切の向こうに見えた横が跳ね上がったサングラスにキモノ、日傘の人がいて、派手な人やなぁ、、、って、踏切スレ違いざまに、おかえり!って言われて、え、なんで、おかんか、どこ行くのって。。。キモノですね。